ウォール街のランダムウォーカーは投資の【オススメランキング1位】を獲得した実績があり、多くの世界中の投資家に愛読されております。
実際、改定を重ねて第12版に至る150万部越えのロングセラーであり、ベストセラでもあるのです。
しかし、500ページ以上にもなるボリュームの多さから、挫折してしまう人もたくさんおり、また、全体像がぼやけてしまうことも少なくありません。
そこで今回は『ウォール街のランダムウォーカーを要約』してみたので、投資で利益を上げたい人は最後まで必ず読み進めるようにして下さい。
【ランキング1位】ウォール街のランダムウォーカーは何故人気なの?
要約する前にまずは「なぜこの本が人気なのか?」という部分について説明していきたいと思います。
これはAmazonレビューでも「4.2点/5点」という★の評価がついており、客観的データからも支持されていることが分かりますが、主に投資の歴史を俯瞰的に見ることができるので高い人気を得ているのです。
また、実際のデータに基づいて説明されているので、論理的であり且つ過去と現代の情報を織り交ぜているので内容的にも分かりやすいのが特徴となります。
ですが、ウォール街のランダムウォーカーは「インデックス投資」について掘り下げています。
しかし、本書は投資の本質について書かれているので、正直、インデックスだろうがFXだろうが株だろうが関係なく参考になるので、投資家として利益を上げたいのであれば一度は読むべきだと思います。
ただし、500ページともなると膨大な数があるので以下の動画が参考になるでしょう。
その上で「買うor買わない」を選択していただければいいかと思います。
ウォール街のランダムウォーカーを要約
では、ここから本題である「ウォール街のランダムウォーカーを要約」に移っていきたいと思います。
しかし、これらはあくまでも「要約」になり、それに個人の主観も入っているので、細部の情報にまで目を通して自分なりの解釈を確立したいのであれば、購入して読み進めるようにして下さい。
新しい発見もあるので実際に手に取って見ることをお勧めします。
砂上の楼閣派とファンダメンタルズ派
株式は砂上の楼閣派(以後、テクニカルと記述)とファンダメンタルズ派が存在しており、これらは相反する概念だとしています。
そして、主にテクニカル派が価格を上下させ、バブルや暴落を繰り返している原因だとしているのです。
17世紀:チューリップバブル(オランダ)
18世紀:南海会社バブル(イギリス)
1960年代:トロニクスブーム(アメリカ)
1990年代:不動産バブル(日本)
2000年:ネットバブル
2018年:仮想通貨バブル
このようにバブルが発生する時にはその本質よりも集団心理(テクニカル)が先行して、群衆が群がるから価格が上がったり下がったりするのであり、これが価格を狂わせる原因であることを説いています。
ランダムウォーク理論
ここが本書における一つの相場に対する定義になりますが、このように記しています。
「結局は猿がダーツを投げた結果と変わらない」
理由としては学者の研究結果を引き合いに出して相場がランダムウォークであることを主張していますが、これは言い換えるとテクニカル派を完全否定していると言えるのです。
ランダムウォーク理論:株価の値動きについての「予測の不可能性」を説明する理論(Wikipedia)
そしてその主張を証明する為に、サイコロで適当に作ったチャートをテクニカル派の人(チャーティスト)に分析依頼した結果…
テクニカル派の人(チャーティスト)は自信あり気にその理由を述べたそうです。
その後、実際にはサイコロを振ってランダムにチャートを作ったので、何の優位性も無いことを伝えた逸話があります。
では、ファンダメンタルズはどうでしょう。
- 利益率
- 期待成長率
- 金利水準
- 企業価値
株価の本質を見て分析していると述べられておりますが、だからといってこれらの情報が全て正しいとは限らず、それに市場が予測するものとイコールになるわけではないから必ずしもファンダメンタルズ分析が当たるわけでは無いとされているのです。
ですので、実際にテクニカル派もファンダメンタルズ派もどちらもたとえプロトレーダーが運用しても長期的に勝つことが難しいと記されています。
現代におけるポートフォリオ
