2017年~2018年にかけて仮想通貨がブームになり、その波がFXにも波及しました。
それまでは「投資」と聞くと何だかダークなイメージがあって、「投資する人=危険人物」という構図がありましたが、それ以降はそこまでダークなイメージは無くなったと思います。
実際僕がFXを始めたのは10年前になりますが、当時と比較すると圧倒的に投資のイメージが変わった印象を持ちます。
しかしながら、日本人の投資に対するイメージはまだまだネガティブで、それが地方になればなるほどそのイメージは強くなります。
事実、僕も周囲にはFXをやっている事を言わずにいるし、反対に「儲かっている」ということが周囲に知れ渡るだけで人間関係が崩れてしまう可能性もあるのです。
だからこそ色々な面でFXは難しいのですが、こうした事情があるからこそ初心者が勉強しようと思っても中々上手くいかないのです。
ましてや、インターネットやSNSが普及して利便性こそ高まりましたが、その分「偽物」も多くなり、それに対する被害も増加傾向にあるのが実態となります。
ですので、「誰を信じるのか」「誰をメンターとするか」という部分を決めるとこからFXが始まると言っても過言ではないでしょう。
あたかも稼いでいるように装っている人はたくさんいますからね。
それに、この時代「トレード履歴」なんてのは幾らでも加工できてしまうので、その人が何を言っているのか、その人がどんな考え方なのか、その人の人間性…そんなとこを見極めてメンターとなる人を見つけてください。
それが僕であれば全力であなたをサポートします。
プロトレーダーが伝授する正しいFX勉強方法
先ず初めに覚えておいて欲しいのが、「何事も独学だと時間が掛かる」という事です。
これは僕もそうでしたが、なぜか「投資」を勉強するとなると多くの人がお金を出し渋ります。
ですが、学校教育を思い出して欲しいのですが、受験勉強やスポーツクラブにはお金を費やして習いますよね?
これと同じで、独学よりもプロから教わる方が成果も圧倒的に速いスピードで出る事を先ずは理解してください。
ただ、冒頭でも説明したように「偽物」もいるので注意してください。
それでは本題に入りますが、「FXの勉強方法」をここで全て網羅するのは難しいので、その中でもポイントを厳選してお話ししていきたいと思います。
ここで全て網羅することが出来れば全員が億万長者になるので…(笑)
ですので、技術面や習得するのに時間が掛かる部分については割愛したいと思います。
FX勉強方法①:適切な相場分析方法
FXは単に「上がるか、下がるか」という2択であり、その確率は50%のように感じます。
けれども、エグジット(決済)は自分で決める必要があるから単純に勝つ確率も50%とはいかないのです。
例えば、エグジット(決済)が時間軸で決まっているバイナリーであれば、単に上がるか下がるかの2択になり50%と言えるでしょう。
しかし、FXの場合はその時間軸を自分で決めなければいけないので、単純に50%とはいかず、運用する人によって大きく勝率が変わってくるのです。
そして、その勝率を高める為に必要なのが「相場分析」になります。
ですが、同じチャート画面を見ても「上昇トレンド」「レンジ」「下降トレンド」と人それぞれ見え方が違うので一人一人手法も違えば結果も違うのです。
例えば下記のチャートを見てどのように感じますか?
