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インジケーター

FXの基本基礎!インジケーターの王道【MACD】の使い方

今回から少しずつ実践的な内容を学んでいきたいと思います。

 

FXを始めたころはチャートを見るのが楽しいのでそれこそ「チャートを見ているだけ」でも楽しむことが出来ました。

 

しかし、時間の経過とともに次はエントリーしたくなり、その次はインジケーターをいじりたくなり、そしてまたエントリーしたくなり…とFX初心者はこのように感情が動いていくのではないでしょうか?

 

でも、結論からいってしまえば「インジケーター」というのは補助的な役割であって、それをメインに考えていては勝ち続けることは難しいでしょう。

 

なぜならインジケーターにはそれぞれメリットやデメリットがあり、相場のすべてを捉えるものがあるとするならここまで多くのインジケーターが出回っていないからです。

 

つまり、「インジケーターだけを使って勝つことができればみんなそれを使っている」ということです。

 

しかし、今では数多くのインジケーターが出回っていること、それに多くの人が別々のものを使っていること、を考えればインジケーターが「補助」という位置づけであることが客観的な立場からも同様にしていえるのではないでしょうか。

 

それらを踏まえてインジケーターの王道でもある「MACD」について少し考えていきたいと思います。

 

インジケーターの王道「MACD」の使い方

MACDはトレーダーの中でも人気の高いテクニカル指標で、FXの書籍やWebでも必ずと言っていいほど紹介されている代表的なインジケーターになります。

 

しかし、多くのトレーダーは「ほんの一部」しか目にする機会が無く、使い方も何となくの場合が多いので今回はその魅力や使い方をご紹介していきたいと思います。

 

早速MACDの使い方に入りたいと思いますが、多くの本やWebで紹介されているMACDは以下の場合が多いです。

◆MACDの特徴

  • 相場のタイミグシグナル
  • MACDラインのゼロライン使ったトレード
  • MACDラインのゴールデンクロスとデッドクロス

けれどもこれらはMACDの「ほんの一部」でしかなく、もっと実用的な使い方をマスターすれば相場へのアプローチ方法も多様なものとなるでしょう。

 

でもそうはいってもMACDの基本を理解していなければ応用も分からないので、まずは基本的な特徴や味方を勉強していきましょう。

MACDとは何か?

MACDとは(Moving Average Convergence Divergence)の略で、多くの投資家からはマックディーと呼ばれて親しまれています。

 

日本語では「移動平均収束拡散法」になりますが、簡単に説明すると「2種類の移動平均を使ってトレンド分析するテクニカル指標」ということになります。

 

もともとMT4にも備わっているMACDですが、「初期値の色は見にくい!」という理由から独自で色を変更している人も多いですが、色を変えたからと言って使い方が変わるわけではないので、自分の見やすい色を設定して大丈夫です。

この図はMACDになりますが、赤色が「シグナルライン」、白色が「MACD(ヒストグラム)」、青色が「0ライン」となっており、この3つから構成されています。

  • シグナルライン…移動平均線のことで一般的には「9」で設定されている
  • MACD(ヒストグラム)…直近の値動きを反映しているグラフ(MACD-シグナル)一般的には「12」「26」で設定されている
  • 0ライン…基準となる線のこと

MACDはこれら3つから構成されており、相場の周期、反転、トレンドの見極め、といった目的から多くの投資家が使用しているインジケーターになります。

 

MT4でも標準でついているので簡単に表示させることが出来ますが、デフォルトとしては短期EMA「12」、長期EMA[26]で設定されているので、数値の変更をする場合は手動で切り替えてください。

 

MACDの使い方

ではこれからMACDの使い方について説明していきたいと思いますが、簡単にいってしまえば「買いのサイン」と「売りのサイン」を見極めることで相場の強弱を確認できる(オシレーター)、ということになります。

 

要は「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」を見極めろ!ということですね。

 

それでは画像を見ていきますが、こちらの図はゴールデンクロスになります。

青丸のところがゴールデンクロスになりますが、白色のMACD線(ヒストグラム)が赤色のシグナル線を下から突き抜けているのが分かります。

 

このシグナルが出たときが「買いサイン」となり、反対に下の図のように白色のMACD(ヒストグラム)が赤色のシグナル線を上から突き抜けている場合はデッドクロスとなるので「売りのサイン」になる、ということです。

 

MACDで相場の強弱を見極める

では、「買いサイン」が出たからと言って買い!「売りサイン」が出たからと言って売り!でいいのかと聞かれればその限りではありません。

 

なぜなら、相場がトレンドを発生している場合でも“一時的な上昇”“調整”はあるからです。

 

先ほどの図を見ても分かりますが、相場というのは上下運動を繰り返して一方方向に進む傾向があります。

 

そのため、「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」が出たからと言って、そのサイン通りにエントリーしてしまうと損失をまねく可能性があるのです。

 

たとえば、下降トレンドが発生している中で、一時的な上昇(ゴールデンクロス)があっとしましょう。

 

このとき、ゴールデンクロスがでているから「買いエントリー」という選択肢を選ぶよりも、上昇しきったところで「売りエントリー」をした方がいいと思いませんか?

 

「相場は上下運動を繰り返す」といいましたが、理想としてはジグザグしながら動いてく相場をすべてロングとショートでエントリーしていき利益をとっていくことにありますが、どんなに凄いトレーダーでもすべての相場で利益を生み出すのは無理な話です。

 

ですので、トレンドを意識した中でのポジション保有が損小利大トレードに繋がっていくので、「サインが出たから」といってエントリーすべきではないと思います。

 

特にFX初心者や勝てないトレーダーはトレンドを意識すべきといえるでしょう。

 

そこでMACDで「トレンド」を認識することが重要になってきますが、MACDの「0ライン」を見れば相場の状況が分かります。

この青い線が「0ライン」になりますが、0ラインよりも上にMACDが位置しているときは「強気相場」となり、0ラインよりも下にMACDが位置しているときは「弱気相場」といえるのです。

 

上の図では、主に0ラインよりも下に位置している時間が長いので「下降トレンド」ということができます。

 

ただ、ここで注意しなければならないのが、「上に位置しているから上がる」、「下に位置しているから下がる」というわけではない、ということです。

 

これは先に述べたように相場は上下運動を繰り返しながら進んでいくので、トレンドの中でも“一時的な上昇”や“反発”をあることを理解しなければいけません。

 

それに、MACDのデメリットとして、

  • レンジ相場では騙しが出る
  • MACDは移動平均線を使用しているので急激な相場変化に対応できない
  • 緩やかなトレンドの際にはサインが弱い

といったものがあげられるので、それらを注意しながら使用しなければなりません。

 

インジケーターは補助的役割でしかない

このようにMACDの使い方や注意点について説明してきましたが、インジケーターの位置づけとしては「補助的役割」ということを忘れてはいけません。

 

MACDを使っている投資家は多い、といってもその裏にはデメリットも存在するので、「なぜMACDを使用するのか?」「なんのためにMACDを使用するのか?」「MACDで何を知りたいのか?」といった部分を明確にしてから使用することをオススメします。

 

そういった部分を明確にしないで、ただ単にMACDを使ったとしても効果を発揮するどころか反対にデメリットばかりの影響を受けてしまうでしょう。

 

それでは本末転倒になるので、MACDに限らずインジケーターの本質なり立ち位置を理解した上で使用するようにして下さい。

 

FX初心者は特にこの部分を疎かにする傾向にあるので注意してくださいね。

 

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