結論から言ってしまうと本書は「インデックス投資が最適」としています。
但し、それは年代やポートフォリオの組み方によっても変わっていくるので絶対的に正しいとは言っていないので注意して下さい。
インデックス投資:ファンドの基準価額がある指標(インデックス)と同じ値動きを目指す運用をする投資信託のこと(Wikipedia)
その中で『現代ポートフォリオ理論』などを解説していますが、一口に投資と言っても様々です。
- 日本株
- アメリカ株
- 新興国株
- 日本国債
- アメリカ不動産
- 金
これらについての【リスク・リターン・相関係数】を考慮した上でポートフォリオを組むことが大切としています。
また、改定を重ねることでテクノロジーについても新しく追記されている部分があります。
- インデックス運用:リターンは少ないけど勝てる可能性が高い
- スマートベータ運用:どちらかといえばアクティブ運用に近いけど経費率が安い
- アクティブ運用:リスクが大きいけど勝てる可能性が低い
ここにおけるスマートベータ運用やリスクパリティなど新しい部分もありますが、情報量が多いので割愛させていただきますが、詳しく知りたい方は一度読むことをお勧めします。
ウォール街のランダムウォーカー:感想
投資の本質が記されているので、その投資先(株、FX、ETF)に関係なくして金融リテラシーを上げられるものだと思います。
しかし、500ページ以上であることを考えると少々時間を要すると思いますので、全てを読まずしても、その中でポイントを絞って見るだけでも十分価値はあるはずです。
それに、今はFXだけだとしても、その先の投資について考えていくと読んでみて損はないはずです。
同じように「ウォール街のランダムウォーカー」を読んだ人の意見もまとめたので是非参考にして見て下さい。
ウォール街のランダムウォーカー、分厚いけど普通に面白い❗️
人間って大昔から本質は変わらないんですね😱
バブル期だって明らかに実態が伴って無いのに、みんな投資しまくった💦
実態が無いと言えば、ビットコインにも言及してますね🤔
ブロックチェーン自体はとても有効ですが、さて仮想通貨は? pic.twitter.com/4phIKZI5lI
— ユキスキ@上司より稼ぐ平社員 (@yukisuki01) November 15, 2020
敗者のゲーム、ウォール街のランダムウォーカーを図書館から借りて斜め読みした。
どちらの主張も大体一緒で、
・単純にインデックス(VTIやS&P500)を買っとけばOK
・下手にインデックスに勝とうともがくのは無謀なので
・そんな暇があるなら継続的な入金と積立を頑張るべき
って内容だった。— ほげお@育休中 (@hagehogeo) November 13, 2020
ウォール街のランダムウォーカー
→今読んでる最中だけど1番おもしろい
大事なところだけ、ではなく全体とか歴史まで説明してくれるのがいい
結論はインデックス投資最強、なのはわかってる— 米国株用 (@tsumitaten) November 12, 2020
ウォール街のランダムウォーカーから何を学ぶのか?
これらを通じて「自分ならどうするか?」と自分自身に置き換えて考えることが重要です。
実際、私もFXだけではなく、投資全般について考えさせられたしトレード手法についても考えさせられました。
しかし、だからといって本書が全て正しいわけではなく、それは同じようにして投資にも言えるのです。
全てに対して絶対的な答えなど無いので、その中で「どのようにして自分自身の確からしさを選んでいくのか?」が生きていく上で重要だと思います。
ただ読んで終わり、記事を見て終わり、とするのではなく、その中で得た情報と自分の考えを上手く融合させて成長へと繋げていってください。
その連続が大切であり、成功する上でも必要不可欠ですからね。
ウォール街のランダムウォーカーまとめ
ウォール街のランダムウォーカーはランキング1位を獲得している実績もある書籍になるので、読んで損はないでしょう。
投資との向き合い方や考え方も変わるかと思うので、投資のリテラシーを上げたい方はぜひ手に取って読んでみて下さい。
これまでの歴史や最新のテクノロジーに関してもまとめられているので参考になるかと思います。
【参考記事:プロが教える!トレードスキルを飛躍的に上げるFXの正しい勉強方法とは?】