FXを始める際に誰もが恐れるのが「失敗」になります。
「損失を出したらどうしよう…」
「失敗の確立はどれくらいか?」
「どうすれば失敗しないの…」
そんな不安を抱くかと思います。
そこで今回は『FXの失敗率は?失敗しない為の方法を伝授!』をまとめました。
失敗を避けるためにも最後まで読み進めてFXで利益を出してください。
データで見るFXの成功と失敗
信頼できる団体の調査によればFXで儲けている人は意外に多いです。
FXは1割しか勝てないイメージが強いですが、この数字を見ることによって希望を得られるのかもしれません。
50%以上が利益を出している
2019年4月の金融先物取引業協会の調査によれば、FX投資家の『約60%』が勝ち組です。
逆を言えば『約40%』が損をしているので、世間のイメージよりも少ないと言えます。
また、この調査の対象はFX歴1年以上になっていて、5年以上も40%を超えていることが特筆するべき点です。
但し、もしFX歴1年以下が対象だったら負け組が70%を超えていたと指摘する有識者もいるので注意しなければなりません。
失敗の原因の約80%が損切り
上記の調査結果では損切りによるFXの失敗が『約85%』であることが分かっています。
「損切りができず」が最も多いのですが、FXで失敗する原因は他にもいくつもあります。
逆に言えば損切りをしっかりと行うことが出来れば勝てる可能性も上げることが出来るのです。
しかし、損切りが出来たとしても優位性のある局面でエントリーが出来なければ「根拠に乏しいトレード」になってしまうので、それでは意味がありません。
ですので、独自のトレード手法を確立した上で、その手法が有効的に活きる相場状況で使うように意識してください。
損切りで失敗を防ぐ3ステップ
FXの損切りは以下の3つの手順で上達させられます。
もし「損切りが出来ない…」という方はぜひ参考にしてみてください。
損切りの金額を決める
投資している金額の2%までが1回のFXで許容できる損失です。
資金100万円で運用している方であればその2%は2万円ですので、10万通貨でトレードする際は20pipsの位置が損切りラインになります。
ここを絶対的に守るようにして下さい。
厳密に定義する必要はありませんが、損切りルールを決めた場合は必ず守るようにして下さいね。
必ず損切り注文を入れる
最初のポジションを持つ注文と同時に損切りの注文を積極的に利用するようにしましょう。
後から損切り用の逆指値を入れてもいいのですが、どうせ同じ作業するのであれば注文と同時に逆指値を入れた方が手間も省けます。
それに、値動きによる心理的な問題も解決されるので注文時に損切り注文を入れた方がいいでしょう。
後から損切りと利食いの注文
けれども、ポジションが発生した後に損切り用の逆指値を入れておくのも1つの方法ではあります。
なぜなら、目の前の為替相場の動きを見ながら損切りの幅を調整できるからです。
ですが、そもそも損切りが出来ない人であれば目の前のチャートの動きに惑わされてしまうのでポジションを持つ前に逆指値を入れるようにして下さい。
始める前に失敗要素を潰す
大損で挫折する未来を避けるためにも失敗する要素を潰しておきましょう。
トレード前にFXの失敗要素は既に分かっているので、同じように過ちを犯さないように事前準備しておくことが大事です。
資金における注意点
FXで生活費や借金を使うと余裕のなさによって高い確率で損失となります。
投資する金額が少なすぎても負けやすいので、強制決済になりにくい資金30万円ぐらいを用意することをおすすめします。
そして大損をしないためのリスク管理(1回の損切り2%)と、最大でも10倍までのレバレッジを心がけることも大事です。
FXの環境を整えよう
勉強をしないままのFXはギャンブル取引になりがちで失敗する原因です。
勉強を取り入れることで相場の方向性と自分のスタイルを掴めるようになり、自然と勝率を高めることも出来るのです。
