今ではSNSやインターネットが普及したのでFXの情報もたくさんあります。
しかし、情報量が多いことがかえって迷わす原因にもなっているのです。
中には間違った情報もネットには蔓延しており、トレーダーではない人がFXについて書いていることさえあります。
そうした環境で多くの質問が届いたので今回は『FXはどうやって勉強すればいいの?!』という内容を現役トレーダーからの目線で解説したいと思います。
FXで稼ぐ上で必要な内容をまとめているので、トレード初心者や勝てないトレーダーは必ず最後まで読み進めて下さい。
FXを勉強する前に知っておくべきこと
急がずに基本を学ぶことでFXを正しく理解できます。
「簡単に」とか「すぐ稼げる」といった考え方は大損の原因になるので捨てて下さい。
FXの習得は半年ぐらい時間がかかる
FXを半年ぐらい勉強すれば安定してお金を増やしていける可能性があります。
しかし、注意点は半年で必ず儲けられるわけではなく、これは1つの目安であることを忘れないでください。
また、「何をどうやって、どんな順番で」という3つを理解した上でFXの勉強を進めていきましょう。
基礎といっても利益が損失を上回るだけの成績にするためには年単位で考えるべきです。
半年は平均的なサイクルなので人によっては1年かかるし、人によっては数年かかります。
その“差”は「適当に勉強すればいいや」という安易な考え方や「勉強方法が間違っている」ということが多いです。
けれども、どちらかに該当するのであれば利益を出せるラインに到達できないので気を付けて下さい。
スキル上達のポイントは基礎固め
FXの基本を身につけなければ自分のトレード手法を確立することも難しいです。
トレード手法を確立する為には為替相場を分析や根拠を持つことでのエントリーが必要になりますが、これらはFXの基礎基本が出来てなければ分からないでしょう。
ですので、独自のトレード手法の確立まで辿り着くプロセスは、用語を覚えることから始まり、決済のタイミングのルール化までの一連の流れということが分かります。
その後は実践と改善に入り、トライ&エラーで何度も繰り返していくことが求められます。
また、忘れてはいけないのが基本をマスターしたから大丈夫ではなく、常にチャート分析を怠ることなくFXと真剣に向き合う姿勢が大事なのです。
ここが出来なければずっと同じところで躓くことになるので気を付けて下さい。
具体的にFXをどうやって勉強していくのか?
では、具体的にFXの基本をマスターするための第一歩を教えていきます。
但し、これはイコール稼げるとは違うので注意して下さい。
「一瞬でも稼ぐ」という意味合いであれば可能かもしれませんが、あくまでもFXのスキルを上げていく為に必要なステップになります。
勉強①:デモトレードでFXを実感
とにかく、デモトレードでFXを体験してみることをオススメします。
なぜなら、デモトレードは自分の資金を失わずに、トレードの楽しさを理解できるからです。
いずれかのFX会社でデモトレードを行えば、勝つ、負けるのどちらでも、「FXにはこういう魅力があるんだ」と分かります。
勢いで自転車の乗り方を覚えていく時と同じで、小難しい理屈の前に自分の五感で知ることが大事です。
実際にお金を投入しなければリスクゼロでFXの醍醐味を味わえます。
勉強②:FXで使われている用語などを勉強
次に、FXの仕組みを知るために専門用語とチャートを見ていく段階です。
もっとも、FXは買う人が多ければ上がっていき、売る人が多ければ下がっていくという、実に分かりやすい流れになっています。
自分が買いで入った時にそこから上がれば含み益になって、逆に下がったら含み損です。
売りで入る場合には逆になります。
専門用語の勉強についてはいきなり全てを暗記するのではなく、分からない単語が出てきた時にすぐ調べることが良いでしょう。
必要なら覚えやすいし、イメージしやすくなります。
トレードと勉強のバランスを意識すべき
デモトレードやリアルトレードを通じて「トレード手法」を確立する必要がありますが、その中で注意すべきことがあります。
以下のポイントに注意しなければ技術向上に支障が出てしまうので注意して下さい。
ポイント①:選んだ1つの手法を徹底的に分析する
FXのトレード手法を追求していくコツは1つに絞ることです。
あちこちに手を出すと何が良くて何が悪いのかを理解できません。
1つの手法をしっかりと再現しつつもそのプロセスを振り返ることで、自分が勉強することを明確にしましょう。
たとえば、「移動平均線と一目均衡表を使う」と決めたらそれだけで通貨の強弱の確認や分析を行い、エントリーとエグジットを決めていきます。
各プロセスで生じた疑問を潰し込んでいくことがFXの上達につながるのです。
ポイント②:インプットとアウトプットはどちらも大事
勉強による知識は必ずアウトプットでスキルに昇華させることが必要です。
ある程度の学習を終えたら次にトレードで検証してみることで、「分かったつもり」を排除できます。
実践によって確認すれば復習としての勉強やネットでの検索と自分に足りない部分を補えます。
最も小さなロットで自分の負担にならないトレードをするのが手っ取り早いアウトプットです。
資金が増減しても1pipsで10円ぐらいの上下ならば、適度な緊張感を味わいつつリアルトレードの練習にできます。
トレード記録をつけながら新しい情報を収集
やりっぱなしではなく、しっかりと過去をチェックしなければ成長に繋がりません。
成長する上で重要な内容になるのでしっかりと確認して下さい。
自分のトレード記録によって振り返る
FXの復習とは自分のトレードの再確認です。
そのためには、負けた時の為替相場の動きや時間帯、エントリーした根拠を見直さなければなりません。
トレード記録をつけることであやふやな記憶ではなく、その時を正確にチェックできる体勢を心がけましょう。
重要な項目はその時のトレンドとチャートの時間軸、エントリーした地点、pips数とロット数です。
利益と損切りの結果も大事ではありますが、結果を導いたプロセス(過程)や考え方が重要ですので、そういった部分を記録するようにして下さい。
Youtubeなどでスピード感のある情報収集
初心者が短時間でサクッとFXを理解する方法としては、Youtubeといった動画がおすすめです。
平均10分間の動画を視聴することで楽しくFXの知識を身につけられます。
音声や動くイラストなどで進んでいく動画は、FXの分野でも大活躍です。
外出先にスマホを使って動画を見ておけば、次の予定までの待ち時間でレベルアップできます。
他の投資家のトレードの様子もFX動画によって確認することが可能ですので上手く活用してください。
FXはどうやって勉強すればいいの?まとめ
FXの勉強方法に正解はありませんが、少なからず経由しなければいけないステップはあります。
人によって勉強時間や進め方に違いはあるかもしれませんが、抑えるべきポイントを抑えなければ利益を出すことも出来ないでしょう。
また、ネットや雑誌ではトレーダーの利益ばかりに目が行きがちで「簡単に稼げる」と勘違いしている人もたくさんいます。
しかし、FXは簡単に稼げるわけではなく、そう言っている人は詐欺だと思っていいでしょう。
プロと個人投資家が同じ土俵に立ってお金を奪い合っていることを考えると決して簡単ではないことは誰でも分かるはずです。
そういった厳しい世界にいることを常に忘れないでください。
それと、FXは地道な努力や検証作業が成長に繋がり、そして利益へと繋がっていきます。
自分の感情は切り離して客観的に考えなければいけないので難しい部分はありますが、それでも年齢や経歴、性別に関係なくして稼げる金額は青天井です。
大変な道のりですがその先には大きなリターンがあるので、可能性を信じて勉強に励んでください。
その姿勢や行動が利益に繋がりますからね。