最近では資産構築のためにFXを始める人が多いのですが、「始める」と「稼げる」は全く別物になるので注意しなければなりません。
その中でも多いのが、
「FXで稼ぐためにはどれくらいかかるのか?」
「FXで稼ぐための効率的な勉強方法を知りたいです…」
「FXで稼げるようになるにはどういう心構えでいたらいいんだろう?」
という質問です。
確かに、FXで稼ぐ方法は業者の選び方・ツールや商材など多岐に渡ります。
しかし、稼ぐために最も重要なのは【勉強】であることを忘れてはなりません。
なぜなら、仮にトレード知識が乏しい状態だとして、その状態でいくら優れたツールや商材に手を出したとしても、効果的に使いこなすことは難しいからです。
けれども、結局のところどの程度勉強すれば稼げるようになるかがわからなければ、モチベーションも下がってしまうかと思います。
そこで今回は『FXで稼げるようになるまでの期間』についてまとめることにしました!
他にもFXで稼げるようになる効率的な勉強方法やFXで稼げるようになるための心構えについても解説していきますので、FXで稼ぐ為にもしっかりと理解を深めて下さいね。
FXで稼げるようになるための心構え
ここからはFXで稼げるようになるための心構えを説明します。
稼げるためにはどういった心構えでいればいいのかがわかれば、勉強にも身が入りやすくなるでしょう。
FXの勉強について理解
模範解答がない世界なので、初心者がどうしたらいいのか分からないのは当然です。
FXの勉強はとても難しいことを理解して、暗記するだけの受け身の姿勢から脱しましょう。
自分で取引ルールを考えて、実際のトレードで試し、次々と立ちはだかる壁を乗り越えていく姿勢が必要です。
勉強する内容はとしても、
- エントリータイミング
- 損切り
- 資金管理
- 通貨ペアの特性
- 戦略
ざっと挙げていくだけでもかなりの数になります。
ですが、エントリーからエグジットまでの一連の流れは、全て自分の考えと行動で決まるのです。
FXで稼げるようになるまでには時間が必要
FXで稼げるようになるにはある程度の時間がかかります。
効率的な勉強方法ばかり探し求めて、楽して稼ごうとしてはいけません。
やるべきことをきちんとこなしていれば稼げるようになると信じ、地道にコツコツ取り組みましょう。
それに、勉強が習慣化されていないうちは苦痛に感じるかもしれません。
しかし、毎日勉強していれば当たり前の習慣となり、余計なことを考えず淡々とこなせるようになるはずです。
FXで稼ぎ続けるには継続的な勉強が必須
FXの勉強に終わりはありません。
一定の金額を稼げるようになったところで勉強をやめてしまっては、いつかは稼げなくなるでしょう。
手法やルールが通用しなくなるかもしれませんし、新しい商材やツールを使っていればもっと稼げた、という場面が出てくるかもしれません。
自分の手法に磨きをかけることはもちろん、FXに関する最新情報の収集も必須です。
継続と努力が不可欠
学校を卒業すると忙しさにかまけて勉強しなくなります。
しかし、FXの勉強は時間がかかるので、心に「勉強したくない」という気持ちを残していると成功までどんどん先延ばしです。
「FXなんて少し勉強すれば大丈夫」と考えている人は、上か下かを当てるから50%で勝てる等の甘い見通しによって迷い続けます。
けれども、FXで必要とされるのは利益が損失を上回る状況を自分自身で作り出すことです。
その結果を導き出す為にも、真面目な勉強を積み上げて地道な作業を続けなければなりません。
FXで稼げるようになるまでの勉強期間
まず結論から述べると、FXで稼ぐためには2~3年ほどかかります。
ここでいう「稼ぐ」とは、「FX取引で安定的に20~30万円を確保できる状態」を想定しています。
この数字を短いと捉えるか、長いと捉えるかは人によって異なるでしょう。
以下で勉強期間の目安を解説しているので、参考にしてみてください。
3年間の勉強で一人前
FXの勉強時間は平均3年間です。
その間は大きく儲けようとは考えずに、一生懸命に勉強しましょう。
名門校の入学試験や難関資格の試験だと考えれば、それぐらいの時間がかかるのは当然と言えます。
むしろ前提知識が無い状態で医者や弁護士になるよりもハードルが低いけど、それ以上の年収を得られるチャンスです。
だからこそ3年間の勉強を覚悟して取り組めば、結果的に1年ぐらいで済む場合もあると個人的には思っています。
