FXで利益を上げることができる人とできない人の違いはなんだと思いますか?
それこそFXで勝ち続けるトレーダーになる為には総合的な能力を高めなければいけないので、負けているトレーダーとの違いを「これ」といって特定することは難しいです。
しかし、利益を上げているトレーダー、すなわち勝ち続けているトレーダーには少なからず「共通点」もあります。
その共通点を理解したからといって次の日から勝ち続けるトレーダーになれるわけではありませんが、知っていると知らないとでは大きく違います。
そして今回は『FXで勝てるトレーダーのある共通点とは?』をまとめたので、勝ちトレーダーを目指している方は最後まで読み進めて下さい。
FXで勝ち続けるトレーダーに共通する点
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FXは投資になるので、利益をあげて現段階よりも資産を増やしたいと思うはずです。
だからといってトレードすれば利益を得られるほどFXは甘くないのですが、その中でも利益を上げている人は存在しております。
では、FXで利益を上げ続けることができるトレーダーにはどのような共通点があるのでしょうか?
FXで勝てるトレーダー共通点①:“待つ”ことができる
基本的に相場というのはランダムウォークであると私は思っています。
ただ、細かく言えばそのランダムウォークで動く相場の中でも規則性のある局面が存在しており、それらを繰り返すことで相場が形成されていると考えています。
このように考えるとランダムで動いている相場の中でエントリーした場合はどうでしょう。
エントリーした際に「損切」をしないことを前提とすると問題ないのかもしれませんが、損切設定した場合はそれに引っかかる可能性が高いといえます。
なぜなら、ランダムに動いているので自分が予測した範囲に収まらない可能性が高いからです。
このように考えるとランダムで動く相場の中で、闇雲にエントリーしても勝つことができないことが分かりますが、負け続けるトレーダーにとってはその部分はあまり重要ではないかもしれません。
これは「ランダムウォークで動く相場でエントリーするリスク」よりも「チャートを眺めてエントリーしないリスク(機会損失)」の方が大きいと判断されてしまうからです。
確かにチャートを見ているとトレードしたくなるし、長い時間見続けてエントリーしないで終えると損した気分になります。
だからといってトレードすれば利益を上げれるのではなく、ポジション保有するということは少なからずリスクを抱えている状態になるのです。
つまり、「トレードしないことのリスク」よりも「トレードする方がリスク」の方が大きいということです。
しかしながら負けているトレーダーに限って逆の発想になってしまうので、待つことができずにトレードしてしまい、損失を膨らませてしまうのです。
FXで勝てるトレーダー共通点②:局面を見極める能力が高い
これも「待つ」という部分ともリンクする話にはなりますが、勝ち続けるトレーダーは局面を見極める能力が高いので必然と「待つ」ことができるのです。
局面を見極める能力というのは、ランダムウォークで動く相場の中でも規則性の高い局面を見極める能力のことを指し、優位性のある場面を見つけ出すことになります。
そのため、「闇雲にエントリーする」ということや「トレードしないことのリスク」を防ぐことができるのです。
ですが勝ち続けているトレーダーだからといって、必ずしもすべてのトレードで勝っているわけではありません。
当然トレードの中にも負けトレードというのは存在しておりますが、勝ち続けるトレーダーはトレンドやレンジブレイク、反転…といった「相場の局面」を見極めることができるので大きく利益を上げることができています。
加えて「優位性の局面」も見極めることができているので、トータルで見たときに一定のパフォーマンスを生み出すことができているのです。
FXで勝てるトレーダー共通点③:気持ちをリセットできる
FXで負けることは避けて通れません。
それこそ潤沢な資金を有しており「損切をしない」ということであれば話は別ですが、多くの場合はその限りではありません。
ましてや私たち個人投資家という枠組みであれば「損切をしない」という選択肢は致命的な損失を与えてしまうことに繋がりかねないので、そういった意味でもFXで負けることは避けて通れないと言えるでしょう。
