FXを始めるキッカケは、
「生活を楽にするため」
「将来に向けて資産形成を目的に」
「夢を実現するため!」
など様々な理由がそこには存在していると思います。
しかし、そのキッカケこそバラバラでも「収入を増やしたい」という思いは、トレーダーであれば共通と言えるでしょう。
けれども、そんな思いとは裏腹に
「損切りが重なる」
「急落してロスカットされた」
「損大利小トレードしかできない…(´;ω;`)」
と、さまざまな要因から資金を失う人もたくさんいるのが現状です。
そんな私もFXを10年続けていますが、過去にはロスカットを2回以上も経験しております。
そのときは本当に苦しめられて、命を絶つことすら脳裏を過ったくらいです…
ですが、FXの可能性を信じていたし単純にチャーを見る事が好きだったからこそ、これまで続けることが出来ました。
しかしながら、そうは言っても昔の僕と同じ轍を踏んでは意味がありません。
本当に辛く苦しい思いをしたからこそそう思うのですが、やっぱり夢や希望を抱いてFXを始めたのであれば必ず“それ”を実現させたいと思います。
そこで今回は『FXで勝てない人の原因と対策』についてまとめたので、FX初心者や勝てない人は先ずまずは勝てない原因を突き止め、対策を講じるようにして下さい。
同じトレードを繰り返したところで同じ結果しか生まれません。
真剣にあなたのトレードについて見直してみてください。
FXにおける「負け」の定義とは?
私の個人的な考え方ですが、投資全般において「勝った」「負けた」という表現はあまり好きではありません。
確かに「上がり時、下がり時」というものを予想し、その予想が当たっていれば「勝った、負けた」という表現が適切ではあります。
しかし、その表現が賭け事と同一視されてしまうきらいがあるのも確かです。
「投資は賭け事ではなく、確実な利益を上げることができるものである」
ということをまずは理解し、FXにおける「負け」の定義を確認してみましょう。
FXで致命的なロスカット
ロスカットとは端的に言えば、トレーダーの損失を資金よりも多く膨れ上がらせることを防ぐための処置になります。
つまり、トレーダーが借金を抱えなくて済むようにするための決まりごとです。
(金融商品取引業等に関する内閣府令 第23条 第3項から第5項 条文:https://www.fsa.go.jp/index.html)
FXにおいてロスカットはトレーダー生命を失うに等しく、そのためトレーダーは損切りやポジション管理など、一定の独自ルールを設けることでリスク管理を行います。
ですので、リスク管理が甘いとロスカットに見舞われ、致命的な負けに繋がります。
ロスカットの経験からFXをやめる、という人もかなり多いのではないでしょうか?
頭では分かっていても、上手くいかないこともあるでしょう。
だからこそ、リスク管理を徹底してロスカットを防ぐ対策をしなければいけないのです。
では、具体的にどんな時にロスカットされてしまうでしょうか?
ロスカットの原因:塩漬け
短期決済を目的に保有したポジションが逆にマイナスになってしまい、結果、損切りすることができずにズルズルと保有し続けることを「塩漬け」と呼びます。
漬物を作るように長期間寝かせることで、再び値が戻ってくることを目的としていますが、その分ロスカットの危険性も増加する事を忘れてはいけません。
そして塩漬けしているポジションが増えるほど必要な証拠金の額は多くなり、気づけば証拠金が不足する現象が起きてしまいます。
そうなるとロスカットを避けるために追加で証拠金を口座に入金しなければなりません。
これを「追証」と呼び、資産が底をつけばFXで巻き返すことはまず不可能です。
FXで勝てない人の特徴とは?
たとえば「一回の取引で利益を出すことは難しくない」と言うと「そんなことはない、難しいぞ」と言われてしまうかもしれません。
しかし、真に難しいのは「トータルでプラスの利益を出すこと」ではないでしょうか?