ですので、それぞれのFX会社の強みを理解して、自分のトレードスタイルによる使い分けも忘れずに行いましょう。
負けて感情的にならない
「上下の二択だから」とギャンブル的に考えず、テクニカル分析によるチャートの形を捉えるべきです。
それに、負けを取り戻すような感情になったら冷静さを保つ為にも相場から離れるようにして下さい。
また、自分のルールを無視した時に失敗しやすいので、損切りの直後にこそ冷静に自分のトレード結果を分析するようにして下さい。
但し、これは負けた時だけでなく勝った時も同じように分析するべきです。
特に負けた時しか分析しない人がいますが、むしろ勝った時にその要因を把握しておくことが重要になります。
情報収集から取引までつなげよう
情報を精査することがFXの失敗を事前に防ぐことも可能です。
但し、知識があれば必ず勝てるわけでは無いので注意して下さい。
FXは情報によって変わる
SNSやネットの意見を鵜呑みにすると損切りになるリスクが一気に高まります。
これは昔の私も痛い目を遭いましたが、掲示板で「ご意見番」のような立場の人が発言するとあたかもその通りに相場が動いているように思えてしまいます。
ですが、アナリストやネットの意見を参考にしたとして、仮に大きな損失が出たとしても誰も保証してくれません。
ですので、FX会社からの公式の為替ニュースのようなファクト情報を入手して自分で判断するようにして下さい。
よくあるトレードの失敗
常にポジションを持つポジポジ病でムダな損失を出すことはもってのほかです。
確かにチャートを見ているとトレードしたくなりますが、トレード回数を増やせば利益が上がるわけではありません。
むしろ、リスクが増幅する場合もあるのです。
ですので、ポジポジ病だと思う人は今すぐチャートから離れてその習慣を正すようにして下さい。
また、複数の通貨ペアを同時に扱う、あるいは、スワップポイントが欲しくて高金利通貨を持ちたがるのも負け組の典型的なパターンです。
自分の分析や戦略ありきであれば問題ありませんが、多くの場合そうでは無いので当てはまる人は気を付けて下さいね。
そして、リスクを抑える為にも為替レートが大きく飛ぶ可能性がある週末におけるノーポジションや大きな経済指標や要人発言の直前までポジションを畳むことも大事です。
週明けに値が大きく変動することも多々あるので、あらゆるリスクを省いたトレードを心掛けて下さい。
海外FXは痛い目を見やすい
日本に拠点がない海外FXは出金ができないトラブルが日常茶飯事です。
唯一の接点であるホームページやメールアドレスがなくなったらもう連絡できません。
実際に海外のFX会社の都合で口座が凍結され、ログインすら不可能になる事例も目立っています。
稼ぎすぎたことで口座凍結をされたケースすらあって信用してはいけないレベルです。
その点、法律で信託保全を義務づけられていて金融庁がきちんと管理している国内のFX会社では預けた資金が不当な理由で没収されることは無いのでお勧めとなります。
ですが、どちらもメリット・デメリットあるので両方を把握した上でどちらの口座を使用するのか決めるといいでしょう。
FXの失敗率は?失敗しない為の方法を伝授!まとめ
FXを始めて成功する人と失敗する人には大きな違いがあります。
それこそ、失敗する人はトレード管理していなかったり、勘でエントリーしていたり分析せずにトレードを続けたり…そのような場合が多いです。
しかし、成功しているトレーダーは1回1回のトレードに全神経を集中させていて努力も怠りません。
地道な積み重ねもしているので、そうした工程を見ると勝っている理由が分かるでしょう。
FXは一概に「○○をすれば失敗しない」というわけでも無いので、もし現在負け越しているのであれば抜本的に何かを変えなければいけません。
その“何か”が分からなければ同じ結果を繰り返すことになるので、自分自身のトレードについて一度立ち止まって考えて見て下さい。
そして【勝ち続けるトレーダー】になる為にも常に己と相場とトレードを分析する習慣をつけて下さいね。