FXとは為替相場で、同時にチャートでもあります。
「テクニカル分析」がチャートを分析することを指しますが、FXで勝つか負けるかの勝敗を分けるのもチャートと言えるでしょう。
でも、FX初心者からしたらチャートってとっつきにくいイメージがあり何だか難しそうな印象を持ちます…
そこで今回は「FXにおけるチャートの重要性や勉強方法」についてまとめたので、FXで利益を上げたいと思う人は必ず最後まで読んで下さいね^^
FXにおけるチャート分析
チャート分析は、以下の3点を理解することで始められます。
FX初心者であれば「難しい」というイメージがあるかもしれませんが、意外にそのイメージより簡単です。
また、最初にすべてができる人はいないので、少しずつ理解を深めていけばいいかと思います。
「すぐ儲けたい!」という欲をかかずに地道にレベルアップをしていくことが大切なのですから。
チャート分析①:自分だけの判断基準を作ろう
闇雲にFXの取引をするのではなく、どれだけ拙くても自分の判断基準を作りましょう。
チャートで客観的に示せることが重要で、例えば『1時間足チャートの直近安値を割ったら売る』というルールを挙げられます。
照準をつけた射撃が狙った場所に当たりやすいのと同様に、FXでもターゲットをはっきりとさせて、そこを狙っていくことが大事です。
「どのタイミングでどうなったらエントリーするのか?」
という自分の基準が必要になります。
チャート分析②:全てはチャートに表示される
なぜチャートに固執するのかと言うと、それはFXの全てはチャートの値動きに反映されているからです。
後ほど説明するテクニカル分析における根幹であり、ここを理解しないと勉強によって得られる経験値や理解度が下がってしまうので注意しましょう。
投資家は、為替相場の値動きを利用して儲けています。
ゆえに、どのような市場情報が舞い込もうとも、チャートが常に正しいのです。
自分の分析や判断が正しいのではなく、ランダム性も含めてすべての答えがチャートにあることを忘れてはいけません。
チャート分析③:損失を抑えれば高確率で勝てる
FXで繰り返しトレードをしていると、その中で必ず損切りを行います。
なぜなら、自分の思惑通りに動かない状況に出くわした時には、損失を抑えるために早めにポジションを切らざるを得ないからです。
ですが、チャート分析を極めることで、この損切りの回数を減らし、1回の損失額も軽減できるようになります。
そのためにも、FXでは損切りポイントを決めて実行することが必要不可欠になるのです。
損切りを改善すれば、総合成績についても当然ながら向上するので意識してください。
チャートの勉強方法は?
ではここからチャートの勉強方法について説明していきますが、文章だけだとイメージが湧かないかもしれないので実際に見ながら読んでみることをおすすめします。
何事も「イメージ」が大切です。
これはビジネスでも人生でも同じですがイメージができなければ上手くいきません。
その為にも実際にチャート画面を見ながらもしくは読み終えたら実際にチャートを見ることをオススメします。
チャートの勉強方法①:チャートを設定しよう
基本的には、MT4をインストールしてそれでチャートを確認するようにしましょう。
ただし、日本のFX業者が提供しているチャートの方が見やすい場合はそちらでも構いません。
画面の色やローソク足の大きさなどを調整してチャート分析ができる環境を整えてください。
スマホでも可能にはなりますが、やっぱり見え方が違うのでノートパソコンやデスクトップで見ることをオススメします。
売買の注文についても実際に触りながら操作に慣れていきましょう。
FXではチャートのレイアウトも勝率に関係してくるから、細かく調整しておくことを推奨します。
チャートの勉強方法②:国内ではローソク足が基本
ローソク足は、一定時間の高値・安値、始値・終値をパッケージにしています。
ちょうどローソクのように見えることから「ローソク足」と名付けられました。
チャートといえばローソク足だから、取引をするしないに関わらず、しばらく眺めてみることでどのように形成されていくのかをチェックしましょう。
慣れてくれば、ローソク足の形や並びによっても判断できます。
エントリーしたら紙に印刷してローソク足について分析するのもオススメです。
チャートの勉強方法③:テクニカル分析を学ぼう
テクニカル分析とは、チャートに実装されている分析用の指標で売買のシグナルを見ることです。
自分の好みで選べる上に、国内のFX業者ではチャートの設定画面で選ぶだけになっています。
パラメータは標準で入っているから、難しい理論を理解しなくても使用可能です。
有名なテクニカル指標は移動平均線で、デフォルトで表示されるチャートもあるのであなたが見やすく分析しやすいインジケーターを表示させることをオススメします。
