FXで多い悩みとして「成果が上がらない」という問題があります。
例えば、
「勉強しても勉強しても結果が出ない…」
「何をしていいのか分からない…」
「何をやってもすべて中途半端」
これらは“ほんの一部”になりますが、思い通りに進まないことで「損失」が膨らんでしまう人は結構たくさんいます。
しかし、こうした状況を変えなければいつまで経っても同じことの繰り返しでFXでは勝つことができません。
つまり、「FXで負け続ける」ということです。
そこで今回は『FXで勝てない人の典型的な思考法』を説明していきたいと思います。
FXで勝てない人の特徴
FXで結果が出ない人に限って「色々なことに手を出す」ということが言えます。
例えば、
- 順張り
- 逆張り
- ライントレード
- レンジ
- 押し目買い
- ナンピン
などありますが、これらは経験していくうちに「トレードの幅を増やす」という意味で増やしていく分には何も問題ありませんが、FX初心者やFXで負け続ける人に限って闇雲にすべてを行おうとしています。
そうなるとどうでしょう。
・・・
答えは簡単です。
結局すべてが『中途半端』になってしまう、ということになります。
なぜなら、何も知識や経験が無い段階で闇雲に選択肢を広げてしまってもエネルギー分散してしまうから。
つまり、「道に迷っているのにあちこち動いてしまう」ということと同じになります。
「道に迷っている」ということは自分の現在地が分かっていないことになります。向かうべき方向や自分の立ち位置が分かっていないのに闇雲に動いたとしても、それは「適切な判断」とはとても言い難いです。
仮にその状態で「正しい方向」に進むことが出来たとしても、歩いていく途中で必ず「不安」や「恐怖」に陥ってしまい、せっかく正しい方向へと進んでいてもすぐにまた道を変えてしまうでしょう。
なぜなら、「進むべき道」を分かっていないから。
だからこそFX初心者やFXで負け続ける人は「進むべき道」を決めることから始め、進んでいく中で選択肢を増やす、という選択をすべきなのです。
FXで勝てない人はエネルギー分散している
FX初心者やFXで勝てない人はあちこち手を出してしまいます。
これは「利益を早く出したい!」という”欲望“や”焦り“から生じるものですが、このようにエネルギーが分散してしまうと返って効率が悪くなってしまいます。
日常生活でも同じですが、あなたが複数の事を同時に処理できる『マルチタスカー』であれば問題ありませんが、多くの場合はその限りではありません。
ですので、まずは「進むべき道」を決めることが重要になってきますが、トレードで言えば、
- まずは順張りを覚える
- 損切を徹底する
- MACDの習得に励む
といった形でどれか一つを集中的に行う必要があります。
こうして「一点集中」することで“専門的な知識”を習得できるのであって、すべてを同時に、しかも一回で覚えようと思っても上手くいかないのは当然のことです。
そうなってしまえば、「何が何だか分からない」「どうすればいいの…(泣)」といったように、路頭に迷ってしまうことにもなりかねません。
どうしても負けが続いたり、思うようにいかなくなってしまうと、「効率性」や「利益」を求めるようになってしまい、すべての事を一気に行おうとしますが、結果的にその行動こそが更なる状況悪化を招いているのです。
これは、ビジネスでも活用されている「ボトルネック」という考え方に近いものがあります。
ボトルネックとは、「ビン」を想像してもらえれば分かり易いかもしれませんが、ビンは底が一番広くて口が狭いです。
そこでいくら大量の水をビンに入れようとしても、口の大きさでしかビンの中に水は入っていきません。
言い換えれば、「一番細い部分が水の流入を遅らせる原因になっている」ということです。
これを先ほどの「一点集中」に当てはめて考えてみても、FXで勉強していく中で「原因」となる部分、つまり「ネック」となる部分を見つけ、そして改善することが大切だといえます。
要は「一点集中」イコール「ネックの改善」ということです。
FXで利益が出てない、勝てない、からといってすべてを同時に行おうとするのではなく、全体を把握して「原因(ネック)」となる部分を見つけ、そして「改善(一点集中)」することが必要になってきます。
これを繰り返すことで専門的な知識が増え、そして成果に繋がってくるものだと思っています。
ですので、「どうすればいいのか分からない」「何をしていいのか分からない」という人はまず原因を突き止めて、そして改善することに努めてください。
もし「原因が分からない…」という人がいたら、「損切」を習得するようにしましょう。
なぜなら、相場の世界で生き残る為には『損切り』が重要になり、ロスカットの大半が損切り出来ていないからです。
そして損切りが出来た段階で、次のステップに行くのがいいでしょう。
それでも「分からない…」という人は『お問合せ』からご相談ください。