つまり、少なからず利益が出せても、利益をチャラにしてしまうほどの損失を膨れ上がらせる「何か」があるのです。
では、その「何か」を説明していきます。
FXで勝てない人には3つの特徴があります。
それは、
- 決断しない
- 考えない
- 整理しない
この3点です。
損失を膨れ上がらせてしまう3つの「ない」からFXで勝てない原因を深堀していきましょう。
FXで勝てない原因①:希望的観測で根拠が薄い
「上がるだろう」と予想したものの、その予想に反して下がってしまったとします。
そのような局面で損切りすることなく「いつかは上がるだろう」と根拠なく保有し続けてしまう行為が「希望的観測」になります。
本来であれば予想と違う結果が導き出された時点で損切りをするのがセオリーですが、
「また上がるから保有しておこう」
「いや、長期で見れば上がると思う」
「絶対にまた戻ってくるはずだ!」
といって何の根拠も無しに保有し続けてしまうことに問題があるのです。
FXが賭け事と同一視されてしまうのは取引根拠が薄く希望的観測で取引を行う人がいるからだとも言えるでしょう。
これでは「投資」ではなく「博打」と同じですよ?
FXで勝てない原因②:テクニカル分析に固執する
チャートをテクニカル分析で「今日のレンジ幅は109.80~110.20だから逆張りして109.85で買おう」という具合に分析することはFXを長く続けていくうえでとても重要になります。
しかし、実際にトレードしてみると
「下らずに急に110.50まで上がった…」
「テクニカルだと下がるから逆張りできたはずなのに…」
「過去のチャートと違う…」
と騙されることも珍しくありません。
そこで「なぜ急に上がってしまったのか」と別の視点から分析することが出来なければ次も同じように損失になってしまいます。
相場が動く原因は単にテクニカル分析だけをしていればいいわけではありません。
ファンダメンタルズ分析も上手く取り入れて分析する必要があるのです。
FXで勝てない原因③:ポジション整理ができていない
口座維持率(証拠金維持率)が下がってきた時に何も手立てを講じなければ知らないうちにロスカットになってしまいます。
いや、それどころか自分がどの位のポジションを保有しているのかすら把握していない人もたくさんいるのです。
「大きく稼ぎたい」という気持ちが先行してしまい、結果的にレバレッジを掛け過ぎて少し値が動くとロスカット…
そんな人も多いので、常に保有しているポジション量を頭に入れておいてください。
これが出来なければ、突然の出来事に対応することが困難になり、たとえば突発的なニュースや要人発言、米雇用統計のようなサプライズで大きな損失を出してしまうことになりますから。
FXで勝てない原因④:損切の回数が多い
独自ルールを設けたものの、ルールが厳しすぎれば逆に損切りの回数が増えてしまいます。
EAのような自動売買のシステムトレードでは為替の変動アルゴリズムに沿ってルールが定められていますが、アルゴリズムが改変されれば「改変内容とルールがマッチせず、運用に失敗する」ということもあります。
また、取引手法に合っていないルールは利益を獲得するチャンスを逃す恐れもあるでしょう。
ですので、「ルール」と「タイミング」を明確化してトレードする習慣をつけてください。
一概に「損切り回数が多い」ということだけでは勝てない原因にはなりませんが、損切りに引っ掛かっているということは少なからずタイミングが間違っている可能性が有ります。
そう考えると「ルール自体に問題が無くても“それ”に気付かずに損失を増やす結果になってしまう」と言えるので注意が必要です。
【関連記事:衝撃!エントリーした瞬間に逆へ動く本当の理由とは?】
FXで勝てない人が理解すべき4つの術
FXで「勝てない原因」は誰でも解決することができます。
しかし、解決するまでの時間には個人差があります。
なぜなら持ち前の資産から投資のスタイルまで人それぞれなわけで、獲得できる経験値には個人差があるからです。
ですので一概に「こうすれば確実に対策できる」というものではありません。
しかし、これでは何の解決策にもなっていないので、今回は僕がFXを続けていくうえで重視していることを4つに区分し、まとめてみました。
どんなトレーダーでも持っている指針を理解し、生き残るための術を4つ見てみましょう。
FXで勝つ為に必要なコト①:資金管理
「一定の体力を常に温存できているか」というのは、口座維持率(証拠金維持率)が常に一定維持できているか、ということです。
「700%を常に維持している」という安全重視の人や「350%になったらポジション整理で400%にする」というリスクを背負って利益重視の人など、自分の投資スタイルを決めることはマラソンランナーの体力配分と少し似ているかもしれません。
人によって感覚は異なりますが最低でも口座維持率を常に500%で維持するようにしましょう。
FXで勝つ為に必要なコト②:「ルール」は週1ペースで見直し!