チャート分析は慣れることがポイント
チャートを設定し終わったら、いよいよ勝ち方を学んでいく段階です。
あとは相場状況を脳内インストールしていき「経験」を積んでいく事で次第に相場の傾向が分かるようになります。
- 一日のサイクル
- 月のサイクル
- 年間のサイクル
毎日チャートを見て分析することで感覚的に分かるようになるのです。
この作業を怠らないようにしてください。
チャート分析重要ポイント①:パターンを覚えると勝てる
FXというのは人と人とが売買し合っているので、利益を出すためには「投資家心理」を理解する必要があります。
そして、トレーダーの心理状態というのはだいたい同じになるので、チャートのパターンを覚えると勝ちやすくなるのです。
高値を抜き切れずに下がりやすいダブルトップと、その反対のダブルボトム。
このようにチャートの波形を見ると傾向が見えてくるので一つずつ覚えていってください。
1波、2波のように細かい理論があるものの、FXの初心者はまず全体の形を見ることから優先してくださいね。
チャート分析重要ポイント②:どちらに動くのかを予想
チャートを見る目的は、現在の値から上下どちらに動くのかを読むことです。
上へ進んでいく地合いが上昇トレンドで、下へ進んでいく地合いは下降トレンドになっています。どちらでもない揉み合いの場合は、横ばい、あるいは、レンジ相場です。
定期的にチャートを開き、今から上下のどちらに進むのかを考えて、後で答え合わせをする癖をつけましょう。
チャート分析重要ポイント③:値幅にも注目してみよう
チャートの上下の予想に自信がついてきたら、次にどれだけの値動きになるのかを考える必要があります。
なぜなら、FXのエントリーポイントとしての有効性を見極めるのに、とても重要だからです。
上下の予想に比べてさじ加減が難しいので、あまり正確性にこだわらずに、大きく伸びそうかどうかに注目することをおすすめします。
値幅まで読めてくると、チャートだけでプロに匹敵する予測を行えるようになるので、ここを目指してください。
実践的なチャートの勉強方法
最後のステップとして、自分のお金を使うことで実践的な練習を行います。
ある程度はデモトレードでも構いませんが、そこにはデメリットも存在していることを忘れてはいけません。
やっぱりデモとリアルでは雲泥の差があるので、実践的に学ぶのであれば少額資金でトレードをした方がいいでしょう。
けれども、操作方法や戦略無しでリアルトレードするのであればそれは本末転倒になるので避けるようにしてください。
売買の判断基準に従って取引
チャートの予測に慣れてくると、「あ、これから上がりそうだな」といった法則性を見つけられます。
それらを具体的な基準にまとめて、自分なりの売買ルールを作りましょう。
ここでのポイントは、たとえ連敗しようとも、必ずその売買ルールを守ることです。
自分が決めたルールを守った売買の記録でこそ、高い価値があります。
結果からルールを変更
1週間、1ヶ月の取引記録ができたら、気づいたルール上の問題点を修正する必要があります。
全体的に判断が早いから、遅くても確実性が高い売買シグナルを参照するなどの工夫で、同じ失敗を防ぐべきです。
ルールの変更は、FXで成功した投資家の誰もが通った道になっています。
繰り返して洗練させることで上達する
FXは簡単に勝てるわけではなく、チャートと自分のルールを見比べながら、長く試行錯誤を続けていくしかありません。
同じ失敗を繰り返さなければ、いずれは安定してお金を増やせる段階に入れます。
デビューから1年間ぐらいは下積み期間なので、初めから稼げると思わず欲を捨ててください。
生活費を稼げる難関資格の対策講座と比べれば、破格の安さと言えますから。
FXにおけるチャート勉強方法まとめ
FXで利益を上げていくためには「チャート」を理解する必要があり、その為に知識や経験を身につけなければいけません。
でもトレード初心者や未経験者にとって問題なのが「具体的な勉強方法が分からない…」ということです。
そこで今回は「チャートの勉強方法」について説明してきましたが、正直、ここに書ききれない内容もたくさんあります。
まだまだ伝えたいことはたくさんあり、文字だけでは伝えきれない部分も多くありますが、一気にすべてを習得するのは無理なので、まずは今回の内容を抑えるようにしてください。
ですが、人間は忘れる生き物であり、時間が経てば記憶も薄れていくので定期的に読み返すことをオススメします。
今回の内容もすべてを一気に理解しなくても、一つずつ理解していけば問題ありません。
あなたのペースで理解を深めていけばいいので、その作業をやめないでください。
FXにはあなたの人生を大きく変える力がありますから。
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