FXを始める人の多くが「FXの勉強時間はどれくらい?」と疑問に思います。
なぜなら、出来ることならすぐにお金を稼ぎたいからです。
これはFXを始めた頃の私も同じ考え方をしていましたが、「投資」であることを踏まえると、大切なお金を1円でも失いたくないのが本音だと思います。
では、一体FXの勉強時間はどれくらいでしょうか?
今回は『FXの勉強時間』をテーマにお話ししたいと思います。
※筆者はトレード歴10年以上になります。
FXの勉強時間はどれくらいなの?
模範解答のないテストで点数を取り続けるのが、FXです。
言い換えると「勉強したからといって勝てないのがFX」と言えます。
人によっては「じゃあ勉強しなくていいんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、結論から言うとFXに勉強は絶対的に必要です。
正直FXは勉強してもしなくても勝つことはできますが、それは一時的な勝利でしかなく、これが「勝ち続ける」となるともはや勉強は必須となります。
まずはここをしっかり理解した上で先にお進みください。
数年の勉強で一人前のトレーダー
FXで安定収入を得るまでには、だいたい数年かかります。
なぜなら、難関資格の受験や、まだ何も分からない新卒が専門職として仕事ができるぐらいの勉強が求められるからです。
「数ヶ月で常勝トレーダー」などのキャッチコピーが巷にあふれてますが、それらはあまり信用できません。
それに、学校のテスト勉強とは違うので、一夜漬けのような付け焼刃は選べないことを忘れないでください。
初心者はまず投資家の思考への切り替えからスタートするため、最初の数ヶ月はまともに利益を出すことは難しいです。
仮にそこで利益を出したとしてもそれは『ビギナーズラック』になるので、実力と勘違いしないようにして下さい。
実際私は最初の3ヵ月で資金が3倍になって、そこから3ヵ月でその利益を全て失いましたから…(笑)
いかに続けられるかが鍵
張り切り過ぎて、たった1ヶ月で力尽き、後はチャートを見るのも嫌だというパターンが、大半の初心者の辿る道です。
学校の勉強や仕事の効率化と同様に、毎日30分ずつFXを学ぶ時間を作ることで、燃え尽き症候群を防ぎましょう。
プログラミングのように正解がある分野ではないため、1日4時間、8時間ずっと続けても、体力が消耗するだけです。
無理やりではなく、自分の生活の一部としてFXを取り込み、無意識にチャートや書籍、あるいは役立つ知識があるサイトを閲覧するような習慣にまで落とし込むことが鍵となります。
FXの勉強は半年間がポイント
為替相場という大海へ漕ぎ出す前に、しっかりと準備をしておくべきです。
その準備を無視してトレードしてもそれは投資ではなくただのギャンブルになります。
ですので、勝てる確率が高い状態になるまでリアルトレードは控えるようにしましょう。
FX勉強方法①:書籍やチャートを見ながら勉強
最初に、FXの書籍などで基礎知識を学びながら、チャートを見る生活が始まります。
為替相場で生き延びている経験者の多くは、初心者の段階で暇さえあればチャートをよく眺めていたのです。
どれだけ威力がある武器でも、当たらなければ意味がありません。
それと同じで、チャートという実践の場に立ちながら、基礎知識がどのように役立つのかを確認することがポイントです。
最初のうちはチャートの観察とそれ以外の勉強を8:2の割合くらいがいいかと思います。
そして知識がついてきたらその比率を徐々に変えて実践の割合を増やすようにして下さい。
FX勉強方法②:優位性のあるトレード手法の確立
チャートをじっくりと観察したら、次にデモトレードで自分のトレード手法の研究です。
自分なりに「この局面なら勝てそうだ」といった考えがまとまってくるので、それを形にしましょう。
そしてデモトレードは自分のルールに基づいた売買の実行と利益の増加を検証していく場になるので、そこに集中するようにして下さい。
その中で問題点が見つかったら勉強し直して改善、再びデモトレードで検証…といった形でブラッシュアップが必要です。
また、過去チャートによるバックテストを行いたい場合は専用ソフトの購入をお勧めします。
FXを始めて半年~1年までにやるべきこと
自分がFXで勝てる根拠を作ったら、いよいよリアルトレードへ移行します。
しかし、リアルトレードに移行したからといって勝てるわけではありません。
少なからずスタートラインに立ったに過ぎないので気を抜かないでくださいね!
