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チャート分析

FXで使えるテクニカル分析とトレード方法

FXで利益を上げていく上では「テクニカル分析」は避けては通れません。

 

しかし、このように聞くと「難しい…(>_<)」と思う人も多いかもしれませんが、実際に使う分だけを覚えてしまえば大丈夫です(^^)

 

それに一気に全てを覚える必要もないので、多くの人が思っているほど難しいものではないと思います。

 

そこで今回は分かり易く丁寧に「テクニカル分析」についてお話ししていきたいと思います!

 

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析

 

テクニカル分析とは、チャートを見て今後の値動きを予測する分析方法です。

 

逆に世界情勢などから今後の値動きを予測する分析方法をファンダメンタルズ分析といいます。

 

テクニカル分析もファンダメンタルズ分析もFXだけの用語ではなく、株取引や仮想通貨取引などのチャートを見る際にも使うので、もしかしたらその言葉自体は知っている人も多いかもしれません。

 

ちなみにデイトレードやスキャルピングなど短期売買ではテクニカル分析を主に使用します。

 

では具体的にどのようなものがあるのでしょうか?

 

テクニカル分析の種類

テクニカル分析には大きく分けて2つの種類があります。

カタカナが続くので難しく感じるかもしれませんが、一つ一つ理解すれば思っている以上に難しくないので安心してくださいね^^

 

テクニカル分析:トレンド系

トレンド系とは文字通りトレンドを読むために使われる分析法です。

◆トレンド系

  • 一目均衡表
  • ボリンジャーバンド
  • 移動平均線
  • フィボナッチ

トレンドには上昇トレンド、下降トレンドなどがあり、トレンドが発生するとしばらくトレンドにのって動くため、トレンドをつかんでうまく波に乗れれば大きく利益を出すことも可能です。

 

そのトレンドを見極める為に有効的なものがトレンド系になります。

 

テクニカル分析:オシレーター系

オシレーター系とは買われすぎ、売られすぎという状態が一目でわかる分析ツールです。

◆オシレーター系

  • RSI
  • MACD
  • ストキャスティクス
  • モメンタム

今買われすぎているから、ここから下がるという分析や、売られすぎているから買いのチャンスといった風にポジションを持つ際のタイミングを計るために使われます。

 

反転や押し目買い、戻り売りの際に有効的なものがオシレーター系になります。

 

テクニカル分析のやり方

それでは次に具体的なテクニカル分析のやり方を説明していきたいと思います。

 

代表的なものをご紹介しますがあなたが視覚的・感覚的に使いやすいと思うものを使用してください。

 

テクニカル分析:ボリンジャーバンド

まずチャートの表示をローソク足に変更します。

 

日本生まれのローソク足ですが、これは世界中の投資家の間で使われています。

 

ローソク足を表示させて、自分のわかりやすい(見やすい)ように色を付けるといいでしょう。

 

色にはそれぞれが持つ特徴や効果があるので、それを意識したりして自分の好みのチャートを作ってください。

 

そしてチャート上にボリンジャーバンドを表示させます。

 

移動平均線は21日線で設定します。

 

もう一本100日線で移動平均線を表示させておくと、トレンドが見やすくなるのでお勧めです。

 

移動平均線は、一定期間の終値の平均値をつなぎ合わせて線にしたもので、テクニカル分析には必須といっても過言ではないほど重要なものとなります。

 

ちなみに移動平均線は英語でMoving AverageやSimple Moving Averageと言いますので、移動平均線で見当たらないときはMoving Averageで探してみてください。

 

ボリンジャーバンドの特徴は移動平均線の外側に引かれる6本の線で、1σ、-1σ、2σ、-2σ、3σ、-3σと呼ばれます。(ちなみにσはシグマと読みます)

 

これは何を表しているのかというと1σからー1σの間に足が収まる確率が約68.3%、2σから―2σの間に収まる確率が約95.5%、3σから―3σの間に収まる確率は約99.7%となっており、様々な使い方がされています。

 

その為、2σから―2σの間に収まる確率が95.5%と高確率なので、2σか―2σにタッチした時に反対に動くだろうという予測から逆張りをする人も多いです。

 

例えば、

  • 2σにタッチしたら売り(ショート)ポジションをいれる。
  • -2σにタッチしたら買い(ロング)ポジションをいれる。

といった使い方です。

 

どうしても確率に目がいってしまうので多くの人に逆張りに使用されているのだと思いますが、これは本来のボリンジャーバンドの使い方ではありません。

 

ボリンジャーバンドの本来の使い方はトレンド系ですので、トレンドを読むことにあります。

 

ボリンジャーバンドはレンジ相場では線が広がらず、平行に近い形で動いていきます。

 

しかしトレンドが発生すると、外側の線が膨らみ、トレンドの発生を知らせます。

 

ただ、バンドが広がったからと言って必ずトレンドが発生しているとは限りません。

 

バンドが開いてもその直後、相場が逆に動き、バンドが閉じることは多々あるので、いきなり飛びつくのは危険ですのでバンドが開いてから少し様子を見て取引するようにしましょう。

 

トレンドが発生すると線に沿うように足が移動するのでバンドウォークと呼ばれます。

 

バンドウォークが発生するとトレンドも発生した可能性がありますが、バンドから足が離れ始めたら要注意です。

 

天井付近でポジションをもってしまうと目も当てられないことになってしまいます。

 

ボリンジャーバンドだけでも十分運用できるので、ボリンジャーバンドだけでトレードしている人もいますが、より正確にポジションを持つタイミングを計るため、MACDも画面に表示させます。

 

