FXを始めようとした時に資金があればいいのですが、中には資金が無い人もたくさんいます。
その中で『資金10万円』が一つの基準になりますが、次に思うのが「資金10万円で勝つことができるのか？」ということです。
そこで今回はその疑問を解消するべく『ＦＸを資金10万円で始めても勝てるの？』をまとめました！
これからFXを始める人や資金10万円で始めることを考えている人は、ぜひ最後まで読み進めて下さい。
資金10万円でＦＸを始めるべきか？
FX口座に10万円を入金すれば問題なく始められます。
ですので、決して少ない資金ではないことをまずは認識してください。
資金10万円があればFXを始められる
資金10万円でも国内で最大25倍のレバレッジを利用すれば稼げるレベルで取引できます。
たとえば、レバレッジを効かせない状態で10万円を運用したとしてもレート110円であれば約900通貨が限界です。
しかし、25倍のレバレッジなら10万円で250万円分の取引が可能になるので、2万通貨程度の売買ができます。
ただ、1000通貨単位のFX会社であれば細かくポジションを取ることが出来るので融通が利きやすいと言えるでしょう。
資金10万円でも稼ぐことが可能
投資運用として稼ぎたい場合でもFXなら資金10万円で行えます。
なぜなら、FXの稼ぎは投入する資金とはあまり関係なく、身に付けた知識やスキルが物を言うからです。
正しい知識によって経験を積み、普遍的に通用するFXのスキルを習得してこそ、安定した利益につながります。
仮にスタートが資金10万円でも利益を引き出さずに再投資（複利運用）していけば、扱える金額も増えていきます。
FXは増資することも可能で真面目にスキルを磨いていけば、やがて大きな利益も狙えるのです。
生活費を稼ぐためには資金が必要
FXは10万円で始められるものの、その資金で生活費を稼ぐのは難しいです。
なぜなら、レバレッジを活用しても資金10万円では月100pipsで1万円ぐらいの利益に過ぎません。
月1000pipsであれば1ヶ月10万円のラインも見えてきますが、初心者には難しい成績です。
（※プロでも1ヶ月300pipsぐらいが平均値です）
ですので、資金が10万円であれば焦らずに勉強を続けて1年後、2年後のように長い目で安定収入を目指しましょう。
勝率と利益をよく考え、コツコツとFXの相場観などを養っていくことをオススメします。
初心者には10万円の少額が最適
投資運用で利益を上げるためには知識とスキル、それに経験が必要です。
いかに多くの資金があっても根拠がない売買では長続きしません。
その為、たとえ資金10万円ではなくその倍の100万円でFXを始めても勉強をしなければ全て失う恐れがあるのです。
ですので、まずは資金10万円を入金してさらに少額取引を繰り返すことで、知識と経験に基づく安定したFXを行いましょう。
少額取引で勝率をチェックすれば、その実績に応じて増資することも選べます。
ＦＸを資金10万円で始める際のポイント
単に資金10万円を用意して運用しても損失を増やすだけです。
ですので、失敗を最小限に抑える為にも以下の4つのポイントを守っていきましょう。
ポイント①：余剰資金から10万円を用意する
仮に無くなったとしても生活に影響が少ない余剰資金でFXを行うことが、重要なポイントです。
なぜなら、生活費や貯金を使ってしまうと、無理なエントリーによるポジポジ病や損切りしにくい状況を生み出してしまうからです。
生活費を資金にしてしまうとどうしても目の前の利益や損失に一喜一憂してしまい、感情のコントロールが出来なくなってしまいます。
ですので、余剰資金でFXを行うことが結果的に利益を上げる「損小利大トレード」を実現する近道にもなるのです。
ただ、資金が無い人は最初にFX10万円を貯めながら、学習とデモトレードによる検証から始めて下さい。
ポイント②：低レバレッジでFXの取引をする
10万円があってもレバレッジを高くするほど損切りやロスカットで失いやすくなります。
実効レバレッジは10倍ぐらいが好ましく、例えばレート110円のドル円ならば1万通貨（1万×110円＝110万円の取引）で、取引量110万円÷資金10万円＝11倍です。
リアルタイムで損益が反映されるから、現在の実効レバレッジを常に確認しましょう。
ポイント③：自分の損切りルールを決めよう
一般的に「FXを始めた90％が退場する」と言われており、その主な原因は大損をし続けたことです。
損切りのルールを決めれば含み損を眺めたままで退場する未来を回避しやすくなります。
長く活躍しているプロは、事前にルールを決めたうえでポジションを持っています。
最小限に損失を抑えてこそ長期的に利益を残せるので気を付けて下さい。
ポイント④：取引コストが有利なFX会社を選ぶ
売買に伴う手数料が安いFX会社を選べばそれだけ資金10万円を有効に使えます。
最低取引の単位が低く、取引ツールを使いやすいこともFX会社選びのコツです。
ただ、操作性も重要になるので単に「安いから」という理由だけでFX会社を選ぶのはやめた方がいいでしょう。
ＦＸの代表的なトレードスタイル
時間の長さでFXのトレードスタイルは4つに分けられます。
どういったトレードが自分に合うのか考えて見て下さい。
超短期のスキャルピング
数秒から15分ぐらいのスキャルピングは短時間での判断が求められます。
1日でスキマ時間しかない方でも取引しやすく、目先の動き方の癖などを勉強していけば、初心者でも上達することが可能です。
但し、FX会社によっては禁止されていること、1回の損益が小さいことの2点に気を付けて下さい。
基本となるデイトレード
為替相場がよく動く夜の時間帯には、1日で注文から決済まで行うデイトレードが向いています。
最もチャート分析が必要なトレードスタイルで、ファンダメンタルズ分析としての傾向も掴まなければなりません。
寝る前にポジションを畳めるので、ストレスを持ち越さずに済みます。
安心できるスイングトレード
数日から半月ぐらいのポジション保有をするのがスイングトレードです。
デイトレードよりも相場の分析を活かせるうえに、比較的ゆったりと判断できます。
ポジションの持ち越しで、相場の値動きをまともに受けます。
初心者ですぐにできる一方で、人によって「そのストレスをどれぐらい感じるのか？」が大きく違うのが特徴です。
じっくり保有する長期トレード
月単位でポジションを持つ場合は長期トレードとなります。
ファンダメンタルズ分析を主体にしながらも、テクニカル分析でタイミングをはかることが一般的です。
経済知識を要求されて資金力が必須であるものの、FXの中で一番ストレスが小さくなります。
ＦＸを資金10万円で始めても勝てるの？まとめ
たとえ資金10万円でFXを始めたとしても利益を出すことは出来ます。
しかし、少額資金だとどうしても利益が少なくなってしまうので、欲をかいてハイレバレッジでトレードして失敗する人も多いです。
ですので、資金が10万円だとしても100万円だとしても、本質は同じになるので「勝ち続けるトレード」を意識するようにして下さい。
FXは短期的に稼ぐことが目的ではなく、長期的に稼がなければ意味がありません。
それこそ、短期的に稼ぐことを目的にするのであればそれは投資でなくギャンブル性が高くなってしまうのです。
FXをギャンブルにしない為にも“本質”を見誤らないようにして下さいね。
