SNSなどで知らない人から連絡が入る時代では、バイナリーオプションの詐欺にも注意しなければなりません。
それこそ、あらゆる場所と繋がる現代では詐欺も横行していて被害も増えています。
そこで今回は『バイナリーオプションの詐欺とは?見極めと対策方法を解説!』をまとめました。
最後まで読み進めて、バイナリーオプションの詐欺についての理解を深めて甘い謳い文句に騙されないようにして下さい。
バイナリーオプションの詐欺被害
バイナリーオプションの詐欺は高い情報商材またはツールの販売が多いです。
最近では10代や20代の人が詐欺被害に遭う報告も届いているので気を付けて下さい。
実際に詐欺集団が逮捕されている
よくあるバイナリーオプションの詐欺は、日本各地で報告されています。
たとえば、岡山県を中心に活動していた詐欺集団が逮捕され、被害者から損害賠償を求める訴えが出されていました。
最近では、元アイドルグループの女性も関わっていたバイナリーオプションの詐欺が摘発されています。
こちらは新聞で取り上げられたので、一般にも広く知られている事件です。
出典元(朝日新聞):元SKEメンバーがバイナリー詐欺
バイナリー詐欺は役に立たないノウハウを売るのが手口
「バイナリーオプションで大きく儲けられる」と謳い、詐欺集団はノウハウを記した情報商材や売買が有利になるツールを販売しています。
しかし、その大部分が役立たずで高いお金をむしり取られるだけで終わります。
詐欺集団は被害者から返金請求をされないよう、巧妙に身を隠しつつ、法律を利用して抗弁できるように備えているため要注意です。
バイナリーオプションの詐欺を疑うべき局面は?
基本的にネットを通して「簡単に稼げる」とか「ノウハウを教える」と接触してきた人は疑うべきでしょう。
本当にそういった情報があるのであればわざわざ他人に教える必要はありません。
ですが、経済的に厳しい時だとどうしてもその謳い文句を信じてしまうので注意して下さい。
SNSで接点のない人からの接触
「半年で100万円の利益」といった、センセーショナルな言葉で誘ってくるのがよくある手口です。
SNSのメッセージは相手の素性が分かりにくく、引っかかると「指定されたアドレスのWEBサイトでカード支払いを行ったら、口座からお金が引き出せない」などの事態に陥ります。
お金を振り込ませるか、クレジットカードなどの個人情報を抜くことが目的なので、くれぐれも気をつけましょう。
お金持ちや有名人が勧めてくる
バイナリーオプションの詐欺は学生や若い人間を使って宣伝するパターンも代表的です。
彼らはSNSのブログでいかに自分が派手な生活を送れているのかをアピールしています。
若い男女が集団で動いていて、オプザイルとも呼ばれています。
射幸心をあおってカモを集め、いいかげんな情報が入っている数万円のUSBメモリを買わせるのが、よくある流れです。
バイナリーオプションの詐欺でよくある4つの手口
現在までに報告されている詐欺の手口は主に4つです。
このような手口に騙されない為にも理解を深めて下さい。
詐欺手口①:初心者でもすぐ儲かると誤解させる
詐欺集団はネットのあらゆる場所で、「二者択一だから、誰でも簡単に行える投資」と宣伝して、とにかく口座開設をさせてお金を振り込ませます。
しかし、バイナリーオプションは正しい知識に基づいて行う投資で、払戻金の倍率が2倍以下だからすぐに取り戻せないことを理解しておくべきです。
個人的には時間軸が短いのでFXより難しい印象を受けます。
詐欺手口②:出金しにくい条件を設定する
口座からの出金に様々な条件をつけてくるのも、バイナリーオプションの詐欺の常套手段です。
「口座開設時に入金するほど、特典でボーナスがつく」と誘い、利用者が引き出しにも条件があると気づいた時には手遅れという寸法です。
詐欺手口③:利用者からの出金申請に応じず無視
出金の本人確認としてクレジットカードや住民票といった、必要以上の個人情報を求めてくる事例も報告されています。
バイナリーオプションの悪徳業者は国内にもあるので、「日本の会社だから」と無条件に信用するのは止めましょう。
金融庁からの注意喚起を参考にして、海外に住所があるバイナリーオプション会社に十分な注意を払うことが大切です。
詐欺手口④:正体不明のツールなどを高額で買わせる
「勝率90%以上」「勝率25%だが資産が見る見る増えていく」という、はっきり断言してくる業者は詐欺の可能性が高いです。
バイナリーオプションに絶対はないので、魅力的なツールを見つけても慎重に判断することが求められます。
バイナリーオプション詐欺を回避する3つの対策
実際に詐欺を避けるためには、以下の3つの対策が有効です。
バイナリー詐欺に遭わない為にも注意して下さい。
詐欺対策①:相手からの情報をまず疑う
ネットまたはSNSの情報は発信元や根拠で信頼性に乏しいので、疑ってかかるのが賢明です。
過去に通用したバイナリーオプションのコツが古くなっている可能性もあるので、ネットや投資に詳しい人を頼って調査しましょう。
詐欺対策②:海外のバイナリーオプションはNG
基本的に海外のバイナリーオプション業者でトラブルになっているため、使わないことが大切です。
日本の金融庁は海外の業者に指導できないことを忘れず、もし無登録の業者の勧誘に遭遇した場合は金融庁の受付窓口などへ連絡する必要があります。
詐欺対策③:第三者の専門機関に相談
信頼できる専門機関としては警察の相談窓口、消費生活センター、弁護士の法テラスを挙げられます。
個人で悩んでいても仕方がないので、まず専門知識がある人に相談してみましょう。
バイナリーオプション詐欺で被害に遭った場合は?
詐欺被害に遭ったら早めに行動することをオススメします。
それ以上の被害を拡大させない為にも行動していきましょう!
投資詐欺に強い弁護士に相談する
法律の専門家である弁護士に相談すれば、現状と具体的な解決策が分かります。
正式に依頼したことで弁護士が代理人として動き、業者からの返金に成功した事例もあるのです。
1つの事案で数回の無料相談が可能な法テラスならすぐに相談できます。
消費者生活センターに相談する
消費者生活センターは話を聞くのに適しています。
電話でバイナリーオプション詐欺を相談すれば、自分の考えを整理することが可能です。
土日や祝日には国民生活センターに話をすると良いでしょう。
日本の金融庁へ直接相談する
日本の金融商品を管理している金融庁もバイナリーオプションの詐欺についての相談先です。
もし国内業者の話であれば指導や処分につながります。
忙しい方はWEBサイトなどで連絡することがベターです。
バイナリーオプションの詐欺とは?見極めと対策方法を解説!まとめ
SNSや投資の普及によってバイナリー詐欺も増えてきています。
10代や20代が詐欺に遭うケースも多いのですが、50代や60代が詐欺に遭うケースも多く、老若男女問わず詐欺に遭っている印象です。
しかし、その謳い文句や内容には少なからず“不自然な点”があるので気を付けて下さい。
また、実際にバイナリー詐欺に遭ってしまった方もいるかもしれませんが、今回の無いようではそういった方々が「どのように行動すべきか?」もまとめました。
ですので、詐欺に遭わない為にも何度も読み返して理解を深めて下さい。
そして詐欺に遭った人や詐欺のような話を聞いている人には今回の内容をシェアして、バイナリー被害を食い止められるようにして下さい。