毎日続けて勉強するのが効率的
毎日FXのチャートを見て自分のイメージと合っているのかを確かめましょう。
本業があるのに勉強するのは大変ですが、1日10分でも構いません。
自分がトレードする予定の通貨ペアのチャートを開いて、昨日の高値安値に対してどうなのか、経済指標や要人発言にどう反応したのかを追いかける必要があります。
値動きを肌で感じることは、FXのセンスを磨くのに必要不可欠ですからね。
基礎知識を身につける(数ヶ月~半年)
それではここから具体的なフローになりますが、まずはFXの基礎知識を身につけるために徹底的に勉強しましょう。
基礎をおろそかにしては何事もうまくいきませんから、時間をかけてじっくり取り組む必要があります。
FXの仕組みや専門用語の理解、テクニカル分析などの手法、メンタルコントロールの方法に至るまで、あらゆる要素を網羅的に学ばなければなりません。
しかし、FXにおいて特に重要なのは「チャートの見方」です。
チャートを見てその意味を理解できなければ、適切な手法やツールを活用できません。
「何から勉強すればいいかわからない…」という初心者の方はまず「チャートを見る」ということを意識してみましょう。
具体的には空いた時間があればチャートを開く、書籍や教材・検証ソフトのチャートをコピーして目につくところに貼りだす、などです。
日常的にチャートを見る習慣ができればそれだけ勉強時間を短縮できます。
チャートを見るときは、どのような形やパターン・傾向があるかに注目してみてください。
◆FXの本を数冊読み切っておこう
FXの書籍は入門用で数冊ぐらいを読破しておくことをおすすめします。
全体像を分かりやすくまとめているのでムダなく勉強することが可能です。
FX会社などの信用されている機関が発行している本なら裏付けをとる必要もなく、すいすいと吸収できます。
デモトレードで取引を練習する(半年~1年)
FXの基礎知識やチャートの見方が身についたら次はデモトレードで取引を練習します。
この段階における目的は、自分なりのトレードルールの確立です。
蓄積されたチャートの形やパターンと動いている実際のチャートを照らし合わせて、エントリーや損切り・利食いのタイミングを調整します。
実際のトレードと同じ形式なので、どれだけ利益を得たかはpips数を見ればすぐに分かります。
しかし、ここでは仮にルールを定めない適当なトレードで利益を得たとしても喜ばないようにしてください。
なぜなら、それで利益が出たとしても「勘」でしかなく、実力では無いからです。
けれども、最初は何が何だか分からないかもしれませんが、デモトレードを繰り返しおこなうことで、利益を得られやすいチャートの形やパターンが徐々にみえてくるようになります。
そして次第に利益の回数が増えてきますが、この時、分析する為にもこまめに記録をとっておくことをお勧めします。
◆チャート分析で逆算する癖をつける
前日と今日のチャートを見比べて過去にどう考えたのか、その予想が当たっていたのかを検証しましょう。
あまりに古いチャートを見ても意味がないので、今日と関連性が高い部分に集中するべきです。
逆算してチャート分析を行い、過去の勝てるポイントなどを見つければ独学でも十分に勝ち筋を見つけられます。
FXの勝ち方は他人に話すことではなく、心細くても自分自身で考えて進んでいくのがベターですよ。
自分なりの手法を確立する(半年~1年)
独自のトレード手法やトレードルールを確立するためには「検証」が必要です。
検証とは、勝てそうだと思う手法を一つひとつのチャートに当てはめて確認すること。
ですので「これだけやれば十分!」と決められたものではありません。
そこには時間や体力が許す限り、ひたすらチャートと照らし合わせ、手法の優位性を高めていく必要があるのです。
その地道な作業に挫折する人も多く、時には「なぜ検証しなければならないのか?」と疑問に思うこともあるかもしれません。
しかし、こうした地道な作業や努力があるからこそ、トレード手法を確立することができるし利益にも繋がってきます。
自分のトレード手法が単なる偶然によるものではないということを証明するためにも、たくさんのサンプルと照らし合わせて精度を高めるようにして下さい。
◆トレード記録をこまめにつけよう
トレード記録をつけると自分なりのアイディアがどんどん生まれてきます。
それらを書き留めておき、毎日のチャート分析に活かすのがポイントです。
