FXを始める際に気になるのが「税金」になります。
これは過去の私も同じですが、副業でFXを始める方は必ず意識しなければなりません。
いや、副業ではなくてもたとえ学生でも主婦でも社長でもお金を稼いだら必ず「税金」を払うのが国民の義務になります。
ですので、もしFXで稼いで税金を納めなければ脱税になってしまうのです。
「知らなかった…」では済まされない話になってくるので、今回は『FXの税金額はどれくらい?知っておきたい税率や節税の方法!』をまとめました。
仮に今あなたがFXで稼いでいなかったとしても税金は知っておくべきなので、ぜひ最後まで読み進めて税金の知識を増やすようにして下さい。
FXの利益は確定申告の対象になる
FXで年間利益が出たら確定申告を行い、納税をするのかを確認しましょう。
人によって状況が違うのでしっかり確認して下さいね。
FX会社から税務署に報告されている
国内FX会社は原則的に顧客の年間損益を税務署に提出しています。
従って、個人の投資家であっても利益について確定申告と納税をしなければ、脱税として延滞税などが加算された形で請求されてしまうのです。
年間利益で申告の義務が変わる
FXの年間損益を通算したうえで、黒字になった場合にのみ確定申告の義務が発生します。
投資の利益=確定申告というわけではなく、一定ラインを超えた時に行うパターンが多いです。
FXで発生した所得を計算することが第一
税務の「所得」は純利益から必要経費などを引いた残りです。
年間40万円のFX利益でもトレードにかかったネット代、書籍代といった経費が年間20万円であれば、差し引きで20万円の所得となります。
20万円と48万円が確定申告のライン
年間2000万円以下の給与所得者はそれ以外の全ての所得が年間20万円を超えた場合に、確定申告の義務が発生します。
扶養に入っている主婦や学生では、年間の所得が48万円以上で同じように確定申告の対象となり、併せて不要からも外れるのです。
国内FX会社は一律20%の税率
所得が一定ラインを超えたら個人で確定申告を行い、必要な税金を払いましょう。
国内FX会社の場合は『一律20%+α』の税率で、内訳は所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%(法改正などで変化)です。
FXでは損失などの確定申告も可能
毎年の確定申告でFXの損益を報告すると3つのメリットがあります。
FXの運用で使った経費も申告できる
自分がFXで使った経費についてFXの利益と合わせて精算できます。
経費は申告することで効果を発揮するから、節税の手段として頭に入れておきましょう。
損失は翌年から3年間の繰越控除
年間のFXがマイナスでも確定申告によって翌年から3年間の繰越控除の対象になります。
たとえば、今年が大きな赤字でも繰越控除によって翌年の大きな黒字と相殺できる可能性があるのです。
他の投資との損益通算もできる
他社の国内FX、先物取引については基本的に確定申告で損益通算できます。
同じ投資のカテゴリでも株式や投資信託、NISAとの損益通算はできないため、要注意です。
FXがどのような投資か理解しておこう
FXは異なる国の2つで使われている通貨を売買する投資運用の1つです。
為替差益とスワップポイントで利益
為替レートの動きを利用して選択した通貨ペアで売買して成功した場合は、為替差益を得られます。
一方、通貨同士の金利差に注目して高金利の通貨を保有し続けたら、2つの通貨の金利差の分だけ、スワップポイントという利益を定期的に獲得することが可能です。
少額でも大きな取引を行える投資
数千円の資金でもFXならレバレッジで最大25倍の大きな取引を実行できます。
FXは1万円で最大25万円の売買が可能なため、誰でも始めやすい投資です。
条件による比較でFX会社を選ぼう
FX会社により様々な条件が異なっています。
初心者は最低取引単位に注目
最も違うのは通貨の最低取引単位です。
レバレッジ1倍であれば、ドル円で1通貨なら150円ぐらいで売買できるのに対して、1万通貨では最低150万円を用意しなければなりません。
低リスクでFXの経験を積むには少額取引がオススメです。
営業時間はどこでも平日24時間
国内FX会社の営業時間はだいたい平日の24時間です。
株式市場よりも長く、兼業の投資家にも魅力的になっています。
サーバーのメンテナンス時間を除いていつでも取引可能です。
国内FX会社ならロスカットあり
為替レートの変動で預けている資金がゼロになる恐れもあるFXでは、ロスカットが欠かせません。
国内のFX会社はロスカットのシステムや信託保全を完備しており、その中でもサーバーが信頼できるところを選ぶべきです。
FXの利益で確定申告をする際のポイント
FXの納税は会社の年末調整には含まれていません。
FX会社の年間損益報告書を用意
確定申告では、「自分にはこれだけの収入がある」という証明で、年間損益報告書を添えなければなりません。
各FX会社の公式サイト、または公式ツール上でログインした画面で表示して、自分のプリンターで印刷しておきましょう。
海外FX会社の分は税率が異なる
海外FX会社の口座による損益は国内FX会社と違う税率です。
国内とは異なり、海外のFX収入は総合課税の雑所得として扱われ、全体の所得に応じてどんどん高額の税金になっていきます。
領収書をしっかりと保管しておく
FXに使った経費は領収書やレシートで証明することが必要です。
他の用途に使った分を別にしておくのが、後から税務署に尋ねられても経費として認めさせるコツとなります。
もし経費に該当するか分からなければ税務署に相談したり、税理士や会計士に相談してみるのもいいでしょう。
FX初心者によくある質問と回答
以下の3つを覚えておくとスムーズにFXを始められます。
副業でFXをしている会社員の納税は?
副業でも給与の他の所得が年間20万円を超えたら、確定申告と納税を行わなければいけません。
FXとは別の副業も合計した金額で判断しましょう。
税務署は個人投資家のFX損益を把握しているため、未申告は脱税と見なされる恐れがあります。
扶養対象の主婦や学生は確定申告が必要?
給与所得がなくFXだけで収入がある場合には、年間48万円を超えた場合に確定申告と納税の義務が発生します。
その際に扶養から外れて世帯主の税金にも大きく影響するから、十分に気をつけましょう。
FXの利益がない場合の確定申告は?
FXの利益に伴う確定申告は原則的に必要ありません。
もしFXの損失を計上した場合には、翌年から3年間の繰越控除を受けられます
FXの税金額はどれくらい?知っておきたい税率や節税の方法!まとめ
このようにFXで稼いだあとの税金には様々な注意点があります。
しかし、「知らなかった」では済まされないので、必ず把握していなければいけません。
ですが、その中で分からない部分がでてきたら、税務署や税理士に相談するのもいいでしょう。
とにかく分からないことを放置していたり、面倒と思って何もやらないことが後々大きな問題に繋がるので、税金については必ず把握するようにして下さいね。
トレードの資金管理もそうですが自分の身は自分で守らなければなりません。
ここを忘れないでくださいね。