「投資信託のようなファンドマネージャーは長期よりも短期で結果を出すことに重点を置いている」
あなたはご存知でしょうか?
彼らは毎日、顧客から結果を求められる彼らは目に見える結果を重視するため、長期よりも短期の成績を重視します。
こういった短期のスピード勝負が近年では特に重視される傾向にあるため、為替の変動アルゴリズムは常に変化していきます。
平日はトレードに集中し、休日には前の週のトレード結果を参考にルールの見直しを行います。
あなたもプロを真似して常に結果を見直し、勉強を重ねながらルールを調整することで次の週に備えてみてはいかがでしょうか?
必ずルールを変える必要はありませんが、見直す事によって継続的改善が可能になるのです。
FXで勝つ為に必要なコト③:FXをしない日も必要
為替相場の変動幅が少ない日もあります。
利益を得ることに固執し、無理にポジション取りに行くよりも静観することでチャンスを伺う方が良い時もあるでしょう。
さらに言ってしまえば、何分も何十分も静観する時間があるようであれば違うことに時間を割いても良いのではないでしょうか?
たとえば「昼間の東京時間は動かないけど、夜は米国の指標発表もあるし、夜になったらチェックしよう」など、スタイルを決めることも重要です。
利益を得るためにすべきことはチャートを見続けることだけではありません。
それにポジションを持てば利益が上がるわけでもありません。
エントリーしてポジションを持つということは利益を上げる可能性がある分、逆に損失を被る可能性もあるということです。
ですので、この大前提を理解した上でのエントリーを心掛けてください。
FXで勝つために必要なコト④:取引根拠は多いほど良い
経済指標、要人発言、実需の動向など、為替の変動予測は様々な要因が絡みあいます。
さらには国債の利払い月、ゴト日など、特定の月日には決まったお金の動きがあり、それらの情報から取引根拠を導きだし、それから取引に臨むのが正しいトレード手法であると言えるでしょう。
最近ではヤフーファイナンスやトレーディングビューの掲示板、ロイター通信やブルームバーグなどのマーケットニュースなど、常に情報が更新されるコンテンツからは有効な取引根拠を見つけることができるので上手く活用してください。
取引口座と情報収集口座を上手く使い分けてトレードすることをおすすめします。
また、証券会社が発行する金融レポートと比較してみるのもオススメです。
FXで勝てない人の原因と対策まとめ
FXで重要なのは、
- 一定の体力を常に温存できているか(資金管理)
- 市場の変化についていけるか(環境認識)
- ポジション取りと利益確定・損切のタイミングに根拠があるか(ルール厳守)
これら3点です。
具体的な対策を講じることで利益を上げるためのルールを生むことができ、そのルールでトレード成績を残し、更にルールを見直して次の週に臨む、というループを続けることがFXの世界で利益を出す為に重要なことになります。
今回の記事ですべてを網羅することはできませんが、他にもファンダメンタルを中心にFX初心者が学ぶべき事柄をまとめた記事も多数あります。
「先週の変動幅から損切は早めにしよう」
「来週は米国GDPの発表があるから利確幅を広げよう」
「金利政策発表が予想通りなら長期ポジションは減らそう」
積み重なる経験値が確実に勝つために必要なロジックになります。
いや、財産ともいえるでしょう。
FXで勝つことは簡単ですが、勝ち続ける事は難しいです。
でも、だからこそ「勝ち続けるトレーダー」になることができれば夢や自由を実現させることが出来るわけです。
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