テクニカル分析:MACD

MACDはマックディーと読みます。

 

MACDは二本の線が交差した時が買い時、売り時になります。

 

具体的に言うと、長期線を短期線が下から上に貫くことをゴールデンクロス、長期線を短期線が上から下に貫くことをデッドクロスといい、売られすぎの状態でのゴールデンクロスはその後の上昇予測、買われすぎ状態のデッドクロスはその後の下降予測になりますので、ゴールデンクロス及びデッドクロス発生時にポジションを持つのもいいかと思います。

 

また、ポジションを持つ前に必要な準備があります。

 

チャートの表示範囲で分足、時間足、日足、週足、月足とありますが、必ず週足か月足から見ていくようにしてください。

 

週足から日足、時間足とみていくことで大まかなトレンドが見えてきます。

 

最後に分足でポジションを入れるタイミングを探ります。

 

これはスキャルピングでもスイングトレードでも必要な準備ですので、トレード前には週足からチェックしていって下さい。

 

テクニカル分析が必須のスキャルピングトレード

テクニカル分析はすべてのトレードの基本ですが、特にテクニカル分析が必須の「スキャルピング」というトレード方法に焦点を当てていきたいと思います。

 

スキャルピングとは超短期取引を指します。

 

超短期間でトレードを繰り返すため、一度に実現する利益はわずかです。(ロットを増やせば利益も増えます)

 

そのわずかな利益を積み重ねていくことで利益を蓄積していきますが、利確と損切りのラインを明確に設定する必要がある為、突然の暴落や暴騰でも被害は最小限で済みます。

 

暴騰暴落が始まったら落ち着くまで待ってもいいですし、ボリンジャーバンドのバンドを大きく抜けていれば、一度利確で相場が反対に動くと考え、逆張りをするなど臨機応変な対応をとることができます。

 

ただ、先に述べたように損切り、利確のラインははっきりする必要があります。

 

損切りするのが嫌で損切りをしないというのはスキャルピングの手法として成り立ちません。

 

スキャルピングではポジションを持ったら機械的にここまで上がったら利確、ここまで下がったら損切りと淡々と作業のようにこなしていく必要があります。

 

通常小さな利益を積み重ねていくスキャルピングですが、大きく利益を出せるチャンスが月に数回あります。

 

それは重要指標が発表される日です。

 

特にアメリカの指標、なかでもアメリカ雇用統計は毎回上下に大きく動くため、うまくトレードができれば、売りと買い両方で利益を上げることができます。

 

素早い操作と判断力が求められるので反射神経も必要になってきます。

 

その為、無理をして何度もトレードする必要はありませんが、チャンスは狙っていきましょう。

 

注意点として、重要指標の時だけトレードを繰り返していると、FX業者によってはペナルティーを科してくることがあります。

 

海外業者で重要指標の時だけトレードをしていたらレバレッジ最大値を下げられたという例もあるので、事前に禁止されていないか規約を読んでおくことが重要です。

 

最悪口座凍結などの厳しい処置も考えられますので、自己判断はせず、必要ならサポートに問い合わせましょう。

 

有料の分析ツールにご注意

 

ボリンジャーバンドやMACDなどの分析ツールは無料で使うことができます。

 

ほかにも日本生まれの一目均衡表というツールも無料で使うことができます。

 

しかし世の中には独自の分析ツールを作り、販売している人がいます。

 

独自の理論に基づいて作成されていますので、使い方の説明書もついてきますが、正直個人的にはおすすめはしていません。

 

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100%勝てる分析ツール!

負けなし最強ツール!!!

 

など謳っているものは詐欺の可能性が高いですが、そもそも大勢の人はボリンジャーバンドや移動平均線などの分析ツールでトレードしています。

 

“チャートは人が動かす”の言葉通り、人が売り買いをするからチャートが動きます。

 

ということは皆が買う時に自分も買えばどんどん上がり、皆が売るときに自分も売れば売りの波にのることができます。

 

その為、多くの人が使っている分析ツールを自分も使い、売り買いのタイミングを大勢に合わせることが重要で、それにより波に乗り、利益を出すことができます。

 

すべての有料ツールを否定するわけではありませんが、絶対儲かるなどの怪しい謳い文句に騙されないようにしてください。

 

スキャルピング向けの通貨は?

これは相性もあるのでどの通貨が一番いいとは一概に言えませんが、レンジ相場になりやすい東京時間のドル/円は往復で値がとりやすいので初心者の方にもおすすめです。

 

ユーロは時に大きく動くので、大きな利益を狙いたい人におすすめです。

 

ただしロスカットは必ず行うようにしてください。

 

もっと儲けたい人にはイギリスポンドがあります。

 

ただしポンドは大きく儲けられるチャンスは頻繁に訪れますが、値動きが激しいため、ギャンブルに近く、難易度はかなり高いです。

 

ポジションを持った時に自動で利確の指値とロスカットの逆指値を入れてくれる取引ツールがありますが、ロスカットラインの設定が甘いとポジションを持った瞬間に逆に動き、一瞬でロスカットされてしまう事があります。

 

イギリスポンドでスキャルピングを行うためには、かなりの反射神経が必要ですので、デモトレードで事前に慣れておくか、しばらくチャートを眺めて癖をつかんでおいてください。

 

間違ってもいきなり取引に挑戦しないようにしてください。ロスカットが続くと、つい取り戻したくなり強引なトレードになりがちです。

 

ちなみにスプレッドの関係でスキャルピングに向かない、できない通貨ペアも存在します。これはFX業者によって違いますので、通貨ペアのスプレッドは必ず確認したうえで取引を開始するようにしてください。

 

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