リモートワークや在宅ワークの普及と共にFXも始める人が増えてきました。
しかし、
「FXの始め方って難しそう…」
「始めたいけど手順が分からない…」
「FXって難しいイメージ…」
と思う人は少なくありません。
たしかに、FXは専門用語やカタカナが多いので難しく感じる人の気持ちもよく分かります。
しかし、口座を開設すればすぐに取引を始められるので、FXを始めるのはとても簡単だといえます。
そこで今回は『FXの始め方の手順』を分かりやすくまとめてみました!
FXを本格的に始めたいと思う人は下記手順に沿って新しいスタートを切ってくださいね。
FXの仕組みについて
FXの始め方を説明する前に、簡単にFXの仕組みについて理解しておきましょう。
まずFXの名称からになりますが、FXの正式名称は「外国為替証拠金取引(Foreign Exchange)」です。
米ドルやユーロなど外国の通貨を対象とし、交換・取引による相場の変化を予想して、利益獲得を目的に多くの参加者が取引しています。
これを簡単に説明すると「相場が上がるか下がるかを予想し、当たれば利益を得られて外れれば損をする」というシンプルな構造と言えるでしょう。
例えば、海外旅行の際には日本円の両替が必要です。
1ドル100円で交換し、旅行から戻って1ドル120円で再度両替したとします。
すると「1ドルあたり20円得した」ことになりますよね?
現実は少し異なりますが、分かりやすくいうとこのような行為を外国為替市場でおこなうのがFXになるのです。
FXを始める5つの手順
それではここからはFXを始める手順を説明していきます。
FXを始めるには以下のとおり5つの手順が必要ですのでこれから始める方は覚えてくださいね!
手順①:FX業者を選ぶ
FXを始めるためには口座の開設が必要です。
ですので、まずはFX業者を選ぶことから始まります。
以下でFX業者の選び方のポイントを説明していきますので、参考にしてみてください。
最低取引単位はいくらか?
最低取引単位とは通貨の売り買いができる最小の単位を示します。
多くの場合、1万通貨か1,000通貨を採用しているFX業者がほとんどですが、1,000通貨がある方が便利でしょう。
なぜなら、1万通貨の方が金額も大きいので得られる利益は増えますが、その分損失額も膨らんでしまうからです。
一方1,000通貨であれば利益額も少ない分、損失を抑えられます。
ですので、「FXを始めたばかりで損したくない」という人は1,000通貨単位のFX業者を選ぶことをオススメします。
使いやすい取引ツールを提供しているか?
FX業者が提供する取引ツールやアプリなどの使いやすさを重視しましょう。
この時、
- 画面の見やすさ
- 使いやすさ
- テクニカル分析に使用できるインジケーターは豊富か?
などがポイントです。
ただし、高機能すぎるとどう使っていいのかわからず活用が難しいため、必要最低限の機能だけを搭載したシンプルなツールがオススメとなります。
また、「空いた時間を利用してFXを始めてみたい」という人はスマホでの取引がメインになるので、スマホアプリの使いやすさもチェックしておきましょう。
FX初心者の場合はスマホトレードを辞めた方がいいでしょう。
情報提供を積極的におこなっているか?
