FXでは資金管理が出来なければ資産を失うことになります。
しかし、その重要性を理解していない人が多く、実際に初心者トレーダーの方は1年以内にFXから撤退しているケースが多いのです。
その中でも「2％と5％のルール」はトレーダーであれば必ず覚えておくべき内容となります。
なぜなら、実行するしないに関係なくして、その知識を理解してトレードするのとしないのでは“雲泥の差”がありますからね。
そこで今回は『ＦＸで理解すべき2％と5％の損切りルールとは？』をまとめることにしました！
FX初心者や勝てないトレーダーは最後まで読み進めて正しい資金管理学ぶようにして下さい。
資金を守ることが出来ればそれだけお金を増やせる段階に近づけますからね。
ＦＸで勝つための資金管理
全てのトレードの下地になるのが資金管理です。
トレード手法も大事ですが、それ以上に資金管理が出来なければ利益を全て吹き飛ばすことになりかねません。
ですので、まずは資金管理の重要性を理解するようにして下さい。
初心者にこそ資金管理が大切
始めたばかりの初心者は、「早くトレードスタイルを決めたい」と考える傾向があります。
しかし、真剣に勝ちたいのならばまず資金管理を覚えなければなりません。
資金管理とは、FXで負け続けるシチュエーションをできるだけ避けるための技術です。
口座のお金が変動しやすいFXに必要不可欠で、勝っている投資家はだいたい身に付けています。
初心者ほど自分の感覚に頼ったトレードになりがちのため、自分のパフォーマンスを正しく把握する段階から始めましょう。
ここが出来なければ“全ての資産を失う”ことになりかねないので気を付けて下さいね。
現在の自分の成績をチェック
表計算ソフトなどを使い、自分のトレードの成績を記録していきましょう。
たとえば、日付と時間帯、買いと売りのどちらなのか、決済した時のpips、エントリーした根拠を各項目にするのがオススメです。
1回のトレード毎にしっかりと記録していけば、週間、月間の成績を嫌でも自覚できます。
それによって自分のパフォーマンスを知り、1回のトレードで自分が抱えているリスクを数字に置き換えられます。
目標としている利益と現実の差を把握したら、次にFXの資金管理をするためのルールを考える段階です。
資金管理で重要な2％と5％の損切りルール
1回のトレードにおける最大損失を決めることが具体的な資金管理です。
単に「資金管理」という言葉だけに留めるのではなく、明確な数字を意識してトレード管理するようにしましょう！
損失2％を順守してFXの売買
一般的な許容限度は1回のトレードでFX資金の2％までの損失に抑えることです。
2％ルールでは、例えば100万円の資金でトレードしている場合、2万円の含み損に達した時点でいかなる理由があっても損切りします。
ポイントは設定した含み損になった瞬間に必ず決済することで、「もう少し待てば、含み益に戻るのでは？」という可能性を切り捨てる必要があります。
逆指値によってポジションの建値から2％ルールを順守していくことが、重要なポイントです。
損失5％に変更した場合の変化
損切りのラインを「損失5％」に広げた場合は、100万円の資金で5万円の含み損まで耐えられます。
しかし、1回のトレードで予想される損失は、「損失2％」の2.5倍です。
FXは負けた回数ではなく、合計の損失が問われます。
世界中の投資家が「損失2％」の資金管理を支持しているのは、それだけ有効であるからに他なりません。
損小利大にするためにはできるだけ1回の損失を抑えることが大切です。
ロット数を調整した資金管理
「投資資金の2％」と決めた場合、変動する資金でロット数を変えましょう。
上手く調整しながら最適なポイントを見つけていくことが大事です。
ロット数を計算した後に注文
FXは勝った負けたでその度に口座の残高が違います。
連敗すると心理的に凹みますが、それでも「資金の2％」などの資金管理のルールに従うのです。
一時的に連敗することは有名なプロでも日常茶飯事で、「その時に被害を抑えられるか？」によって差がつきます。
普段から習慣にすれば、「負けを小さくしつつも、勝てる時を逃さない」という安定した成績を出せるFX投資家になることが可能です。
この土台がある投資家はリーマンショックのような極端な相場に出会っても、上手く切り抜けられます。
資金に応じたポジショニングへ
役立つ2％ルールですが、これをリアルタイムで運用するトレードに適用させることでより安定します。
1回のトレードで増減した資金の2％とすれば、大きな資金に見合った取引、あるいは小さな資金に適した取引です。
相場の地合いによって適切な損切り幅で2％になるよう、ロット数を下げておく方法もあります。
とにかく、一度「資金の2％で損切り」と決めたのなら、必ず守っていくことが欠かせません。
FXの初心者であるうちに心がければ、比較的楽に習得できます。
ＦＸを続ければ勝ちも負けもある
一定期間でトレードを継続すれば、負ける取引も出てきます。
その本質を理解しなければ欲に負けることになるので気を付けて下さい。
負けてもトレードできることが重要
FXの負けは原則的に投資家の判断で決まります。
たとえば、すぐに損切りをすればそこまでの含み損が確定するだけです。
ところが、ロスカットまで放置したら、最大で資金の100％以上の損失もあり得ます。
99勝でコツコツと利益を積み上げ、最後の1回でそれを上回る損失を出したら何の意味もありません。
通貨ペアによっては、一瞬で100pips以上をワープする展開も出てきます。
大切なお金を失ってしまうコツコツドカンを避けるために、これまで説明した「資金の2％で損切り」というルールに従う資金管理が活きてくるのです。
今、自分のトレードを見返して出来ていないようであればすぐにデモトレードへ移動してください。
そして、必ずその資金管理が出来るようになってからリアルトレードへ移行するようにして下さい。
資金管理が出来る投資家に
繰り返しトレードをすれば、必勝にはできません。
なぜなら、為替相場には予想を超える大きな動きや週末を挟んでの窓開けがあるからです。
大きな負けを防いで資金を守り、負けても再トライできる状態を維持しましょう。
資金管理はFXで成長していき、自分の資金を増やしていくために大事な要素です。
運よく大勝ちや連勝できるタイミングもありますが、それはいつまでも続きません。
長く資金を増やしていける本物の投資家を目指すことをオススメします。
ＦＸで理解すべき2％と5％の損切りルールまとめ
このように「2％・5％」といった資金管理のルールを決めることが大事です。
その“基準”が無ければ歯止めが掛からなくなり、結果的にロスカットという形で止まることになるのです。
これは過去の私（筆者）も同じ経験を何度も繰り返したからこそ言えます。
本当に辛かったし、本当に苦しい経験をしました。
しかし、あなたには同じような経験をして欲しくないからこそ、こうして資金管理の重要性をお伝えしているのです。
その中で分からないことがあれば公式LINE＠よりお気軽にご相談下さい。
資金管理だけでなく、トレード手法やメンタルコンロトールについてもお伝えできることがあるので、一緒に勝ち続けるトレーダーへと成長していきましょう！
