FX初心者で利益が出ている場合は「ビギナーズラック」がほとんどです。
しかし、時間の経過とともにビギナーズラックのボーナスタイムが終わって勝てなくなります。
その時、何をしても勝てないので「むかつく」と思う人もたくさんいるでしょう。
実際、過去の私も同じような経験をしたのでその気持ちはすごく分かりますが、だからといって勝てるようにはなりません。
ではどうすればいいのか?
その解決の“ヒント”をお伝えする為にも今回は『FXで勝てない!むかつく!と思う人が意識すべきこと』をまとめました!
FX初心者やFXで勝てない人はぜひ最後まで読み進めて勝ちトレーダーへと転身出来るようにトレード改善して下さい。
FXで勝てなくてむかつく時の原因
自分の感情の仕組みや負ける理由を知ることが勝ちトレーダーへの第一歩です。
もし、今勝てなくてむかついているのであれば自分自身を客観視して、状況改善することを意識してください。
プロスペクト理論で説明可能
ノーベル経済学賞による行動パターンで、プロスペクト理論があります。
これは「人は利益を確保しつつリスクを避けたがる」という内容で、FXの参考になります。
例えばこのような形です。
あなたに50万円を差し上げます。
袋に50個の玉があって、40個が白、10個が赤。白を引けば80万円を差し上げますが、赤ならゼロです。
1番の期待値は50万円×50回÷50回=50万円、2番は(80万円×40回+0円×10回)÷50=64万円で、後者のほうが受け取れる金額が大きくなります。
けれども、大半の人は、心理的に「確実にもらいたい」と考えてしまい、1番を選びがちです。
逆に、「支払う」という損失の選択肢を提示した場合には、「少しでも回避したい」と2番に流れていきます。
このプロスペクト理論のままでは損大利小になってしまうため、感情を抑えたトレードが必要不可欠です。
根拠がないエントリーを連発
FXで根拠を持たないトレードをすれば、自分の感情に振り回されてしまいます。
たとえば、我慢し続けて含み損が拡大、あるいは待てずに自分でムダな損切りと、自ら深みに嵌まっていくのです。
エントリーに根拠を持ち、「どこで入りどこで決済するのか?」を事前に考えておきましょう。
自分が考えた損切りのポイントに逆指値注文を入れておくと便利です。
決済ポイントを考えていない
これは根拠がないトレードの弊害の1つで、少しの利益で利食いをしてしまうか、もしくは利益を追求しすぎて戻ってくる結果を招きます。
含み益は確定させてこそ初めて意味があるので、損切りと併せて考えておくべきです。
自分の考えを信じられることは、利益を伸ばして獲得する際にも役立ちます。
ロスカットという考えがない
いったん逆行した為替レートを眺めているだけでは、含み損が膨らんでいき、追証やロスカットにつながってしまいます。
ロスカットの基準を設けず根拠を説明できない自信を持っていると、被害が増える一方です。
FXで「戻ってきて欲しい」と願うだけでは、大切な資金をどんどん失っていきます。
為替レートがどれだけ動き、いつ元の値に戻ってくるのかは後になって分かることです。
個人で耐えられる値動きではないため損切りをしましょう。
資金管理のないトレード
1日、1回のトレードで最大損失を決めていないと、どれだけ勝っても1回の負けで打ちのめされます。
これまで説明した要素を軽く見ている投資家は、FXでお金を増やしていくのは困難です。
口座の資金を守りつつ根拠のあるトレードを続ければ、為替相場で生き残れます。
FXで勝てる投資家を目指そう
具体的に勝つFXにするためには、「根拠・ロスカット・資金管理」の3点が必要です。
とにかく自分のトレード手法を持つ
最初は真似でもよいので、自分の根拠による手法を持ちましょう。
少額で試行錯誤をすれば、「自分に合うのか?」が分かってきます。
1つでも自分の手法を持てれば、それによって根拠のあるトレードを継続できます。
- ロスカットの基準を設ける
エントリーから直近の高値安値を抜けた辺りを目安にして、「ここで損切りする!」というラインを設定しておきましょう。
なぜなら、その時点でチャート分析や予測が外れた証拠になるからです。
根拠のあるトレードならば、自分のFXで「どこに問題があるのか?を冷静に考えられます。
資金管理を導入する
1回のトレードで資金の2%までの損失に抑えて大損を防ぐ必要があります。
FXでは負けることが避けられないため、ダメージコントロールも大切です。
負け越しても資金が底をつかない、立て直しができる投資家を目指しましょう。
自分のトレード履歴を記録する
自分が決めたトレード手法を守れているのかどうか、記録でチェックする方法がオススメです。
普段から売買の記録をしっかりとつけておけば、「どうして勝ったのか? 負けたのか?」という検証の他に、実は危険だったポジションやまだ気づいていない常勝パターンも発見できます。
連敗しても感情的にならない
ロスカットが続いても、「ルール通りなら仕方ない」と割り切れるようにメンタルコントロールを行いましょう。
計画通りのロスカットはFXの損失を最小限に抑え、投資家としての時間を長くしてくれます。
短期的にはあまり変化がないものの、長期的には1回の大損を避けられます。
トレード結果を知らせる
知識やトレードを頭に入れたらそれをアウトプットすることで深く定着します。
たとえばノートに書く、スマホのメモ帳に残しておくことが効果的です。
SNSのTwitterなど、あるいはブログで日記のように表現するのも、1つの方法といえます。
成功した投資家が初心者に行った工夫
結果を出している先達は、以下の3つを継続して行っています。
柔軟に色々な意見を取り入れる
書籍や雑誌、Twitter、YouTubeなどで情報を集めて、自分で考えたうえで取り入れる事が大事です。
鵜呑みにするのではなく、「自分が目指しているトレードに近づけるのか?」で判断しましょう。
粘り強く様々なことを試す
改善したトレード手法や新しい手法はきちんと検証するべきです。
変更前と比較して、「自分に合うのかどうか?」と実体験で見極めなければなりません。
先行投資としてコストを支払いますが、それで自分に適したFXのトレード手法や気づきになれば安いものです。
チャートをよく見て学ぶ
とにかくFXのチャート画面を見る必要があります。
それだけで、「あれ? これって?」と思わぬ発見を得られるし、理解度を深めることが可能です。
人の意見を取捨選択して試行錯誤するだけではなく、忘れずにFXのチャートと擦り合わせを行いましょう。
FXで勝てない!むかつく!と思う人は必ず見て下さい。まとめ
FXで勝てない原因は人によって違ってきます。
しかし、違うといっても多くの場合は共通点があり、その原因も限られているのです。
ですが、自分自身ではその原因に気付かないことも多いので、誰かに相談したり客観的立場で教えてくれる人に見てもらうことがいいかもしれません。
ただ、そういった人がいなかったとしても、自分自身を客観的に分析することで「勝てない原因」というのが見えてきます。
自分のトレードを見直し、自分と対話しながら悪い部分を改善していき、そして得意な部分を伸ばしていくことでパフォーマンスが上がっていくのです。
FXで稼ぐ為にはこの繰り返しであることを忘れないでくださいね。