しかし、勝てないトレーダーの多くが「負ける」ことを嫌がり、損失確定を遅らせてしまうことでロスカットに追い込まれているのです。
それに、その負けを次のトレードにまで引きずってしまうので客観的に相場を見ることができず、更なる損失を引き起こしてしまう原因にも繋がったりするのです。
例えばショートポジションを保有したとして、相場が急騰したので損切したとしましょう。
このとき勝てないトレーダーの選択肢として、「損切できない」もしくは「損切できてもまたショートポジションを保有してしまう」のどちらか一方になるかと思います。
前者は言うまでもなく改善する必要があることが分かりますが、問題は後者の場合です。
相場の状況によって対応も変わるので一概にすべてが“問題”と決めつけることはできませんが、後者の問題点として「前のトレードの戦略を捨てきれていない」という部分があります。
つまり、「損切」という形で一つのエントリーが終わったのにもかかわらず、頭の中では「ショートポジションを保有すれば利益が出る」という気持ちを捨てきれていない、ということです。
その為、損切したけれどもまたショートポジションを保有してしまい、更なる損失を引き起こしてしまうのです。
このようなトレードを繰り返しているうちは勝ち続けるトレーダーになることは難しく、それにこのような人は「コツコツドカン」というトレードを繰り返していることでしょう。
勝てないトレーダーは気持ちをリセットすることができずに次のトレードに影響を与えていますが、勝ち続けるトレーダーは一回一回のトレードを新しい気持ちで行うことができているのです。
こうして考えると、トレードは連続ドラマのように次の回に影響を与えるように行うのではなく、「一話完結の連続ドラマ」のように毎回フラットな気持ちでトレードすることで、利益を積み上げていくことが重要だといえます。
この表現が正しいかどうかは分かりませんが、感覚や考え方として伝わればいいと思います。
勝ちトレーダーへと変化するためには?
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FXで利益を上げることができなければ焦りも生じるでしょう。
それこそ負けが続いていたり、損失が膨らんでしまえば「勝ちたい」という欲求は更に強まるはずです。
しかし、いきなり負けトレーダーから勝ちトレーダーへと変わることはできません。
よくネットを見ていると「次の日から勝ちトレーダー!」「これであなたも勝ちトレーダー!」なんて広告や謳い文句を目にしますが、FXで勝ち続けるトレーダーになる為にはそんな簡単なものではないのです。
ですが、負けが続いたり損失が膨らむと、脳は正常に物事を判断することが難しくなってしまうので、冷静に考えると有り得ない話だとしてもついつい騙されてしまうのです。
確かに勝ちトレーダーへと変わる「キッカケ」というのは人によって異なり、それぞれ何かしらのキッカケを掴んで負けトレーダーから勝ちトレーダーへと変化することになりますが、その変化ができる人とできない人には大きな違いがあります。
その違いとしては「他人への依存度」という部分があり、勝つことができないトレーダーは「自分以外にすべての責任を押し付けている」という傾向にあるので、いつまで経っても勝つことができないのです。
しかし、これは「他のトレーダーのアドバイスを聞くな」といっているのではありません。
なぜなら「守破離」という言葉もあるように、師匠やメンターのアドバイスを素直に聞いて行動に移すことは素晴らしいことであり、あなたが変わるキッカケとして大きな役割を担っているからです。
このように聞くと「他人への依存度」という言葉が難しくさせているのかもしれないので補足として付け足しますが、単に「依存すること」が悪いのではなく、「思考停止した状態で依存すること」が悪いと考えています。
師匠やメンター、他の人の考え方を理解しようとせず、そしてリスク管理を怠り、思考停止した状態や安易な考え方が、勝ちトレーダーへの変化を阻んでいるのであり、そうした状況を理解して変えようと思わない限り何も変わることはできません。
現在負けているトレーダー、もしくは負け続けているトレーダーはこうした考え方を意識するようにしてください。
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