テキストによる勉強やトレード解説動画も大事ですが、自分のトレード記録が何よりの参考書になることを忘れてはいけません。
実際のトレードに移行する
手法やルールに確信をもてる段階まできたらいよいよ実際のトレードに移行します。
それぞれの資金状況やトレードスタイルによっては、予想以上に大きく稼げたり逆に全く稼げないと思ったりすることもあるでしょう。
しかし、全てのトレーダーに共通するのは『メンタルコントロール』の重要性です。
資金が減っていく重圧に耐えられず、
- ポジションが気になって仕方がない…
- すぐに利確してしまう…
- ルールを守れない…
そんな事態に陥る可能性があります。
メンタルコントロールができなくなってしまうのは、手法やルールに確実性が足りていなく、自信がない証拠です。
ですので、少しでも不安が残る場合は検証作業やデモトレードに戻り、信頼できる手法やルール作りを徹底しましょう。
FXで稼げるようになる効率的な勉強方法
ここからはFXで稼ぐための効率的な勉強方法をご紹介します。
基本的な勉強に以下の要素を加えれば、稼げるようになるまでのスピードが格段に上がるはずですので意識してみてください。
FXブログやSNSの情報を参考にする
FXの勉強といえば書籍や教材の活用ですが、ブログやSNS上で発信されている情報でも学べることはたくさんあります。
特にブログでは文字の制限もないので、あるトピックに特化した中身の濃い情報を得られることも。
情報のアップデートが早いため、FXに関する最新の情報を得られるというメリットがあります。
ただし、書籍と違って信頼性の担保がないので、情報を鵜呑みにしないようにしましょう。
PDCAを回す
自分の中で知識が身についた、と思ったらデモトレードや実際のトレードを始めましょう。
どれだけ勉強したとしても実践から得られる経験に勝るものはありません。
実践の際にはPDCAサイクルを意識しましょう。
PDCAとは「Plan(計画)」「Do(行動)」「Check(振り返り)」「Action(改善)」の頭文字をとった言葉です。
計画に基づいた行動を振り返り、改善する、というサイクルを繰り返すことで、失敗を次に生かすことができます。
ビジネスで用いられることが多い用語ですが、FXにおいても重要です。
手法やトレードルールを守れたか、メンタルコントロールができていたか、などを分析し今後のトレードに反映させることで、トレーダーとしてのレベルアップを図れます。
3ステップで段階的に理解を深める
いきなりFXを始めようと思ってもよく分からない場合が多いので、3つのステップに分けながら学習理解を深めていくことが大切です。
- 毎日欠かさずに本やサイトを読みながらチャート分析
- デモトレード
- トレード結果からトレード手法を確立
1番と2番については、日々のトレーニングです。
初心者はしばらく1番を徹して、最低限の基礎知識と相場観を養いましょう。
最終的な目的は3番で、損切りを挟みながらも安定して勝てる手法を築き上げることです。
しかし、トレード手法が確立したからといってもそれをリアルトレードで実践することが出来なければ利益は出ないことを忘れないでください。
FXで稼げるようになるまでまとめ
今回はFXで稼げるようになるまでの期間、FXで稼げるようになる効率的な勉強方法、FXで稼げるようになるための心構えをお伝えしました。
「FXで稼ぐのってこんなに大変なのか…(絶望)」
と思いましたか?
それとも、
「FXは可能性がある…(ワクワク)」
と思いましたか?
もし、あなたが前者であればFXという選択肢を考え直した方がいいのかもしれません。
なぜなら、FXは決して手軽にお金を稼げる手段ではないし、FX以外にも稼ぐ選択肢はたくさんあるからです。
それに大きな利益を得ている人は、相応の努力をしています。
ですが、そのプロセスを抜きにして楽をして稼ぎたいと思うのであれば他の副業やビジネスを探した方が賢明なのかもしれません。
厳しいことを言うかもしれませんが、実際に私は数百万円というお金を失ったからこそあなたに同じ経験をして欲しくないと思っています。
ですので、もし、本気でFXで稼ぎたいと思うのであれば「FXで稼ぐためには時間がかかる」ということを念頭に置き、地道な努力を積み重ねていきましょう。
その中で分からないことや質問があれば、専用LINE@でお気軽に相談してくださいね。