トレードの目的は「お金を増やすこと」であって、高い勝率を維持することではありません。
事実、高い勝率があったとしても一回の損切りが大きければトータルで「損失」になってしまいお金を増やすことはできません。
そしてトレーダーであり投資家であるあなたが意識しなければならないのが【資金管理】になるのです。
これはビジネスでも日常生活でも同じことがいえますがお金を増やすためには「お金の管理」をする必要があり、これをトレードに置き換えると「資金管理」が大切であることが分かります。
でも、FXで資産を失っている人の90%以上が「資金管理」を怠っているのです。
これではお金が増えるわけは無いですよね?…
そこで今回は「資金管理」に絞って大切なことをお伝えしていきたいと思います。
あなたがFXの世界で本気で資産を増やしていきたいと思うのであればぜひ最後まで読み進めてくださいね!
それではさっそく先に進みたいと思います^^
FXの資金管理術:利食いと損切りの目安を決定
FXは必ず利食いと損切りのどちらかで決着するので、まずここを押さえましょう。
資金管理をしていく上で重要な内容になるのでしっかりと理解してマスターしてくださいね!
資金管理術①:利食いは10pipsが1つの目安
初心者は、FXの利食いを10pipsから始めてみることをおすすめします。なぜなら、短期トレードで成功している投資家の大部分は、このラインで考えているからです。
しばらく10pipsで利食いをしていると、どれぐらいの時間でリミットに達して、どのようなパターンで負けそうなのかが見えてきます。
それに、1日10pipsをコンスタントに取ることができれば資金は順調に増えていきます。
1回のトレードで100pips以上を取る必要もないので、この力を身に着けるようにしてください。
あとはそこから「利を伸ばす」ということができれば更に利益を上げることができるのですから。
資金管理術②:損切りの徹底
損切りは利確以上に重要と言えるでしょう。
なぜなら、多くのトレーダーにとって「損切り」というのは高いハードルになるからです。
コツコツドカンという言葉がFXの世界では有名ですが、これは損切ができないトレードを物語っています。
それくらい多くの人が損切りすることができないので、必ず損切りするメンタルと戦略を描いた上でトレードするようにしてください。
資金管理術③:設定したルールを必ず守ろう
FXで利食いと損切りの設定をしたら、必ずそのルールを守りましょう。
自分のルールを守ることで、売買をした記録に一定の規則性ができます。
その時のチャートと見比べれば、自分の判断が遅かったのか早かったのかなどの情報を得られるのです。
トレードの途中で意味なくルールを変更すると、資金管理の根拠をなくすので、十分に注意しなければいけません。
資金管理で重要な要素は?
しばらく利食いと損切りを行ったら、次に損益のバランスを確認します。
正直、このバランスが上手く取れていなければいくらトレードをしてもお金が増えることはありません。
逆にトレードをすればするほど資産が減っていく…という矛盾が生じてしまうのです。
これでは本末転倒。
しっかりとお金を増やしていくためにも損益管理をしてくださいね。
基本的に週単位の損益で判断
FXの損益は、最低でも週単位で確認します。
なぜなら、たまたま損切りだけで赤字になる日も入ってきて、いちいち気にしていてはトレードの判断に悪影響があるからです。
週単位で損益をチェックすれば、目先だけにこだわっていた時よりも広い視野になります。
資金管理を身につけるための重要なステップなので、週末の土日にじっくりと分析してみましょう。
資金管理は月単位で行う
週単位の分析を4回ぐらい繰り返すと、1ヵ月の損益が確定します。
順調にお金を増やしていく資金管理として、この月単位が黒字と赤字のどちらであるのかがポイントです。
また、自分の感覚とFXの事実を擦り合わせることで、「連勝していたはずなのにお金が減っている」「ぼろ負けしたはずなのに結果的にプラス」という驚きも得られるでしょう。
それに月単位で管理することで目の前のトレードに一喜一憂することなく冷静に判断できるようになるので、月単位で管理するようにしてください。
利食いと損切りを見直そう
月単位の損益のチェックまで完了したら、仮設定だった利食いと損切りの数字を見直すことで精度を上げます。
- 月単位で利益がでているか?
- 利益と損切りのバランスは?
- トレードの改善点は?
