投資の中でもFXには色々なメリットがあります。
しかし、適切な資金管理としてのロット数が出来ていなければ全財産を失いかねません。
そこで今回は『FXの資金管理はどうするのが適切?初心者におすすめのロット数は?』をまとめて資金管理の重要性と方法をお伝えしていきます。
特にトレード初心者や勝てないトレーダーは損失を拡大させない為にも何度も読み返して理解をするようにしてくださいね!
FXではまず負けないことを優先すべき
FXで重要なことは「勝つこと」よりも「負けないこと」になります。
しかし、多くのトレーダーは「勝つこと」ばかりに目がいってしまい、資金管理を怠っているのです。
ですが、それではいくら勝つことができたとしても意味がありません。
例えば、100万円の利益が出たとしても損失が150万円あれば結果的にはマイナスになってしまいます。
ですので、資金管理を意識してまずは負けないことを優先するようにして下さい。
資金管理で損失を減らす
資金管理を徹底することで損失を減らすことが出来ます。
いや、厳密には“ムダな損失”を減らすことができると言えるでしょう。
勘や感覚値で発生する損失を抑えることで、利益を圧迫することを防ぐことが重要です。
その為にも資金管理を徹底して“ムダな損失”を減らすようにして下さい。
FXには勝てるルールが必要
FXで勝てるルールとは、例えば移動平均線で下から上に抜けてきた時に買うなどの具体的な売買の基準です。
年間でじっくりと資産を増やしている投資家たちは、例外なく自分の勝ち方を追求しています。
ですので、資金管理と同時に損失を補えるだけの利益を定期的に挟んで、一定期間でお金を増やしていくことを意識してください。
但し、すぐに実現できない場合が多いですが、それでもトレードの振り返りやFXの勉強をすることで勝率や利益を改善できるのです。
優位性の高いトレード手法が確立できていない人は、資金管理と同時にそのトレード手法を確立するようにして下さいね。
FXで意識すべき資金管理とロット数
最低限の資金管理を実行するために、以下の3点をして下さい。
むしろ基本的な部分が出来ないとロスカットになりかねません。
大切な資金を守る為にも意識するようにして下さいね!
資金1万円で0.1枚がおすすめ
FXの資金管理としては、資金1万円に対して1,000通貨を推奨します。
たとえば、資金100万円であれば10万通貨が適切なポジションです。
しかし、ロット数としては
「日本口座1ロット=1万通貨」
「海外口座1ロット=10万通貨」
となるので海外の場合は0.1ロットになります。
低レバレッジの取引も危険
低レバレッジもFXの売買リスクとしては同じです。
売買による損失を抑えたいから低レバレッジにするのは、意味がある行為とは言えません。
なぜなら、「損失を抑える=損切りが出来ない」というマインドだと含み損が増えるからです。
それだとただ損失を先延ばしにしているだけ且つ損失を増やしているだけになるので意味が無いと言えます。
ただ、それが「経験を積む」という目的であればその限りでは無いのでどちらによる低レバレッジなのか明確にするようにして下さい。
複利運用と単利運用
複利運用を成功させると、短期間で急角度の右肩上がりになって瞬く間にお金が増えます。
しかし、人によっては資金が増えるにつれて欲が湧いてロスカットの可能性を高めることになりかねません。
ですので、元金から2倍ぐらいになった時点で元金とほぼ同額を出金して、残った分でさらに増やしていくのが理想となります。
但し、複利で運用するのか単利で運用するのかは個人の自由なのでどちらがいいのか自分と相談しながら決めてください。
専業トレーダーになるための資金管理方法
FXの専業になりたい方は、下記の2つに注意しましょう。
少なからず利益を上げているトレーダーは徹底管理しているので。
資金を増やせるのか?
「長期的に資金を増やすことができるのかどうか?」
これが専業トレーダーになる為には必要です。
ですので、まずは『資金2倍』を目標にして練習や運用を繰り返してみましょう。
ただ、これは「2倍」とするのが目的ではなくどちらかといえば「資産が増えている」という事実を確認する為の確認作業となります。
その為、「2倍」でなければいけないわけではなく、それが3倍でも4倍でも大丈夫なのです。
しかし、ここで注意しなければいけないのが、「年間トータルで考える」ということ。
単に1ヵ月で2倍資金が増えたとしても、それは相場の影響なのか、それともビギナーズラックなのか分かりません。
従って短期間で判断するのではなく、長期間で判断するようにして下さい。
(※運や奇跡を実力と勘違いしない為)
デモトレードから段階的に成長
まずFXのデモトレードで、資金を2倍にしてみましょう。
多くのデモトレードは100万円ぐらいのバーチャルマネー(仮想通貨ではない)があるから、自分で1万円につき1,000通貨のポジションにできるのです。
無事にデモトレードで2倍を達成できたら、次に自分の資金を使ったリアルトレードに入ります。
ただ、ここでメンタル的なプレッシャーが一気に増すので、この段階に時間をかけるのがおすすめです。
その後、順調にリアルトレードでも資金2倍をクリアできたら、いよいよ専業トレーダーになれるだけの資金へと引き上げていく最終段階に突入します。
しかし、2倍にできたからといってすぐに会社を辞めるのは時期尚早です。
これはあくまでも一つの練習(目安)に過ぎないので、その他の要素を総合的に判断して最終的には個人で判断するようにして下さい。
個人的には専業トレーダーはリスクがあるのでオススメはしません。
FXで勝てない人の特徴
自分がどうしてFXで勝てないのかと悩んだら、以下の2点を意識するべきでしょう。
ただ、他にも原因はあるのですが、多くの場合はこれらが出来ていない場合が多いです。
ですので、該当する場合は改善するようにして下さい。
相場状況に応じたトレード手法が無い
相場によって「レンジ相場」なのか「トレンド相場」なのか違ってきます。
ですので、上手くトレンドに乗るだけではなく、あまり値幅がない地合いでも生き残らなければコンスタントにFXで利益を出すことは出来ません。
単に「今月は500pipsとれた」と大喜びしても、そんな大きな一方通行の相場は珍しいです。
ゆえに、狭いレンジ相場やだましが多い相場と、色々なパターンを経験する必要があります。
どういった相場環境でも一定の利益を得られる為にもトレードスキルを磨いていきましょう!
勝てないのに次の段階に進む
自分の勝ち方を知らないのにリアルトレードを始めるのはおすすめできません。
たとえば、テクニカル分析の基本を学んでいる段階では、まずその基礎学習を修了させることが先決です。
正しいチャート分析を行い、自分のトレード手法を確立した後にリアルトレードを行うことが大切となります。
ですので、基本の技をマスターしていないのに、複合技やより高度な技を出せないのは“当たり前”といえるので、早く儲けたいという自分の欲望を抑えて、FXの勝ち方を合理的に追求しましょう。
FXの資金管理とロット数まとめ
このように適切な資金管理とロット数が分からなければロスカットになりかねません。
しかし、単に資金管理が出来たからといっても、優位性のあるトレード手法を持ち合わせていなければ勝つことは出来ません。
ですが、資金管理が出来ていることによって「相場に生き残る時間」を増やすことが出来るので、トレードの世界で長く生き残る為にも資金管理を怠らないようにして下さい。
それに、一回の気のゆるみが大きな損失にも繋がるので十分注意して下さい。
【参考記事:FXで月収100万円為には何をすればいいの?!】