投資にはリスクがつきもので、勝てない時には誰でもへこみます。
しかし、実際に稼いでいるトレーダーたちは、そのように勝てない時にどのように考えているのでしょうか?
その時の立ち回りが上手くできていなければトレード自体をやめてしまいかねません…
そこで今回は『FXで勝てない時』についてまとめました!
トレードで勝つ上で重要なことをまとめているので、FXで勝てない人や初心者トレーダーは最後まで読み進めてみてください。
どんなトレーダーもFXで負ける
どんな有名な投資家でも実績あるトレーダーだとしてもFXで負けます。
いや、もっといってしまえば勝率100%なんてことはトレードの世界ではあり得ません。
ナンピンなどの手法によって損失回避をしているのであれば話は別ですが、仮にそういった回避方法で損失を避けているのであれば今度は“ロスカット”になる確率が上がるでしょう。
ですので、まずは「誰でも負ける」ということを前提にしてこの先を読み進めるようにして下さい。
凄腕トレーダーも最初は勝てなかった
FXは国家同士や巨大な金融グループがしのぎを削っている空間です。
ですので、個人はその流れの一部に乗るしかなく、「FXで全然勝てない」と悩むことが珍しくありません。
それに、今では数多くの書籍を出している有名なトレーダーだとしても、初心者の頃には心が折れそうになりながらも相場に取り組んでいます。
実際、私も今でこそ勝てるようになりましたが、同じようにして「勝てない時期」というのは当然ありました。
このように考えたら、FXを始めたばかりの人がトレードで勝てないからといって必要以上に落ち込む必要はないことが分かるでしょう。
どれだけ優秀なトレーダーでも負けていたと考えれば、悩んでいるのは自分だけではないと割り切れます。
受け入れることは容易ではないかもしれませんが、他のトレーダーも同じような道をたどったことを知るだけでも心が楽になるのではないでしょうか?
誰でも一時的なスランプに陥る
自分なりに勝ち方が分かってきたと思ったとしても油断は禁物です。
なぜなら、これは過去の私も同じように経験しているから分かるのですが、確立された自信あるトレード手法で負け続けたらメンタルが崩壊するからです。
しかし、それは総合的には勝っているプロですら、定期的に連敗してしまう時期がやってくるので言ってしまえば『誰もが通る道』と言えるかもしれません。
そしてその原因も様々で、運悪く急変動に巻き込まれたり、メンタルが落ち込んで自分のルールを破ったなど、人それぞれ違ってきます。
100%の勝率で勝ち続けることは、どれだけ高い勝率を誇るトレーダーでさえも不可能になるので、まずはこの時期が来ることを理解してください。
むしろその“スランプ”を乗り越えるからこそ更に成長すると個人的には思っています。
「トレード人生の分岐点をどう乗り越えるか?」
実はここが最も重要だったりもしますからね。
稼いでいるトレーダーは上手く負ける
麻雀のように自分が勝てる見込みがある時にだけ勝負をかけているのがプロトレーダーです。
ですが、その自信の中でも負けることはあるので難しいのですが、その“負ける”という時でも資産を増やしていくトレーダーは小さく負けています。
つまり「痛手を被らない」ということ。
逆説的に言ってしまえば「いかにして生き残ることが出来るのか?」がFXになるので、そこをしっかりと意識することで資産は増えていきます。
この本質を忘れないでください。
小さく負けて傷口を広げない
麻雀はFXによく似ており、どれだけ良い配牌であってもツモが悪くて上がれないことが多いです。
その際に、「無理に上がりにいかずにじっと耐え忍べるかどうか」で総合成績に大きな差がついてきます。
FXも同じで、自分がどれだけ完璧な予想をしたとしても結局は相場次第になる部分があるので、市場で振り回されてしまうこともあるでしょう。
しかし、そういった不確実の相場においていかに生き残るか?が重要になるのです。
負けながらも資産を増やしている
自分の傷を小さくしておけば勝った時の利益が相対的に大きくなります。
なぜなら、資金の増加が常に減少を上回れば自然とお金は増えていくからです。
しかし、それを行う為には必ずしも全てのトレードで勝つ必要はありません。
むしろ、相場状況に応じていかにして潔く負けを認めることができるかどうかがポイントになると言えるでしょう。