FXに関する情報提供を積極的に配信しているかも重視すべき要素です。
提供される情報は、相場に関するものと知識を身につけるものに分けられますが、いずれもトレーダーとしての成長を左右することになります。
具体的には、相場に関するものは経済や政治のニュースなど相場に影響を与えるようなもので、知識を身につけるものはセミナーやコラムなどトレードに役立つものです。
中には初心者向けの講座をおこなっているFX業者もあるので、トレーダーとしてのレベルアップを図る為にも意識してみてください。
手順②:口座開設する
FX業者を選んだら口座開設に移ります。
口座開設に必要な手順は以下の4つです。
①情報を入力する
名前やメールアドレス、住所などの情報を入力します。
ここでは虚偽の情報を入力しないようにしましょう。
特に名前や住所は、運転免許証などの本人確認書類と同じでなければいけません。
手元に置いて間違いがないように、一つひとつ確認しながら入力してください。
②必要書類を用意する
口座開設に必要な書類は、本人確認書類とマイナンバー確認書類の2つです。
確認書類として認められるものは以下のとおり。
◆本人確認書類
- 運転免許証
- パスポート
- 在留カード
- 住民基本台帳基本カード
- 特別永住者証明書
- 各種健康保険証
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明書
◆マイナンバー確認書類
- 個人番号カード
- 通知カード
- 住民票の写し(マイナンバーが記載されているもの)
- 住民票記載事項証明書(マイナンバーが記載されているもの)
いずれの書類も最新の情報が記載されているか確認しておきましょう。
表面と裏面それぞれに記載がある場合は、両面の写しが必要です。
③必要書類を提出する
必要書類の提出方法はアップロード、メール、FAX、郵送などがあります。
どの方法であっても、書類に不備がないか、見やすい状態になっているかを必ずチェックしてください。
不備があったり不鮮明だったりすると、差し戻される可能性もあるので注意しましょう。
④ID・パスワードが発行される
必要書類を提出し、FX業者側で審査が完了すると、口座開設手続きの完了メールが登録したアドレスに届きます。
取引時に必要なログインID・パスワードなどは、登録した住所に簡易書留郵便で送付されます。
念のためFX業者のHPでログイン可能かどうか確認しておきましょう。
手順③:取引資金を入金する
口座を開設しただけでは取引を始められません。
取引には証拠金と呼ばれる資金が必要なので、口座に証拠金を入金しましょう。
入金方法はクイック入金と銀行振込の2つが用意されています。
クイック入金は口座への入金が即座に反映されるのでオススメです。
一方銀行振込は着金を確認次第の反映となるので、取引開始までに多少の時間がかかります。
クイック入金は手数料を払う必要もなく、すぐ取引を始められるので、積極的に利用した方が便利ですよ。
手順④:通貨ペアを決める
トレードを始める前に通貨ペアを決めましょう。
通貨ペアとは、異なる2つの国の通貨を組み合わせたものです。
「米ドル/円」「円/ユーロ」と表記します。
通貨の組み合わせによって、取引のしやすさに違いが出てきます。
代表的な通貨ペアを3つ紹介するので、決めるときの参考にしてください。
米ドル/円
米ドルと円は最も馴染み深い組み合わせといえるでしょう。
「スプレッドが狭いく値動きが緩やか」という特徴があるため初心者におすすめ。
また、米ドルの値動きは他の通貨にも影響を与えるため、米ドル/円を専門に扱うトレーダーもいます。
ユーロ/米ドル
最も取引量の多い通貨ペアです。
「相場の変動が安定しておりトレンドがわかりやすくチャートでの判断がしやすい」という点から、米ドル/円と同じくおすすめの通貨ペアとしてよく名前が挙がります。
ユーロ/円
値動きが大きいため利益を得られやすい通貨ペアです。
スキャルピングやデイトレードといった短期間での取引に向いています。
忙しくて取引にまとまった時間を充てられない、という人におすすめです。
手順⑤:トレードする
いよいよ実際のトレードに移ります。
しかし、いきなりトレードすると損失を出すので先ずは基礎知識を付けることとデモトレードで練習することをお勧めします。
デモトレードとは仮想通貨を用いた取引のことです。
チャートの動きやツールなど、本番のトレードと同じ形式なので、イメージをつかむのに最適となります。
また、トレードは必ず余剰資金でおこなうようにしてください。
FXでは損失を最小限に抑えることはできますが、絶対に損しない方法というものはありません。
そのため、生活費など必要な資金を投入していると、相場が急変したときに全て失ってしまう危険性をはらんでいるのです。
トレードは余剰資金でおこない、資金管理も徹底すれば大損は避けられるでしょう。
FXの始め方の手順まとめ
今回はFXの始め方の手順をメインにお伝えしました。
最初は難しいと思っていた人でもここまで読み終えたら「意外と簡単!」と思ったかもしれませんね。
ですが、FX業者を選ぶにしても実際のトレードにおいても、大切なのは自分のトレードスタイルです。
そしてトレードスタイルの確立と同時に自分をコントロールすること。
これがFXで勝つ為には必要不可欠になります。
もしかしたら今はパッとしてないかもしれませんが、実際にデモトレードやリアルトレードを始めるとその意味が分かると思いますので、ぜひ実践経験を積むようにして下さいね。