働き方改革に加えてコロナ渦の影響、最近ではFIRE(経済的自立)という概念の普及によって副業でFXを始める人も増えてきました。
しかし、FXを始めたからといって稼げるわけではありません。
中には副業としてFXを考えた瞬間に「FXはやめろ」という反対意見もあるくらいです。
それに、FXはリスクが伴うのでストック型とは言い切れないからこそおすすめしない意見もあります。
そこで今回は『副業でFXをおすすめしない理由は?』をまとめました!
重要な内容をまとめているので、これから副業でFXを始めることを考えている人はぜひ最後まで読み進めて下さい。
- 副業でFXをおすすめしない人の本音
- 副業にFXがおすすめしない理由
- FXに向いていない人の特徴
- 借金によるFXをよく行ってしまう
- 損切りできずにポジションを持ち越す
- 全ての取引で勝ちたいと願ってしまう
- 一発勝負でハイレバの全力取引をする
- FXには勉強が必要ないと考えている
- FXで使用する投資資金が少なすぎる
- どのFX会社でも同じと適当に選ぶ
- FXの副業では他人の意見は関係ない
- 副業のFXで儲けていくための7ステップ
- ステップ①:資金と自分の目標を決める
- ステップ②:自分のトレードスタイルを確立
- ステップ③:スタイルに合ったFX会社選び
- ステップ④:FXの初心者用の本などで勉強
- ステップ⑤:デモトレードで為替相場に慣れる
- ステップ⑥:無理のない少額取引
- ステップ⑦:利益が安定したら金額アップ
- 副業でFXをおすすめしない理由は?まとめ
副業でFXをおすすめしない人の本音
どうしてFXに反対する人がいるのか、ここで知っておくことをおすすめします。
賛成意見と同時に反対意見に対しても目を向けることが大事ですからね。
FXをあまり知らずに反対
何も知らずに「FXは怖い」と考えている人がよく反対しています。
しかし、本当に危険で損をするだけならば個人で誰もやっていません。
けれども、新聞や雑誌で特集が組まれていて、金融庁が正式に認めている実態を見ればFXが必ずしも損失を出すだけでないことが分かるでしょう。
また、FXはギャンブルではなく投資になります。
リスクこそありますが、ギャンブルとは違うことをまずは理解しましょう。
FXの仕組みを理解していない
反対派の大半はFXのルールおよび運用方法について無知の場合が多いです。
しかし、これは自動車の運転と同じで正しいルールを学び、注意しながら運用すればそれで済む話ともいえます。
リスクやルールをよく知らずしてFXで大損した人やネットだけの表面的な情報だけを見て判断する人がいるので気を付けて下さい。
ギャンブルと勘違いしている
一番ありがちな反対意見が「FXはギャンブルだ」という内容です。
確かにこれは一理ありますが、それでもFXをギャンブルにするか投資にするのかは自分次第と言えるでしょう。
単に運任せのトレードでは大損する可能性を高めるのでギャンブルになりますが、リスクヘッジや厳選されたエントリーで運用する場合はギャンブルではなく投資になります。
また、FXは分析して勝率を上げて利益を伸ばせばコツコツと増やせる可能性があります。
ですので、一見するとギャンブルのように見られがちですが、それは個人の問題と言えるのです。
投資運用が怖い裏返し
日本の教育では「投資は危険で怖い」と考えやすく、よく知らないままFXを忌避する人が多いです。
ですが、FXは個人投資家向けとして開始してから既に20年以上の歴史があります。
しかし、損切りやロスカットすら知らず、損失を出す個人投資家が多いのでマイナスの印象が根強いです。
それに、FXをやったことがないか、誤った方法で大損しただけの元投資家の意見がたくさんあるのでネガティブ意見も多くなりがちです。
しかし、それらは「正しい運用」をしていなくてFXをギャンブルにしていた影響になるので、偏った意見に過ぎないでしょう。
副業にFXがおすすめしない理由
副業でFXがおすすめしないとされる理由は以下が多いです。
しかし、全ての人に当てはまるのではありません。
実際にFXで稼いでいる個人投資家もいるので、FXを始めたからといって必ずしも同じ結果になるとは限らないのです。
開始から1年で90%が退場
金融先物取引業協会の調査によれば、90%が1年以内にFXをやめています。
なぜなら、口座数の増加に対して売買が行われている割合が10%になっているからです。
逆に言えば、1年以上のトレードをしている投資家の約60%は利益を出しています。
