FXで勝てない人はその理由をハッキリさせることが大切です。
これは勝っても負けても同じですが「勝てない…助けて…」と嘆く多くの人は理由を明確にできていません。
それだと“勘”でトレードすることになり、ギャンブル性が強くなってしまいます。
ですので、「FXで勝てない人」は特に理由を明確にして、そして勝てなかったトレードから学ぶようにして下さい。
FXで勝てる理由を掴むまでの流れ
実際にFXで勝てない人が成功するまでにはいくつもの道を通っています。
もし、あなたが現在FXで勝てないのであればぜひとも参考にして下さい。
ビギナーズラックによる錯覚
初心者は、FXでお金を減らす段階からスタートしてすぐに利益が出ると思います。
しかし、これは単なる奇跡に近いもので「ビギナーズラック」とも呼ばれる現象です。
実力ではなく、勘とか運による利益になりますが、トレード初心者の多くは「自分の実力」だと勘違いしてしまいます。
私もそうでしたので気持ちは分かりますが、たとえ利益が出たとしてもそのトレードルールが有効であるかどうかを見極めるようにして下さい。
もしトレードを続けていく中で負けが続くようであれば一旦デモ口座へと戻ることをオススメします。
最初の3ヶ月が重要
スタートしてからすぐにビギナーズラックが訪れますが、多くのトレーダーはその後すぐに負けだし、FXの厳しさを味わうことから辛い時期が続くでしょう。
しかし、この時期が物凄く大切で、全てを放棄してしまうのであれば成長はありません。
たとえ1ヶ月目は-1万円、2ヶ月目は-5,000円の場合でも、損失が減っていることが成長の証です。
ですので、勝てないからといって自暴自棄になるのではなく、トレード回数や手法などをしっかりと見つめ直して負けトレードから改善するようにして下さい。
最初の3ヵ月はそういった意味でも自信を失い、すべてを投げ出したくなるかもしれませんが、地道に努力して前に進んでいくことを忘れないでください。
経験年数長いからといって勝てるわけではない
FXの世界では「経験年数」が長いからといってイコール勝てるようになるものではありません。
反対に経験が長くなればなるほど自分の考えに固執してしまい、損切りや利伸ばしが出来ない場合も多いのです。
ですので、経験年数よりもトレーダーとしての姿勢や考え方が「勝てるトレーダーと勝てないトレーダー」の差を分けることになります。
勝てないトレーダーは反省しない
上記の3ヶ月で成長できるのは、勝てない人から勝てるようになるまで頑張った場合だけです。
「いつまでも勝てないから、FXでは儲けられない」と決めつけたら、そこまでになってしまいます。
勝てないトレーダーは結果だけしか見ておらず、そこに至るまでのプロセスを見ていません。
なぜポジションを持ったのか?
なぜ利益になったのか?
どこで決済するのか?
明確な根拠を他人に説明するレベルまで熟知していなければならないのです。
「日足の下降トレンドで、直近のショートカバーからの安値更新のため、そのラインを損切りとして売り、1日待っても当初の予定よりも伸びないので決済した」
と、具体的に考えなければそれは勘と同じになるので気を付けて下さい。
同じ失敗を繰り返さないことが重要
同じ失敗を繰り返さないためには、自分のトレードをしっかりと分析することが必須です。
どれだけ嫌な気分になっても、客観的に負けた原因を見つけて、さらにどうすれば勝てたのかを模索しましょう。
FXの初心者は50%以下の勝率から始まります。
しかし、自分の経験から取引ルールを改善できない人は1年経っても勝率が低く、でも損失は大きい『負け組』のままです。
でも、こまめに自分の取引を振り返れることで、自分がなぜ勝てないのか共通点を見つけられるようになります。
手応えを感じるまでは辛いですが、負けるパターンを減らしていけば、やがてお金を増やせるので、諦めないでください。
FXで勝てない3つの理由とは?
FXで勝てないと感じたら、以下の3つの理由をチェックしてみましょう。
意外に自分ではできているつもりですが、客観分析(チェック)することで出来ていない部分が見つかるので紙に書き出してみて、一度自分のトレードと照らし合わせて見て下さい。
チェック①:リスク管理を理解していない
FXのリスク管理とは、損益のバランス、つまり『リスクリワード』です。
基本的には利益1回分で損失3回分をカバーできることが好ましく(期待値3以上)、初心者はだいたいこの逆を行っています。
高勝率で小さな利益を積み上げていく方法もあり、それは個人によって違いますがリスク管理を把握していなければ意味がありません。
あなたは自分のトレードの“リスク”を把握していますか?
チェック②:事前に注文と決済を決めていない
考えなしでポジションを持っていると、月度で赤字になります。
なぜなら、自分のポジションを持った根拠や、目標にする利益確定と損切りのポイントが分からないからです。
FXの注文と決済のシナリオ(戦略)を予め考えておく癖をつけると、自分の取引を見直しやすくなります。
トレードも戦略が“すべて”になるので、ここを怠らないようにして下さい。
チェック③:テクニカル分析を疎かにしている
チャートの形状から今後の値動きを予想することが、FXで最も重要です。
テクニカル分析というノウハウがあるので、まずは代表的なパターンから覚えましょう。
現在の為替レートが割高なのか、割安なのかを読めるだけでも、かなり楽になります。
たとえば、安すぎる状態で売りを狙うよりも、上抜けで買ったほうが勝率も高く、なおかつ、大きな利益になるのです。
あなたはテクニカル分析がしっかりと出来ていますか?
初心者がFXで勝てない理由はシンプル
FXで勝てない理由はシンプルで、知っておくだけで疑問を解消できます。
しかし、知っているからと言って「出来る」わけではありません。
それを実践レベルで使いこなすことができてはじめて「分かる」と言えるのです。
FXを複雑に考えすぎている
リスク管理とテクニカル分析の2点を押さえれば、FXでの勝率は格段にあがります。
しかし、相場理論やメンタルの本を読むことでかえって難しく考えすぎてしまう人もいるのでそこは注意が必要です。
そして学歴が高い人はすべてを完璧主義で考えてしまうので、FXで勝てないケース場合が多くなります。
世間で有名なトレーダーの真似をしても、それだけでは勝てるようにはならないので気を付けて下さいね。
勝ち負けでやり方を変えている
勝てるようになっても、FXでは負けたまま終わる日や月があります。
なぜなら、相場の地合いによっては、普通に負けるからです。
短期的に負けても、その後に続けていれば取り返せることが珍しくないので、取引ルールを破らないように気をつけましょう。
連敗しただけで破綻する場合は、そもそも過剰な資金やポジションの持ちすぎと言えます。
自分の勝ち負けの理由を見つけながら、怠けずに勉強を続けることも重要です。
勝っても負けても常に根拠を持ち、自分の糧にしていく必要があるので気を付けて下さい。
勝てない助けてと嘆くFXトレーダーが意識すべきことまとめ
FXは本当に奥が深いもので、「○○をすれば勝てるようになる!」ということはありません。
なぜなら、人によって勝てない原因というのは異なり、それに考え方やチャートの見え方も違ってくるからです。
しかし、勝てるトレーダーには共通点があり、今回はその共通点や勝てるトレーダーの考え方を紹介しました。
もしあなたが「勝てない…助けて…」と嘆くようであれば、一度自分自身のトレードについて見直してみてください。
そこには何かしらの原因があるので、その原因を取り除かなければ同じことを繰り返すことになってしまい、大切なお金を失ってしまいます…
逃げたくなる気持ちも分かりますが、しっかり現実と向き合って乗り越えて下さいね!