それに、FXではトレーダーが決められることは「損切りだけ」とよく言います。
損切りをするのは精神的にも大きな負荷が掛かりますが、その意思決定を避けていては資産構築することはできず、その行為自体がギャンブルになってしまうのです。
資産を増やす為にも損切りを徹底して損小利大トレードを意識していきましょう。
FXは勝てる流れを待つことが大事
FXには色々な地合いがあるので、自分が不利な時期もやってきます。
ですので、同じトレードルールやトレード手法を使っていたとしてもイコールして同じ結果にはならないのです。
しかし、その時期をどのように乗り越えるのか?そして捉えるのか?が重要となります。
優秀なルールでも勝てない時期がある
自分にとって自信があるルールを確立できたとして、そのルールを守ることが出来たとしても勝てない時期は必ずやってきます。
なぜなら、トレードルールが機能していた時と機能していない時では相場状況が違うから。
ですが、その事実に気付くことができなければ、「勝てなくなったから、このルールは間違っている」と決めつけて迷走することになってしまいます。
単純に目の前のトレード結果が負けているからといって必ずしもそのトレード手法が使えないわけでは無いので、時期尚早な判断には気を付けてください。
目の前の連敗でパニックにならない
急に勝てなくなったら誰でも驚きます。
実際、勝てない時期に自分のトレード手法を疑って、あれこれと試して更に迷走することになってしまったトレーダーを見てきました。
(結果的に数百万円のロスカット)
しかし、原因を掘り下げると、連敗をしたことで確立したトレード手法を信じることが出来なくなってしまったことに理由があります。
ですので、勝てない時期が続いているのであればトレードの間隔を空けることや連敗になってきた時点で休むようにして下さい。
中には10戦して9敗したけど、100戦やったら65勝35敗という高勝率のルールという可能性もありました。
勝率60%以上でも4連敗ぐらいは普通に発生するので、目の前の結果だけで判断しないようにして下さいね。
連敗は自分が成長するチャンスと捉える
FXで避けられない連敗の時には自分の投資家としての資質を試されます。
むしろこのような連敗こそが成長できるチャンスでもあるのです。
ですが、いざ連敗を前にするとどうしても受け入れることが難しくなってしまうかもしれません。
では、そのようなときはどうすればいいのでしょうか?
連敗の時期にこそ成長できる
勝ち負けの繰り返しによって利益が積みあがっていきます。
ですので、あなたの資産も右肩上がりで一直線に増えていくのではなく、チャートと同じようにジグザグしながら増えていくことを意識してください。
連敗する時期は「必要経費を支払っている」と考えて、自分なりに最小限の損失に上手くコントロールしていくことが大事です。
そして何度も逆境を乗り越えていくことで、次第に資産のアップダウンに動じない不屈のメンタルを手に入れることが出来るでしょう。
また、FXで最後に頼りにできるのは自分自身です。
そのため、懸命にもがきながら自分の成功体験を作っていくことが成功する上で大切なので忘れないでください。
相場と上手く距離を取ろう
連敗した直後には興奮しやすいので、一旦FXのチャートを閉じてコーヒーブレイクを行うといいでしょう。
このように相場に振り回された後に休憩を取ったり、別作業をすることで、頭からFXが離れて冷静になることが出来ます。
また、頭を使うFXとは正反対という意味でも身体を動かすスポーツといったアウトドアもオススメです。
なぜなら、実際にお金を稼いでいる資産家も定期的に気分転換を行い、仕切り直しているから。
ですので、自分のメンタルを上手くコントロールできる環境作りを意識して、ルーティーン化(習慣化)することも資産を増やす上で重要となりますのでぜひ取り入れて見て下さいね。
FXで勝てない時はどうすればいいの? まとめ
FXで勝てない時は誰にでもやってきます。
むしろ、その「勝てない時の行動」が今後のトレーダーとしての成長を分けることになるのです。
ですので、決して勝てないことを否定的に捉えるのではなく、肯定的に捉えるようにして下さい。
その思考法が資産を増やしていく上で重要になるのですからね!