この図を見ても「上昇トレンド」と「下落トレンド」という2つの見方が出来ます。
例えばこれが「上昇トレンド」と見る人の意見になりますが、黄色部分が高値を更新しているので「上昇トレンド」と判断することが出来ます。
反対にこれが「下落トレンド」と見る人の意見になりますが、細かく見ると黄色部分が安値を更新しているので「下落トレンド」と判断する事が出来るのです。
ただ、ここでその是非を問うつもりはありませんが、仮にあなたが瞬時にどちらか一方の視点だけしか見る事が出来ていなければそれは確実に負ける原因になります。
両者の視点を持ったうえでどのように判断していくか、そしてその判断と反対方向に行ったときにどうするか、これが出来なければ独りよがりの分析方法になってしまうのです。
それに、両者の視点を持つことが出来なければ仮に反対方向へと相場が進んだときにその状況を受け入れる事が出来なくなってしまいます。
自分の分析が正しいと思い込み、「時間が経てばまた戻ってくる…」そうやって多くの人がロスカットするのです。
ですので、多角的な視点を持ったうえでどのようにエントリーしていくのかを考えなければいけません。
FX勉強方法②:テクニカル分析とファンダメンタルズ分析
上記のようにチャート分析してその後の方向性を推測する方法を「テクニカル分析」と言います。
それとは別に、世界情勢や要人発言、経済指標…のように国家情勢や経済状態を基にその後の方向性を推測する方法を「ファンダメンタルズ分析」と言います。
ただ、ダウ理論には「平均はすべての事象を織り込む」という考え方があるのでトレーダーによってはファンダメンタルズ分析を一切無視して「テクニカル分析のみ」でトレードしている人もいるのです。
これも人によって判断が異なるかと思いますが、僕の場合はどちらも分析してポジション保有するようにしています。
FXには「絶対的な正しさ」というのはありませんが、「何を軸として戦略が導き出されたか?」ここが明確に定義できていれば問題無いでしょう。
しかし、この部分を定義する事無くどちらか一方の分析方法をしか行っていないのであれば、それは「間違った考え」になるのでロスカットするのも時間の問題だと言えます。
相場というのは常に不確実性の高い環境であることを忘れてはいけません。
FX勉強方法③:メンタルコントロール
どんなに優れたトレード手法があったところでその手法を実行できなければ意味がありません。
相場の値動きや結果に一喜一憂していてはトレードに感情が入ってしまうので、それで一貫したトレードも出来なくなってしまうでしょう。
ですので、利益を安定的に得る為にも「メンタルコントロール」が必要になるのです。
ただし、これはデモトレードで養う事は難しく、実際に自分の身銭を切る事によって次第にメンタルコトントロールが出来るようになるのです。
こうした背景があるからこそ、人によっては「デモトレードよりもリアルトレードをすべき」と常にリアルトレードを推奨する人がいるわけです。
けれども、FX初心者やトレード手法自体に問題がある場合はリアルトレードではなくデモトレードで練習を重ねる必要があり、状況に応じて両方を上手く使いこなすことが出来なければ破産を招くことになるでしょう。
ですので、負けが続いている時は「メンタルに問題」があるのか「トレード手法に問題」があるのかを見極めて適切に改善するようにしましょう。
FXを勉強してどれくらいの期間で勝てるようになるの?
FXを始めると多くの人が気になるのが「どのくらいで勝てるようになるの?」という期間になります。
しかし、これは一概に「〇ヵ月」とは言えず、個人差によって違ってくるでしょう。
それに「勝つ」という事にフォーカスするのであればすぐに出来ますが「勝ち続ける」となるとやはり年単位での時間が必要かと思います。
これは実際に僕の経験からも言えますが、最初は「ビギナーズラック」で勝てる期間がやってきます。
けれども、そこから負けだして何をやっても上手くいかない「暗黒の時代」が到来して、そこから少しずつ勝てるようになってきます。
ポイントとしてはその「暗黒時代」でいかに資金を失わないか、そして乗り越える事が出来るか、ここがFXで成功するか失敗するか大きく分かれるのです。
「勝ちたい」という気持ちが先行してしまうとどうしても損切りが出来なくなったり、損小利大トレードになってしまうので、先ずはそこよりも機械的にトレードが出来るまで経験を積む事を考えましょう。
FXはレバレッジを活かすことが出来るから利益を上げやすいのですが、反対に損失を出しやすくもあるので諸刃の剣であることを常に意識してください。
ただ、これが使えるようになればかなり強力な味方となる事は間違いありません。
だからこそ本気で勉強した方がいいと僕は思います。