FXは多くの用語が出てくるのでFX初心者や未経験者は頭がこんがらがってしまうでしょう。
しかし、すべてのFX用語を理解する必要はありません。
事実、私もFXを10年やっていますが、まだまだ知らない用語や聞いたことが無い用語はたくさんあります。
でも全くFX用語を知らない状態で利益がでるほどFXは甘い世界ではありません。
それこそ「ビギナーズラック」や「運任せ」で利益を狙うのであれば必要ないかもしれませんが、そうでない場合は必要最低限の用語は必要不可欠と言えるでしょう。
ですが、FX初心者や未経験者からすると何を覚えるべきか分からないでしょう…
そこで今回は「FX初心者が絶対に覚えるべき基本用語」をまとめることにしました!
これからFXトレードを始めようと思っている人やトレード初心者はぜひここだけは最低限覚えるようにしてくださいね!
FX初心者が覚えるべき基本用語6選
FX初心者がつまずきやすい基本用語について、順番に解説していきます。
ただ、一気にすべてを覚える必要もないので繰り返し見返して頭に定着させるようにしてください。
大切なのは「覚える」ということですが、学生の頃と比べると学習時間が無い上にFXでは専門用語(カタカナ)が多いので挫折しがちです。
ですので、定期的に繰り返し見ることで記憶の定着化を図ることをオススメします。
では先に進みます。
基本用語①:通貨ペアと取引単位
通貨ペアは2つの通貨を組み合わせています。
ドル円(USD/JPY)であれば、アメリカの米ドルと日本の円です。
FX業者が用意している通貨ペアのみで、自分で新たに作ることはできません。
取引単位としては基本的に日本口座が1Lot(ロット)=1万通貨で海外口座が1Lot(ロット)=10万通貨という認識になるのでご注意ください。
基本用語②:為替レートとチャート
通貨ペアの交換基準を示したものが為替レートです。
リアルタイムで変動し続けていて、原則的にこの差額を利用して儲けます。
そして為替レートの動きを連続で表示したツールがチャートです。
後述する分析方法でもよく使うので、とにかく触って扱いに慣れましょう。
基本用語③:ポジションとpips
FXで新規取引をすると一時的にポジションを保有します。
このポジションは引換券のような役割で、いずれは必ず決済して清算をしなければいけません。
ポジションの損益は為替レートの値幅であるpips(ピプス)で表示されます。
できるだけpipsで考えることで目先の金額に惑わされないトレードになるのです。
基本用語④:枚数と証拠金維持率
枚数は通貨単位の別称となります。
日本国内では、0.1ロット=1,000通貨、1ロット=1万通貨として扱っています。
そして、証拠金維持率は含み損益を反映させた口座残高に対するポジションに必要な証拠金の割合です。
100%を割った瞬間にFX業者が全てのポジションの強制決済を行います。
基本用語⑤:スプレッド
スプレッドはFXの売買で支払う手数料です。
買値と売値の差額がそのままスプレッドになっているため、原則的に別で払うことはありません。
為替市場の動向によってスプレッドが広がるので、初心者は注意しましょう。
基本用語⑥:スワップポイント
通貨ペアで相対的に金利が高い通貨を持っていると、スワップポイント(金利)をもらえます。
預金の金利とほぼ同じで、このスワップポイントを狙って長期保有する投資家も多いです。
相対的に金利が安い通貨を持つと、逆にスワップポイントを払う必要があります。
FX初心者におすすめの分析方法
根拠のある取引を続けるために、以下の2つの分析方法を実践しましょう。
ここがFXの分析では特に重要になり、人によってそれぞれどのくらい重要視するのかも違ってきます。
極端なことを言ってしまえば「テクニカル分析しかしない人」もいれば「ファンダメンタルズ分析しかしない人」もいるくらいです。
このように一人一人トレードスタイルは違い、トレードに絶対的答えは無いのであなたにあったトレードスタイルを確立してください。
テクニカル分析
テクニカル分析では、チャートの形によって今後の値動きを予測します。FXの代表的な分析方法で、色々な理論やツールが考案されているのが特徴です。
FX業者のチャートを開くと、各テクニカル指標を選ぶことで新たに表示できます。複数のテクニカル指標を同時に見ることも可能で、2つ以上を組み合わせる事例がよくあります。