少額のリアルトレードで最終調整
デモトレードで統計的に実績を出したら、FXならではのメンタルダメージに備える段階です。
リアルタイムで為替レートが動くため、「エントリー後にポジションが気になる」「すぐに利食いしてしまう」ことでの精神的ショックを緩和しなければなりません。
ですが、少額のリアルトレードを数ヶ月間行えば、精神的な許容量が増えます。
自分のメンタルに最適な枚数についても、この最終調整で見つけることが可能です。
損切りによる目減りに注意しながら、毎月の成績でポジションの増減をして自分のメンタルの許容範囲を把握するようにして下さい。
ロットを2倍にすると、メンタルには4倍の負担がかかります。
ロットを上げることで月10万円の収入も可能
FXは資金の量に応じてポジションを増やせる投資になるので、10万通貨などのロット数で運用できれば月10万円の利益も視野に入ります。
しかし、前述したようにロット数が増えるとその分リスクも増えるのでメンタルが持たない可能性があります。
無理せず段階的にロット数を上げていき、利益も上げていくようにしましょう。
また、1年以上の勉強と実践によって苦労を積み重ねれば、やがてその領域で活躍できるようになります。
それだけでなく、トレードの精度や安定性を意識して運用することで、次第に利益も安定してくるでしょう。
全て自分で行うからこそ、誰にも邪魔されず、着実に上の段階を目指せるのがFXの良いところです。
自分のペースで学びながら運用するようにして下さい。
収入面に関しても、会社員の給料だけで年収1,000万円になることは難しいですが、FXの収入を加えれば決して無理な話ではありません。
実際私の知り合いのトレーダーにも年間数億稼ぐトレーダーがいるので、たとえ会社員だとしてもFXだけで年間1,000万円も夢のではないのです。
FXは勉強した分だけ生涯のスキルとして身につくので、諦めずに地道に勉強していく事をお勧めします。
FXの勉強時間を積み重ねる
最低でも数年間は勉強に費やすと考えて、自発的に頑張ることが大事です。
実際、私もサラリーマン時代にFXを始めましたが(今から10年以上前)、今ではそのFXのお陰で自由に暮らすことが出来ています。
すべての人が同じようになれるわけではないかもしれませんが、それだけFXには可能性があると思うので勉強して損は無いでしょう。
このサイトでもFXに対する情報がちりばめられているので、読み漁ればそれだけでプラスに転じる人はいるかと思います。
諦めないでくださいね!
FXの勉強の習慣化で負担を減らす
物事を始める時に一番労力がかかるので、いかにして「日々のルーティンとしてFXの勉強を組み込むのか?」が問われます。
たとえば、朝の出勤前の15分、ランチタイムの10分、就寝前の30分と、考え方次第で1日に合計1時間以上を確保することが可能です。
時間帯を分ける、チャートを分類して復習することも、勉強の質の向上に繋がるので意識してみて下さい。
悩んでも勉強を続けることが大事
自分の成長を感じられず、チャートの意味が分からず戸惑う時にも、FXの勉強を続けましょう。
一般的なスランプに陥っても、感情を交えずに同じ作業をすることで、やがて壁を突破できます。
成果が出なくなったと騒がず、モチベーションが少し下がっても構わずに、自分のスキルを高めるべきです。
勉強中の壁は成長へのジャンプ台
許容量を超えた情報が入ってくると、しばらく混乱することが多いです。
それまで理解できていたはずのチャートが、より広い視野になったせいで別物に感じることもあるでしょう。
しかし、脳が情報を整理すれば、そのフリーズやパニック状態から回復するので、怖がる必要はありません。
これらは壁を越える際の通過儀礼で、FXスキルの向上として正しい勉強をしている証拠ですからね。
FXの勉強時間まとめ
FXの勉強時間といっても、その時間は人によって様々です。
時間がある人なら1日3~4時間、時間が無い人なら1日15分とか30分かもしれません。
しかし、それよりも大事なのは続けるということになるので、いかにして習慣化できるようにするのか?を重視するようにして下さい。
無理して1日数時間勉強して三日坊主になるよりも毎日10分して年単位で続けられる方がよっぽど成長します。
ですので、自分の生活スタイルにFXを馴染ませることからすべてが始まるので、1日の勉強時間はそれぞれが決めていいでしょう。
ただ、強いて言うのであれば最低でも1日1時間を勉強時間に費やせるといいかもしれません。
でも無理しないことが大事ですので、自分のペースで進めて下さいね。