FXは常にリスクと隣り合わせです。
しかし、リスクがあるからこそリターンを得ることが出来るのです。
そこは表裏一体になりますが、ただ、少なからずFXに危険性があることは忘れてはいけません。
そこで今回は『FXの危険性とは?損失回避方法を教えます!』をまとめました。
FX初心者や勝てないトレーダーは最後まで読み進めてFXの危険性と損失回避方法の理解を深めて下さい。
FXの危険性を防ぐ2つのこと
常に損失と向き合うFXでは自分が負けた場合に備える必要があります。
先々のシミュレーションを行って損失回避に繋げていきましょう。
損失を受け入れる
世界中で取引されている為替相場は、有名なプロでも完全な予想が難しい分野です。
売買を繰り返せば必ず損失が出てくるため、多少の損切りは覚悟しなければなりません。
学校や会社では「負けてはいけない」と教えられますがFXは発想が違います。
いかにして負けを受け入れてその負けから学ぶのか、ここが重要となるのです。
損小利大トレードを意識
誰がやっても一定の損失が出るFXでは、「いかに損失を抑えるのか?」が問われます。
たとえば、100回のトレードで20勝80敗と負け越したとしても、1回の利益が大きければ最終的に資金が増えているのです。
ですので、損失を抑えて利益を伸ばすトレードを常に意識して資産を増やすようにして下さい。
FXの危険性を高める3つの特徴
初心者がよく陥る失敗の事例について具体的に説明します。
同じ失敗を犯さないように気を付けて下さい。
特徴①:自分の勘や思い込みでのトレード
FXは勝ちやすい根拠に基づいて売買しましょう。
なぜなら、トレード回数が多くなるほど勘では通用しないからです。
「ローソク足が移動平均線を上回った」「FOMCでドル高の流れになったから」といった、他の投資家に説明できる根拠を見つけることで、思い込みや勘に頼る売買から卒業できます。
根拠となる部分を早く確実に見つけるためにもFXの勉強や経験を積んでいきましょう。
但し、知識や経験がつけばつくほど“思い込み”も強くなって損切りできなくなるので気を付けて下さい。
特徴②:自分の取引ルールを持たない
感情とは別で、自分の取引ルールを機械的に守ることもFXの失敗例を遠ざけてくれるのです。
原則的に利益は限定せず、損失は抑える流れとなります。
「残高の2%含み損で損切り」「重要な経済指標の前にはポジションを畳む」などのルールを決めておけば、想定外の大損になってしまう回数を減らすことが可能です。
取引ルールなしはそのまま感情任せを意味するので注意して下さい。
特徴③:高いレバレッジでの売買
少ない資金で最大のレバレッジをかけて制御を失うのも初心者にありがちなミスです。
国内の最大25倍のレバレッジでも少しの値動きで含み損益が大きく動きます。
「証拠金維持率100%を割り込んだ瞬間にロスカット」というFX会社が多く、仮にロスカットにならずとも、ハイレバレッジで大きな含み損を抱えてしまうのです。
初心者のうちから口座にある証拠金に対して少額取引をする癖をつけましょう。
心理的な要因による危険性
自分のメンタル面を意識することもFXで勝つ為には重要です。
下記に当てはまる人は改善するように気を付けて下さい。
常にポジションを持ちたがる
チャートや為替レートの動きを見ていると、「ポジションを持っていたら」と考えることが増えます。
しかし、感情に流されれば不必要にポジションを持ち、自分の資金をリスクに晒す時間が増えてしまうのです。
根拠のあるエントリーでだけポジションを持ち、その条件を満たさないうちは見送ってこそ、FXでお金を増やせるトレードに近づけます。
リターンとリスクは常に抱き合わせで、都合よくどちらかだけを選ぶことはできません。
多くの通貨ペアに手を出す
どのFX会社でも10種類以上の通貨ペアがあるため、色々な通貨に目移りしがちです。
けれども、通貨ごとに動きに癖や注目点が違うから大きなリスクに抱えてしまいます。
マイナーな通貨は流通量や投資情報が少なく、メジャーな通貨よりもトリッキーな値動きです。
自分が扱う通貨ペアを1つに絞って、基礎知識とテクニックを学び、安易に他を売買しないのが基本となります。
自分で損切りができない
初心者はだいたい損切りができず、希望的な観測で含み損を眺めてしまいます。
「-20pipsになったら損切り」「資金の数%で損切り」とルールを決め、事前の注文などで必ず守りましょう。
含み損を早めに切ればフリーになっている資金で次のチャンスを的確に掴まえられます。
ポジション放置で過ごす
長期の保有でスワップポイントを狙うのでない限りポジションの放置は危険です。
ポジションの放置は「含み損がいつの間にか消えていないか?」との願いで行うパターンが大部分で、リスクが増大する一方になります。
FXでポジションを保有した場合には、最低でも1日1回は総資産と証拠金維持率をチェックしておきましょう。
FXの知識不足による危険性
FXならではの仕組みを知らないと、それだけで失敗しやすくなります。
知識だけで勝てるわけではありませんが、少なからず知識が無ければ勝てません。
その本質を理解して知識と経験値を上げていきましょう。
ロスカット基準を知らない
各FX会社には証拠金維持率が一定割合を下回ったら自動的にポジションを決済する制度があります。
これは「ロスカット」と呼ばれていて、証拠金を超える損失を防いでくれるのです。
ロスカットのラインは各FX会社で異なるから、始める前に必ず把握しておかなければなりません。
為替相場の時間帯を気にしない
為替市場は日本、イギリス、アメリカの3大市場で占められています。
その中でも複数の市場が重なる時間帯があって、日本時間の9時~10時、夕方16時~24時ぐらい、そして夜21時~翌日4時ぐらいの3つがホットゾーンです。
この時間帯による値動きの変化を知っておけば、リスクを抑えたFXになります。
必要な資金を超えてトレード
余裕資金の一部のみでFX取引を行い、常に勉強によって分析方法を磨き、リスク回避の注文を入れておきましょう。
逆指値を入れておけば、為替レートが急変動しても安心です。
少額で売買しつつもFXの雑誌や書籍、FX会社のセミナーなどで最新情報をインプットし続けることが、常勝トレーダーへの一歩と言えるでしょう。
FXの危険性とは?損失回避方法を教えます!まとめ
このようにFXは常にリスクと隣り合わせの状況です。
しかし、一口に「リスク」といっても複数あります。
全てを説明することは難しいですが、今回はそのリスクの中でも特に多いものをまとめました。
自分のトレードやFXの向き合い方を踏まえながら、FXにはどういったリスクや危険性があるのかを同時に考えて、あなたのトレードパフォーマンス向上へと繋げてください。
FXはアクションを起こしても勝てるようになるまでは時間が掛かります。
ですが、何もアクションを起こさなければ勝てるはずがありません。
厳しいですが、これが現実です。
けれども、アクションを起こし続けることで確実に常勝トレーダーへと近づくので諦めないで一歩ずつ前に進んでください。
その努力や行動が必ず結果に繋がり、あなたに大きな利益を与えてくれるので、危険性を排除しながらトレードすることを忘れない下さいね。
もし、その中で分からないことがありましたらお気軽にご相談下さい。