FXを始める際に気になるのが「儲かるかそうでないか」という部分でしょう。
正直、その可能性を知ったからこそ私もFXを始めたのであり、実際に良くも悪くもFXの恩恵を受けることが出来ています。
しかし、これからFXを始める人にとって“FXが儲かること”は分かっていても、“儲かる確率”の方が気になるかもしれませんね。
そこで今回は『FX初心者が儲かる確率は?どうすれば儲けられるの?』をまとめました!
FXで儲けられるか…と悩む方はぜひ最後まで読み進めてください。
なぜ50%以上の投資家が負けるのか?
1年間に利益収支で終わっているトレーダーは、実に全体の40%以下です。
では、なぜ半数以上のトレーダーが稼げていないのでしょうか?
その“原因”をお伝えていていくので、自分に当てはまるのかチェックしてみてください!
稼げない原因①:損失を取り返そうと焦る
目先の損失を取り返そうと焦るのは、FXでは悪手になってしまいます。
なぜなら、十分な根拠がない状態で感情的な取引をしてしまうからです。
負けを引きずり、そしてその負けをすぐに取り返そうとするその“焦り”が更なる損失をまねく原因になるので気を付けてください。
損切りは次に勝つための必要経費と考えて受け入れることが重要ですからね。
稼げない原因②:コツコツドカンの連続
昔の私もそうでしたが「小さな利益を取り続けてそれに対して大きな損失を1回出すトレード」が負けトレーダーは非常に多いです。
しかし、これは初心者が必ずと言っていいほど通る道ですが、改善しなければ遅かれ早かれロスカットすることになるでしょう。
ですが、このようなコツコツドカントレードは「エントリーする前のテクニカル分析」と「利益確定・損切りの幅の設定」で解決できるので、同じ状況の人は意識するようにして下さい。
また、IFO注文などの連続注文も取り入れるなどして必ず改善していきましょう!
稼げない原因③:自分のルールを守らない
せっかく自分で決めたルールを破るか、そもそもルールを作らないままでは損大利小のトレードになりがちです。
時には感情的になる場面があるかもしれませんが、それでも無駄な損失を防ぐ為にもそれを順守しましょう。
また、ルールがない場合は投資ではなくギャンブルです。
同じ失敗を繰り返さない為にも必ずトレードルールを作るようにして下さい。
FXで利益を出すための3つのポイント
FXで早く収益を安定化させるためには、以下の3つのポイントが重要です。
自分自身が出来ているかどうか?確認してみてください。
終わったトレードを引きずらない
過去の取引をベースに考えてしまうと、理屈を無視した感情的なトレードが常態化してしまいます。
含み損がなくなるまで…
前の損失をカバーできるまで…
無意識的にそんな思考を優先したトレードになってしまうのです。
ですので、いかに気持ちを切り替えて自分のルールに従えるのかが、FXで稼ぐ上では重要となります。
売買の判断基準をルール化
FXには色々な要素があるので、優位性のあるトレードを続けるためにもルール化が必要です。
例えば、
- 取引する時間帯
- 通貨ペア
- 数量
- エントリータイミング
- エグジット
これらは一例になりますが、トレードのルール化をするようにして下さい。
その中でもし、ルールに問題点が見つかったらその都度修正して正しい形へと改善していけばいいので、その為の“基準”を作っていきましょう。
損大利小という典型的な負けトレードを回避する為にも疎かにしないでくださいね。
チャンスがくるまで待つ
様々な地合いがあるFXでは、自分にとって優位性のあるタイミングまで待つことが大事です。
しかし、大部分のトレーダーが焦ってエントリーを行い、その結果、騙しに引っかかって資産を失っています。
けれども、仮に絶好のタイミングを逃したとしても、待っていれば意外に早く次のチャンスがやってくるのが為替相場です。
「待つのも相場」という格言があるように、辛抱強くその瞬間を待つことができるかどうか、がトレーダーとしての成敗を分けることになると言えるでしょう。
安定するトレードルールを作るコツとは?