FXに慣れるまで続けられるかどうかが1つの分水嶺です。
その境を分けるのが「準備」になるので、しっかりとデモトレードで経験した上でリアルトレードをするようにして下さい。
損失を出す恐れがある
投資は損をしながらもトータルで増やしていくことが基本です。
100%儲かる投資は原則的にないので、いかに上手く管理していくのかがポイントになります。
FXのリスクや資金を管理する方法を学び、勉強と実践を繰り返しているのが勝ち組です。
彼らは真面目で基本的に他人を気にせず、ひたすらに為替相場を研究しているので、そういった姿勢でFXに取り組むようにして下さい。
ハイレバレッジで危険
FXのレバレッジを高くすると最大で口座資金の25倍まで大きな利益になる反面、同じだけ損失を出すリスクを背負います。
ですので、初心者には3倍までの低レバレッジがおすすめです。
レバレッジを低くしたまま取引を重ねれば、比較的安全にレベルアップできます。
負けてもやり直しが利く環境で転んでも立ち上がって前に進みましょう。
含み損または大損で消耗する
マイナスのままポジションを保有すれば、決済するまで大きなストレスを抱えてしまいます。
損切りできずに大損するのが典型的な負け組の行動です。
低レバレッジでなおかつ余剰資金の一部というFXで、損切りのストレスが小さいトレードを心がけましょう。
1回のストレスに耐えやすくなれば、損切りを恐れない優秀な投資家に成長できます。
勉強やトレード時間を要する
FXで安定して勝つまでにはかなりの勉強時間と試行錯誤が必要になります。
しかし、トレードは数分で終了させられることから、その点を勘違いする方がよく見られるのです。
ですが、スキマ時間で利益を狙えるFXは社会人の副業にもぴったりの選択肢といえます。
学歴や職歴を問わない投資の世界に入れば自分の新たな可能性を見出せるので、その本質を理解して取り組んでいきましょう。
FXに向いていない人の特徴
続けるほど損をしやすい人の特徴は以下になります。
1つでも当てはまる人は「FXを辞める」か「改善する」どちらかを選択して対策していきましょう。
借金によるFXをよく行ってしまう
損失を出してはならないプレッシャーが強い借金や生活費では高い確率で負けます。
FXでは必ず余剰資金を使い早めの損切りを実行しましょう。
仮に一時的に儲けられても失ってはいけないお金を使っているといずれ大損です。
気を付けて下さい。
損切りできずにポジションを持ち越す
小さなうちに損失を切れない人はFXにあまり向いていません。
なぜなら、退場者の大半は早めの損切りができずに損を膨らませているからです。
FX初心者は自分が生き延びるために、「いかに早く損切りをマスターするのか?」を考えなければいけません。
ここが出来なければ必ずロスカットによって資産を失うことになりますよ?
全ての取引で勝ちたいと願ってしまう
「自分は絶対負けなくない」と考えている方はFXをやめておきましょう。
なぜなら、どれだけ凄腕でも全てに勝つことはできないからです。
小さな負けを積み上げながらその合間に大きな利益を挟むことで、全体でプラスにするのがFXで資産を増やす秘訣です。
一発勝負でハイレバの全力取引をする
常に全力のハイレバ取引をしていると必ず大損をします。
なぜなら、ちょっとした為替レートの変動に耐えられずロスカットになってしまうからです。
二択で当てるギャンブルと同じ感覚では勝てる勝負も勝てません。
FXには勉強が必要ないと考えている
勉強せずに為替相場に挑んでいる人は根拠のないトレードになりやすく、安定して利益を出しにくいです。
トレード毎に勝因と敗因を分析して勝ちやすい取引にしましょう。
勝率を上げていくことで資産が増えていく流れに乗れますからね。
FXで使用する投資資金が少なすぎる
いざFXという時には最低10万円を用意することをおすすめします。
なぜなら、投資の金額が少ない場合は儲けにくいからです。
少額すぎるとハイレバレッジになりやすいので、その点でもリスクが高くなります。
どのFX会社でも同じと適当に選ぶ
自分のトレードスタイルによって最適なFX会社が変わります。
投資する方針に応じて使い分けることも重要なテクニックです。
FX会社にはそれぞれ得意分野があるので、デイトレードと長期投資などの区別で整理しましょう。
FXの副業では他人の意見は関係ない
投資を正しく理解していない他人の意見はあまり参考になりません。
全ては自分自身の判断であり自己責任です。
他人に依存してトレードするのは避けていきましょう。