そんなところを毎月チェックしてスキルアップに繋げていきましょう。
資金管理での注意点
勝てるようになってきたら、いよいよロット数を増やす段階に入ります。
しかし、資金管理ができている且つお金が増えていることを確認できた段階でロット数を上げなければ単純に資産を減らすスピードを速めるだけです。
それに、ロット数を上げると利益額も増えますが損失額が増える可能性もあるのでメンタル面が追い付かない場合があります。
そういった場合は必ずしもロット数を上げる必要は無いので、適宜自分のメンタルと相談しながらトレードをするようにしてください。
損益が増える時が一番危険
FXで大損をしやすい時期は、トレードを経験して半年後とロットを上げた時の2つです。
後者が最も危険で、注意しないとあっという間に退場になってしまうでしょう。
ただ、ビギナーズラックが終わる頃である「半年後」も損失が増える時期なので気を付けてください。
知識が増えた分、判断に迷いが生じて結果的に大きな損失に繋がるので「半年後」は損失が増えることになります。
一時的なドローダウンを必ず考慮
せっかく資金があるのに、半分以下のポジションに抑えるのは、一時的に負けてしまうドローダウンに耐えるためです。
FXの口座に追加入金をせずに、手持ちの資金だけでロット数を少しずつ増やしていくことが、資金管理の最終目標となります。
ここまで身につければ、あとはトレードを続けていくほどお金が増えていく可能性が高いです。
複利で運用することができれば時間の経過とともに資産が増えていく事になりますからね!
連勝しても調子に乗らないこと
中堅の投資家になった際には、調子に乗ることでの大損を警戒しましょう。
連勝して気が大きくなったタイミングが危険で、1回だけとその資金における最大ポジションを取って負けるパターンがありがちです。
同じpipsの負けでも、枚数が多いほど損失が拡大するため、それで一気にモチベーションが下がって自滅するケースを避ける必要があります。
メンタルコントロールが重要なのは周知の事実です。
「勝って兜の緒を締めよ」という言葉のように勝った時こそ注意を払ってください。
最終的には損切りが重要になる
最後に、プロトレーダーの考え方について説明していきます。
実際、私もFXで月収300万円以上を稼いだ実績がありますが、その前にはロスカットを2.3回経験しました。
高校卒業と同時に就職してからFXにのめりこみましたが、本当に紆余曲折して今があると思っています。
その過程で経験したことをお伝えしていますが、私と同じ苦しい経験をしない為にもしっかりと理解して実行に移すようにしてください。
資産を守る為にも損切りを中心に考える
プロトレーダーは、まず損切りの許容範囲を定めます。
なぜなら、そのストップに達しない限りは、どこまでも含み益が伸びていく可能性があるからです。
含み損についても、決済した損失と同様に考えることがポイントになります。
資金管理の極意である損切りを使いこなせば、失敗しても許せる範囲の損失で済みます。
勝ち負けを繰り返しながら資産が増えていく
FXで1回も負けないことは、不可能です。
そのため、勝って負けて資金が増減する流れになり、目先の感覚だけではついていけなくなります。
その五里霧中から正しい方向、資金が増えていく未来に向かうためには、利食いと損切りのバランスなどの資金管理が欠かせません。
トレードの書籍にひたすら資金管理を解説するものが混ざっていることには、それなりの意味があるのです。
ここを忘れないでください。
資金管理でお金を増やせる
何も考えないと、FXのトレードですぐに熱くなってしまい、お金をすり減らしていきます。
現実には、冷静な資金管理で自分のお金をゆっくりと減らしていく人ほど成功しやすくなっています。
必ず小さな負けで抑えて、なおかつすぐに同じ枚数で再戦できる資金が残っていれば、失敗を恐れずにチャレンジ可能です。
のびのびと取引する喜びを知れば、FXの投資家として高みに上れます。
無限の可能性があるので目先の勝敗や利益に一喜一憂せずに地道に利益を増やしていってください。
FXで利益を生み出す資金管理術まとめ
FXでお金を増やしていくためには「資産管理」は絶対的に必要となります。
事実、過去の私もこれができなかったからこそロスカットを2.3回して本当に辛い思いをしましたから…
でも分かっていても出来ないのがFXの難しいところ。
これに関してはまた別の機会で方法をお伝えしたいと思いますが、今回は「資金管理の重要性」を把握していただければと思います。
やっぱりFXを始めるのであれば【お金を増やす】ということをやっていきたいですよね?
その為にも資金管理を徹底して1円でもお金が増えていく仕組みを作っていきましょう。
この積み重ねが大きな資産を生み出すのですから。
忘れないでください^^