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トレード手法

【危険】FXでスキャルピングは禁止なのか?

数分間で決済する超短期間のトレードをスキャルピングといいます。

 

時間が無い人やトレード回数・ロットを上げて短時間でサクッと利益を出したい人がこの「スキャルピング」を選択しますが、実は証券会社によっては禁止とされている手法なのです。

 

それを知らずにトレードした場合は口座凍結される可能性もあるので、今回は『FXでスキャルピングは禁止なのか?』という内容についてお伝えしていきたいと思います!

 

スキャルピングを考えている人はぜひ最後まで読み進めて下さい。

 

FXのスキャルピングを理解

最初にスキャルピングがどういう取引であるのかを理解しておきましょう。

 

前提の定義がズレてしまうと大きな誤解に繋がる可能性があるので、まずはここでスキャルピングの認識を合わせていきたいと思います。

 

トレード手法について

自分で判断する投資運用はポジションを保有してから決済するまでの時間で3つに分類されています。

◆保有時間

  • スキャルピング…数秒~数分
  • デイトレード…数十分~1日
  • スイングトレード…1日以上

これらはあくまでも目安になりますが、おおよそこのように“ポジション保有時間”でトレード手法が区分されます。

 

ただ、トレード手法は決済された時間によって区分(後付け)されているのでそこに大きな意味を持たないかと思うのが個人的な意見です。

 

スキャルピングの真実

スキャルピングは小さな利益を毎日コツコツと積み上げられることから、ネットでよく話題を集めています。

 

それこそ、「1日たった5分で30万円!」とか「誰でも簡単に儲けられる!」という言葉を使ってあたかも短時間で儲けられる印象を与えている情報を目にしませんか?

 

しかし、個人的にはスキャルピング(短時間)の方がノイズや騙しの頻度が高くなる傾向にあるので難しく思います。

 

そう考えると、必ずしも前述したような“あたかも短時間で儲けられる”という定義にそぐわないことが分かるかもしれません。

 

スキャルピングのメリットとしても、

 

  • 為替の急変動に巻き込まれにくい
  • 翌日にポジションの様子を気にせずに済む
  • 短時間で利益を出せる可能性がある

 

こういったことがありますが、反対に短時間で大きな損失を抱える可能性もあるので注意が必要です。

 

特にスキャルピングは損失が膨らむと損切り出来ずに先延ばしにしてしまう心理状態にも陥りやすいので、注意して下さいね。

 

FX会社はスキャルピングを好まない

FX会社と投資家の利益が相反する時にスキャルピングができなくなります。

 

「え、なんで?!」

 

もしかしたらそのように思う人もいるかもしれませんね。

 

今からその理由をお伝えしていきますのでしっかりと理解を深めて下さい。

 

FX会社が禁止する理由

国内の一部のFX会社では利用規約ではっきりとスキャルピングを禁止しています。

 

なぜなら、FX会社がカバー取引をする前に売買が終了してしまい、差額分が持ち出しになってしまうからです。

 

また、短時間に大量の注文を出されることでのサーバー負担の増加も、FX会社がスキャルピングを禁止する理由の1つに数えられています。

 

顧客の注文をいったん抱えるFXならではの仕組みによって、株式などの投資と比べて短時間の取引に制限がかかりやすくなっているのです。

 

国は取引内容まで禁止していない

しかし、日本ではFXのスキャルピングについて特に禁止していません。

 

レバレッジ規制やFXを取り扱う金融機関への許認可は顧客を守るために一定のルールを設けていますが、取引における時間の制限を設けていないのです。

 

もっとも、投資家の自由を削ればその分だけ投資される金額は減ってしまうので、スキャルピングが禁止される可能性は今後も無いと言えるでしょう。

 

但し、レバレッジ規制については過去に最大25倍から10倍までの議論がありました。

 

その時は規制の強化は見送りになったものの、こちらについては予断を許さない状況なので注意が必要と言えるかもしれません。

 

スキャルピング禁止への有効な対策

FX会社によってスキャルピングが禁止されているからといって必ずスキャルピングが出来ないわけではありません。

 

日本国内の口座でもスキャルピングが出来る会社はあるのでぜひ参考にして下さい。

 

複数の口座を開設しておく

国内のFX会社は基本的に口座開設と維持に手数料がかかりません。

 

ですので、スキャルピングのために複数の口座を持っておけば、いざ1つの口座が凍結されても資金を移動させてすぐに再開することが可能です。

 

たとえ規約違反で口座が凍結されてもそこに入っている証拠金は投資家の所有物に違い無いので、所定の手続きで申告すれば残っているお金を別の口座に移せます。

 

しかし、口座凍結の場合は直近の取引が無効にされる可能性もあるので、利用規約を予め熟読しておく必要があります。

 

スキャルピングOKの口座を選ぶ

利用規約でスキャルピングを禁止していないFX会社を選ぶことで口座の凍結を回避できます。

 

大々的に「スキャルピングOK」と公式サイトで明言しているFX会社であれば安心して取引することが可能ですね。

 

そういったFX会社はカバー取引のシステム化などで対応しているので、利益自体も手数料のスプレッドで儲けている場合が多いです。

 

しかし、具体的にスキャルピングを禁止するのではなく、「弊社が他の投資家に迷惑をかけると見なす行為は禁止」と曖昧に表現している場合もよくあります。

 

その状況ではやり過ぎずに他の口座も併用するなどの対策が有効ですので注意して下さい。

 

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海外FXのスキャルピング事情

それではここからは海外口座のスキャルピング事情についてお伝えしていきます。

 

日本口座とは別に海外口座はどのような対応でしょうか?

 

海外FXはスキャルピングOK

海外のFX会社は原則的にNDD方式で、インターバンク市場への注文の取次だけに従事しています。

 

そのため、取引量が増えるほどその手数料で儲かる仕組みでFX会社が注文を呑まないため、スキャルピングを禁止する必要がありません。

 

しかし、その分スプレッドは広めで国内とは桁が違う高レバレッジになるので迂闊にトレードするとあっという間に資金がなくなります。

 

また、日本に住む人に向けたサービスに限ってNDD方式ではないパターンもあるので注意しましょう。

 

※日本のFX会社とは利益体質が違いますがその内容は以下になります。

 

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信用できないケースもある

ネットのWEBサイトは誰でも自由に作れます。

 

その為、日本のFX会社と違って海外のFX会社は実態が無い虚像の会社だったり、出金できないトラブルやそもそも詐欺という場合もあるくらいです。

 

それに、金融機関として海外のどこかの機関が認定していても、その機関があまり信用できないケースも見られます。

 

コールセンターやメールの問い合わせ先があっても、それは金融機関の信頼性とは別の話になるので注意して下さい。

 

いきなり出金できずに連絡先すらなくなった場合は、自分で海外のトラブルに詳しい弁護士に相談することになるか泣き寝入りでしょう。

 

ですので、知名度が低い海外口座は避けた方が無難と言えます。

 

FXでスキャルピングは禁止なのか?まとめ

このようにスキャルピング禁止の口座はいくつかあります。

 

しかし、そのリスクヘッジをしていればそこまで問題にはならないでしょう。

 

それに、スキャルピングだからといって1回のトレード利益が100万円以上でなければそこまで問題にはならない可能性があります。

 

ですので、資金が少ないうちはそこまでスキャルピングの禁止有無については気にする必要は無いでしょう。

 

それよりも、スキャルピングは難易度が高くなるので、その精度を高めることに意識を向けた方がいいかもしれません。

 

リスクを意識しながら上手く利益を上げられるようにして下さい。

 

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