初心者は、まず1つずつ試してみて、その使い心地を確かめることを推奨します。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析は、経済的な側面からアプローチして、FXの大きなトレンドを読み取ります。とりあえず、注目度が高い経済指標と要人発言のスケジュールを押さえておきましょう。
初心者へのおすすめは、FX業者や関連サイトに掲載されているアナリストの分析や所見を読むことです。
すぐに効果が出るわけではないので、後回しにしても構いません。
FX初心者が覚えるべき注文方法
初心者がFXで注文する際におすすめの方法は、以下の3つです。
まずはデモ口座を作成して取引することをオススメしますが、人によってその価値観も違ってくるのでいきなりリアルトレードをしても問題ありません。
ただし、リアルトレードで実践する場合は損失を被る可能性があるので最小単位(1,000通貨)で取引することをオススメします。
注文方法①:成行注文
成行注文は買値と売値のボタンの上やチャート上で直接クリックした瞬間に成立します。
ただし、すでに別の数値に変わっている場合は不成立としてキャンセルされる場合もあります。
どれだけスリッページを許容するのかで注文の通りやすさが変わるので、自分なりに調整してみましょう。
注文方法②:指値注文
自分に有利な価格で売買するためには指値注文が便利です。
買いポジションでより高い価格の売却、売りポジションでより安い価格の購入を行えます。
下がった場合の買い、上がった場合の売りと、エントリーにも使用可能です。
注文方法③:逆指値注文
自分に不利な価格で注文したければ逆指値を使う必要があります。
現在の為替レートより上がったら買い、下がったら売るための注文を出せます。
主に保有しているポジションの損切りで使いますが、発生した大きな流れに順張りする際のエントリーでも便利です。
FX初心者はデモトレードを行うのが基本中の基本!
とりあえずFXの手順を知りたい人には、お金をかけずに取引できるデモトレードをおすすめします。
デモトレードでの注意点や意識すべきことを下記にまとめたので参考にしてください。
理由①メールアドレスで無料利用
FXのデモトレードは基本無料でメールアドレスを登録すれば利用できます。
自社に口座開設をしてもらうためのサービスで、個人情報と証明書を出さずに開始できるのです。
最初に与えられた100万円ぐらいの仮想資金を使い、実際に取引することで操作感覚やお金のやり取りを学べます。
理由②:本番と同じ環境で売買可能
デモトレードは本物の為替相場によるバーチャル空間です。
ゆえに、自分のお金を使わずにどのようなルールで取引すれば良いのかを検証できます。
但し、土日には為替市場が開いていないので売買することはできません。
理由③業者選びやテストで便利
ゆっくりと試せるので業者選びに役立ちます。
いくつか使うことで色々と比較すると、「これは注文しにくい」「もっと見やすい画面がいいのに」のように多くの意見が出てくるのです。
1週間、1ヶ月の期間でルールに従って取引した場合のパフォーマンスを知りたい時にもFX業者のデモトレードが活躍してくれます。
FX初心者が覚えるべき基本用語まとめ
今回はFXの基本用語をまとめました。
ただ、用語を理解したからと言ってFXで利益が出るとは限りません。
チャート分析、ファンダメンタルズ分析、投資家心理…様々な要因が複合的に絡み合って相場は動いています。
その為、表面的な要素だけを理解したとしても勝てるようにはなりません。
いや、厳密にいえば「勝つ」ことはできますが「勝ち続けること」はできないのです。
しかし、トレードをする以上「勝ち続けるトレーダー」へと成長しなければ意味がありません。
私たちは資産を増やしていくためにFXを選択しているのでギャンブルとか一過性なものにしてはいけないのです。
ですが、そう簡単には身に着けることができないからこそ価値があるし面白いと私は思っています。
それにトレードを身に着ければ資本主義社会が存在している以上お金を生み出すことができるのです。
そこを目指して今日もまた貪欲に成長していきましょう!
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