ここではトレードルールを作る為の“ヒント”をお伝えしていきます。
しかし、必ずしもこれだけが全てでは無いので誤解しないようにして下さい。
他にも重要なことはありますが、全てを載せることは難しいのでその中から今回は3つをご紹介したいと思います。
モデルになるルールを探す
自分が理解できる内容で使えそうなFXのルールを探すことが大事です。
全て自分で考えると大変になるので、成功している投資家のブログや書籍を参考にして見るといいでしょう。
但し分からなければ前述したように、
- 取引する時間帯
- 通貨ペア
- 数量
- エントリータイミング
- エグジット
最低限でもこちらを明確化するようにして下さい。
ですが、他のブログや投資家で「すぐに稼げると謳っている手法」は詐欺の可能性が高いので避けたほうが無難です。
FXで必ず勝てるルールはなく、結果をアピールしすぎている場合は講演への参加や商材を買わせるのが目的というケースが多く見られるので注意して下さい。
自分の性格や生活環境を考慮しよう
自分の性格や毎日の生活パターンに合わせたトレードルールを作らなければいけません。
例えば、ある人が「損切り10pisp」というトレードルールだからといっても、あなたが同じ環境で出来なければそれは実現不可能なルールになってしまいます。
これでは“形ばかりのルール”になってしまうので、自分自身の性格や生活環境を踏まえた“現実的なトレードルール”を作るようにして下さい。
リスクリワードを考える
長期的にFXで稼ぐ為には、利益と損切りの幅を示すリスクリワードを意識する必要があります。
そして、基本的には最低でも「1.5(利益÷損切り)以上」にするべきでしょう。
その理由としては、勝率40%でリスクリワード1.5がひとまず目標とするべきラインだからです。
なぜなら、
利益45pips×4回-損切り30pips×6回=0pips
決して高くはない現実的に目指せる目標としてここを設定しておき、そしてここから上振れすればプラスになるので基準としたのです。
但し、最低ライン(損益ゼロ)になるので、最低限でもこのラインは超えるようにするといいでしょう。
自分のルールを段階的に確かめよう
FXの自分ルールが完成したら、次は確認作業です。
事実、ルール作りはスタートラインに立っただけでゴールではありません。
そのルールを守り、そして機能して利益が出るところまで確認しなければ意味が無いのです。
ここが難しくあり重要な作業にもなるので怠らないようにして下さい。
デモトレードで安全にルール確認
トレードルールが確立したらバーチャルのデモトレードを利用して、自分のルールのリスクリワードと勝率のデータ収集を行っていきましょう。
デモトレードとは、メールアドレスなどの簡単な登録だけで使える無料のサービスです。
それにもかかわらず本番と同じ環境で、疑似的なお金(仮想通貨ではありません)を用いることができるため、損失を出すことなく納得できるまでルールの確認を行えます。
少額の本番トレードで検証
デモトレードで検証が完了した段階でリアルトレードへと移っていきましょう。
但し、いきなりリアルトレードで運用しても損失を出す可能性があるので、まずは1000通貨単位の少額取引をオススメします。
ですが少額といっても、実際に自分のお金を使ったトレードとデモトレードの違いを知ることができ、自分のメンタル状況についても知ることができるでしょう。
この時、自分のお金が増減することから感情的になる人もいれば、ルールを破ってしまう人もいます。
ですので、自分がどのような感情を抱くのか確認しながら実践経験を積むことを意識してください。
失敗を積み重ねても小さな被害で済むので、どのような時にどのような感情になるのかをしっかりと学習していきましょう。
問題点からルールを改善しよう
トレードをしたら記録をつけて、仮にその際に問題点を見つけたらすぐに修正するようにしましょう。
「めんどくさい」という怠惰な姿勢で放置すると、時間の経過とともに大切な資金を失うことになり、迷走する原因にも繋がります。
ですので、早い段階で問題を見つけ出し、そしてトレード手法を継続的に改善していくことを忘れないでください。
一度ルールを作れば終わりではないですからね。
FX初心者が儲かる確率は?どうすれば儲けられるの?まとめ
いかがでしたか?
FX初心者が儲かる確率は決して高くはありませんが、それでも不可能ではありません。
それに、会社で年間100万円を上げようと思っても絶望的ですが、FXではそれが十分可能です。
このように“可能性”という意味を考えれば全員にチャンスがあり、全員が青天井に稼げる可能性を持っているのがFXになります。
但し、これまで述べてきたようにFXは厳しい世界であることに変わりはありません。
しかし、その厳しい世界で生きることで、今までとは違った世界に住むこともできるので挑戦する価値はあると思います。
実際、私は学歴や経歴が高くありませんが、FXの世界で生き残ることができていますからね。