「FXはやめろ」と言っている人は無視しよう
世間で「FXをやめろ」と連呼している人の大半は感情的に判断しています。
リスクを管理して自分が許容できる範囲に抑えておくことが大事だと理解すれば、世界が変わります。
リスクを適切に扱えばFXは安定した利益をもたらしてくれる可能性がある場です。
FXで儲かる人と儲からない人の差
勝ち組のFX投資家は徹底的にチャートや経済指標をチェックして低リスクの取引をしています。
テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析という勉強と実践のみならず、慎重なエントリーを心掛けているのです。
低レバレッジでエントリーから利食い、損切りまでのタイミングをルール化しているのが勝ち組のポイントになっています。
大きなメリットがあるFX
FXはしっかりと勉強して経験を積むことでリスクを抑えられます。
リスク管理さえ怠らなければ他の投資よりも少額で始められて、大きな利益を稼げるチャンスです。
いきなり高額でトレードする失敗例を避ければ、「FXはやめたほうがいい」と言う人々を後目に着々と儲けられる環境になります。
副業のFXで儲けていくための7ステップ
最後に初心者が副業でFXをやっていく際の7ステップを紹介します。
勝てないトレーダーや初心者トレーダーは意識してください。
ステップ①:資金と自分の目標を決める
「10万円の資金で、毎月1000円を稼ぐ」といった具体的な目標を決めましょう。
このラインによって自分のトレードスタイルがほぼ決まります。
失っても生活に影響が少ない資金だけで、生活費や借金に手を付けないことも大事です。
ステップ②:自分のトレードスタイルを確立
次に、自分のトレードスタイルを考える段階です。
投資用の資金が少ないと短時間で決着をつけるスキャルピングやデイトレードに限定されます。
数日のスイングトレード、半年以上の長期運用は大きな値幅になるため、それなりの値動きに耐える必要があります。
ステップ③:スタイルに合ったFX会社選び
FXは取引回数を多くするほど自分が支払う手数料が増えていきます。
手数料のスプレッドで利益を圧迫しないためにも、できるだけ有利なFX会社を選ぶべきです。
中長期のトレードは比較的少ない取引回数だから、短期トレードと比べてスプレッドを重視する必要はありません。
ステップ④:FXの初心者用の本などで勉強
自分が初心者であると自覚して、入門用のFX本でしっかりと勉強しましょう。
なぜなら、ネットやSNSには嘘の情報も交ざっていて初心者には区別しにくいからです。
たとえば、個人のブログやTwitterでは悪意なく間違った情報も流されています。
楽しんで読める漫画が多用されているFX書籍ならば、初めてでもスラスラと理解することが可能です。
ステップ⑤:デモトレードで為替相場に慣れる
基本無料のデモトレードを触って各FX会社の操作方法に慣れることを推奨します。
FX会社によってトレード画面やチャート機能が違うので、使いやすさを確かめておきましょう。
迅速な操作ができればそれだけ大損を避けやすくなります。
ステップ⑥:無理のない少額取引
FX初心者は失敗してもダメージが小さい少額取引から始める必要があります。
なぜなら、自分のお金を使うと、損失の恐怖や利益の喜びといった要素が加わるからです。
どこまでも手元に入らないお金を扱うデモトレードは適当に判断してしまう恐れもあるので、早めに実際のトレードでFXに慣れていくと良いでしょう。
ステップ⑦:利益が安定したら金額アップ
「ちょうどボーナスがあるから」といきなり高額のトレードを始めたら、焦りによる失敗を招いてしまいます。
ですので、最初は少ない資金でゆっくりと売買を行い、FXを深く理解することが重要です。
まずFXに慣れて、少額でも安定した利益を出せるようになってから、刻むようにゆっくりと取引量を増やしていくことをおすすめします。
副業でFXをおすすめしない理由は?まとめ
FXは副業で高い人気を集めていますが、それでも中にはおすすめしない人はいます。
今回はその理由をまとめましたが、全ての人が同じような結果になるとは限りません。
「正しい方法」でFXを行えばたとえ初心者トレーダーだとしても勝ち組に回ることが出来るのです。
しかし、多くの人は努力もせずに簡単に稼げると思っているので勝てないのです。
ですので、FXで稼ぐ為にも今回の内容を自分自身のトレードへと活かすようにして下さい。
その努力がやがて結果に結びつくのですからね。